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第28回ニッポンクラウドワーキンググループ会合報告


「クラウドサービスの源流を求めて!」をテーマに第28回ニッポンクラウドワーキンググループ会合を行いました。

今回の会合は株式会社IDCフロンティアさんに会場をご提供いただき、多くの方々に参加いただき活気ある会合になりました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございます。
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【日時】2015年3月12日(木)17:00~19:00

【場所】
株式会社IDCフロンティア

【参加者】
メンバー、協賛各社および関係者の方々を含めて45名

1.開催のご挨拶

副会長 藤田浩之

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第28回ニッポンクラウドワーキンググループ会合にお集まりいただきありがとうございます。

今回はいつもと違う話をします。私は、ここ2ヶ月間ほどバグと戦っています(笑)。
原因がわからなかったのですが先日原因がわかりました。ソフトウェアの組み合わせでメモリ消費量が増大してしまうことが原因でした。ハードウェア、ソフトウェアの組み合わせひとつひとつで問題が起きるのです。
クラウドも色々な知識でサービスが成り立っています。ハードウェア、ソフトウェアそしてクラウドといった源流をしっかり押さえることが大事なのだと感じました。

今回の会合は、「クラウドサービスの源流を求めて」のテーマで進めて行きます。クラウドサービスの源流に「人(教育)」や「コミュニティ」の視点から今回の会合を進めて行きたいと考えこのテーマにしました。

また、今後のスケジュールになりますが、4月10日(金)は、第29回ニッポンクラウドワーキンググループ会合をスリーハンズ株式会社様に会場をご提供いただき、溜池山王の山王パークタワーで開催いたします。また、6月は大阪開催となります。
是非ご参加下さい。

2.新規メンバー紹介

今回は、2社に新規でメンバーに加わっていただきました。
・株式会社ブリッジ
・アドソル日進株式会社
まだまだ、メンバーが増えています。ニッポンクラウドワーキンググループに参加したいと皆さんに思っていただけていると感じております。皆さんの周りの方で、会への参加をご検討されていらっしゃる方がおりましたら、会の説明に伺いますのでご相談下さい。

3.ゲスト講演①

「Open Compute Project  ~高効率でエコなデータセンターを作る~」
OCPJ(オープンコンピュートプロジェクト・ジャパン)山口 薫氏
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今日はサンノゼでOCP(オープンコンピュートプロジェクト)サミットの6回目が開催されています。台湾はOCPで大切な役割を担っています。
デジタルユニバース(「地球上で生成されるデータ全体」を指す呼び名)という言葉がありますが、今後データは実際どの位作られるのでしょうか。
・2013年4.4ゼタバイト
・2013年クラウド上に800エクサバイト
・2020年クラウド上に16000エクサバイト
という予測がたてられています。
地図は地図情報としてデータを生み出します。そういったデータも含まれてのデータ量となります。

アマゾン、Microsoft、FaceBook、google、百度、アリババなどのデータセンターの場所を調べてみました。2年前、ヨーロッパでは土地が安いところ、アメリカでは電気代の安い所が選ばれていました。
FaceBookは北米には3カ所あり、2011年FBのデータセンターは1棟10万台を4人のオペレーターで運用していました。
フタもフロントパネルもなく、ネジを使わずにキッティングできる親切設計で、スイッチやコネクターなどは全てフロントにあります。冷却も人工ミストやエキゾーストファンを利用しています。
そういった構成で構築することで、1.5電圧でPUE1.0を達成しています。

OCPサミットからファシリティ関係の事業者の参加も増えてきています。サーバの筐体もコモディティ化、ネットワークもコモディティ化してきており、仕様を公開するようになってきました。
OCPで色々な人との出会いがあり、そういった状況が拡がってきています。クアンタやフォックスコム等、各国でオレオレOCPが増えてきています。OCP台湾との連携、OCPJをウォッチすることは重要なことだと思います。

日本のオンプレサーバの予想はのびても10万台で、FBのDC1棟分の台数です。
これからは、OSSのハードウェアがやってきます。実際にOSSのハードウェアでDCを構築する事業者が増えてきました。
KDDIでは、OCPサーバでPUE1.116を達成しています。都内のDCが環境に配慮して安く使えるようになってきます。

