第6回ニッポンクラウドワーキンググループ会合報告
「クラウドに吹き込む新しい風」と題しまして、第6回ニッポンクラウド
ワーキンググループ会合を行いました。
50名を超える会員の方にお集まりいただき、ニッポンクラウド
ワーキンググループの次のステージを感じる熱い会合となりました。
会場のご提供、ならびに懇親会のご支援をいただきました
IIJ様ありがとうございました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
【日時】
2012年5月7日(月)17:00~19:00
【場所】
インターネットイニシアティブ様 17F 大会議室1
【参加者】
メンバーおよび協賛各社の方々を含めて約50名
【発表概要】
1.会長からのご挨拶
小堀 吉伸(株式会社北斗システムジャパン)
会場ならびに懇親会を手配いただいたIIJ様に深謝いたします。
メンバー会員、協賛企業様に加えて「サポーター制度」がスタートしました。
サポーターはアカデミック、研究機関を対象にした制度です。メンバー会員、
協賛企業とは異なる「技術/機能/ユーザー利用」などの視点を期待してい
ます。ニッポンクラウドワーキンググループもスタートから半年が経過して次の
ステージに来たと確信しています。メンバー会員、協賛企業、サポーターが
連携してグラウンドクラウド構想の実現に向けた「つなぐ」を提供する場に
していきましょう。今後とも皆様のご支援よろしくお願いします。
2.新規メンバー紹介
□メンバー会員
株式会社日立東日本ソリューションズ 手塚 大氏
東北地方の金融や自治体向けソリューション、地域を限定せず製造業向け
ソリューションを提供しています。高齢社会でも楽しくクラウドでサポートできる
ような仕組みの研究開発にも取り組んでいます。日本初のグラウンドクラウド
構想を世界にという趣意に賛同しました。
□協賛企業
株式会社Joe’sウェブホスティング
3.サムライクラウドサポーター制度のご紹介
高橋 亮人(株式会社日本セパレートシステム )
教育機関、研究所を対象にしたサポーター制度がスタートしました。会費は
不要です。会合、部会でスピーカー協力を期待しています。当面は理事会、
運営委員会からの推薦でサポーターに推薦されます。
4.サムライクラウドサポーター発表
情報セキュリティ大学院大学 教授 後藤 厚宏氏
GICTFはクラウドシステム間の連携インタフェースやネットワークプロトコルの
標準化を推進し、より信頼性の高いクラウドサービスの実現等を目指すインター