OCPJイベントですが、5月にイベントを開催いたします。インターロップ東京にも参加します。
OCPエンジニアワークショップ、台湾、日本でのワーキングやコミュニティなどありますが、クラウド時代はコミュニティが技術の成長を支えていきます。コミュニティは大事で、何かを使って広がる活動が大事だと思います。
OCPJは、今後各団体間との交流も広げて行きたいと考えています。

Q&A
Q.DCのロケーションはどこが良いのでしょうか?
A.日本は海外と違って面積が少ないので、データがどこでも良ければ海外でも良いが、なにかあれば海外の法律で対処されてしまうので、2~3年前位からやはりデータは国内が良いとなってきています。
Q.国内のDCで海外にバックアップを取るなどの対応は?
A.沖縄でも首都圏でも基本国内でも良いのでは?と思います。沖縄、北海道にバックアップを取る事例もあります。

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4.部会報告

サムライクラウド部会
部会長 野元 恒志
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SSO、DS、SAMLの検証を行っています。
企業間、団体間をID管理はそのままでSSO環境を作れないか、IDフェデレーションの可能性について、など検討しています。
セキュリティ上の問題はありますが、IDがサービスの契約毎に増やさないようにできないかと考えています。
サービス毎にパスワードを変えるのは利用者にとって難しいと思います。
CloudApplicationDesktopとして統合環境をPaas化することで諸問題を解決できないかと考えています。
今後はSAMLワークショップ検討、SAML化支援の検討、APIのセキュアな作り方指針など、SAMLを中心にやりたいことができたのでそこをフォーカスしていきます。

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クラウドアプリケーション部会
部会長 前本 知志(代理 野元 恒志)
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2015年のテーマは、「IoTの入り口としてにとの導線をデータ化しクラウドに蓄積する」ことです。
GPS、空間の仕組みを組み合わせて中心にアプリを作成する為にいよいよ設計に入ります。
ハッカソンを繰り返し行いたいと考えています。
次回は、3月13日18:30からシステムフレンド会議室にて設計ミーティングを行っていますので、是非参加をお願いします。

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クラウドビジネス推進部会
部会長 藤田 浩之
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今年度は、クラウドビジネスを成功に導くリアルなクラウドの検証をしていきます。
成功モデルを作り真似し、まず習い、アレンジして、独自サービスに展開できるよな案を作っていきたいと考えています。
クラウドサービスの協業モデルもディスカッションしていきたいです。
次回は4月13日開催となります。是非参加下さい。

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クラウドサービス部会
部会長 小堀 吉伸
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「クラウドサービス部会」は、今年度より立ち上げた新しい部会です。
先日、第1回の部会を行い、参加者は16名でした。
活動の主体は、クラウドを「サービス」の視座から捉え、サービス視点で深堀して行きたいと考えています。スタートしたばかりの部会でまだ1回目の会合なので、2回目からでも是非参加下さい。

今後の活動としては、副部会長のシンカの江尻さんにクラウドとサービスにフォーカスしてもらい、アカデミックな場として学会への発表や書籍化など進めたいと考えています。

様々なクラウドサービスを検討するに当たり、セオドア・レベットの「ホールプロダクト」の考え方を取り入れているので、部会に参加される際には、レベットの書籍をご一読いただければと思います。

次回の部会は、4月17日 17:00より青山のリンク社にて開催します。是非参加ください。

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5.ゲスト講演②

「教育現場におけるクラウドへの取り組みの現状について」
学校法人 電波学園 東京電子専門学校 砂賀 勝己氏
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情報処理系の専門学校ですが、4年制で長いので濃く、深いカリキュラムを組んでいます。
社会情勢的に今後必要とされる技術者像として、クラウドに精通し、ネットワーク、サーバ両分野に精通した人材が求められると考えており、クラウドを授業に取り入れています。今後は、ネットワーク、サーバーの垣根が無くなるのではと感じています。

授業では、演習も行っております。演習のテーマとしては、
・仮想マシンの作成~Web、DB構築
・スナップショット、テンプレート
・s3cmd
などとなっています。
s3cmdについては、IDCフロンティアさんの環境で実施しました。

IDCフロンティアさんとは、CompTIAアカデミー関係で、学生向けのハンズオンを開催したのがきっかけでおつきあいしております。
教員向けのインストラクション教材の作成なども共同で作成してくれました。
今後の展開としては、他学科、4年生等への展開や、内容の拡充を考えています。
クラウドを利用する側だけでなく、クラウド基盤の構築側の内容も取り入れていきます。
学生には、資格取得も促しており、CompTIA CLoud+などを推奨しています。

IDCFの環境を使ってみた学生の感想としては、
・面白い
・管理が楽になると思った
・コントロールパネルが見やすい
など、興味を持った仮想が多かったです。
座学七割、知らないことが多いので、用語の理解、下地作りをきっちり教えていきたいと考えています。

Q&A
Q.こういう学生が欲しいなどの企業からの要望で教える内容を考えるのか、学生がこういうことやりたいなどといったことで、内容を考えるのかどちらでしょうか?
A.コンピュータの技術が進化し、多種多様となっているので道筋を立てて教育内容を考えていかなければならないと考えています。
Q.デジタルネイティブと呼ばれる若者が増えていますが、10年前と比べて具体的にどういったところが変わりましたか?
A.基本をきちんと教えることももちろんですが、就職してから即戦力となれるよう育成する上で、生活面での指導も必要であると感じています。

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6.株式会社IDCフロンティアからの各種ご紹介

株式会社IDCフロンティア
ビジネス開発本部 ビジネス推進部 荻津 亮二 氏
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IDCフロンティアでは、最速というキーワードでサービスを展開しています。
去年まで、IaaSが弱かったので今年は力を入れていきます。
他社のやっていることは普通にカバーしておりますが、Yahoo!ビッグデータインサイトなどのデータを置く場所に利用していただく事例も出てきました。
月に一個ずつサービスを増やしていっています。新しいことをやるといろいろと問題なども起きますが、サイトを落とさない、広帯域の確保すること等をしっかりやっています。
他のサービスとしては、無停止でスケールアップでき、SQLチューニング不要のベアメタルサーバーや、高速のバーチャルルーターなどがあります。

事例としては、
・国民的アイドルグループのスマホネイティブアプリ
・IOドライブ
・DDOSなどの攻撃を防ぐ、IDS/IPS
・ロードバランサー+ファイアーウォール+WAF
・ビジネスプロモーション
など様々あり、現在パートナーは115社ほどとなっています。
ニッポンクラウドワーキンググループでは、株式会社オレガとの協業(オブジェクトストレージとVVAULTとの連動)や、ネオス株式会社の4U CLOUD(運用・監視サービス)などがあります。

イベント、プロモーション、など今年から力を入れて展開してます。
コンテストイベント「サバフェス!」も行いますので、是非ご参加ください。

Q&A
Q.IDCF Cloudチャリティの反共はいかがですか?
A.開始してからまだ1週間ちょっとですが、既に多数のお申込みをいただいております。
Q.業界では、価格競争が厳しい状況となっていますがそういった影響はありますか?
A.外資のサービスに価格で対抗するのは厳しいので、ビジネスマッチングや、トータルソリューションの提案など付加価値をつけていくことが大事だと思っております。

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7.総括

会長 小堀 吉伸

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本日お話しいただいた、OCPJの山口さん、東京電子専門学校の砂賀先生、お忙しいところお話しいただき、誠にありがとうございました。

今年度のニッポンクラウドワーキンググループのテーマとして、「Beyond the clouds」を挙げていますが、これはクラウドをあくまでもツール(手段、利活用するもの)と捉え、ツール自体を目的化するのではなく、その先にあるモノを捉えることで、自ずとクラウドは利用されるとの考えから、今年度のテーマとしています。

このテーマを進めるために、今年度は「協業」に今まで以上の重きを置いています。NCWGとして、メンバーご協賛間の協業支援や、それに関するイベントなど盛りだくさんに開催していきます。

次回の会合は、4月10日17時よりスリーハンズ株式会社さんに会場をご提供いただき、山王パークタワーにて行います。内容としては、協業支援の一環として、NCWG発の仮想協業についての発表を行ってもらいます。

また4月23日には、「ニフティ社、ビットアイル社 共同主催による『NCWG協業支援セミナー』」も開催いたします。

さらに今年度も昨年同様に大阪会合を6月12日に開催いたします。

是非皆さんご参加ください。

 

8.懇親会

恒例の懇親会についてもIDCフロンティア様にご提供いただき大いに盛り上がりました。メンバー・ご協賛の方々との積極的な交流を図ることが出来ました。
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【NCWG実行委員 報告書作成者】
三上 智親 (株式会社エイチ・ピー・エス)
井口 和彦 (株式会社ドヴァ)
尾鷲 彰一 (株式会社オープンウェーブ)


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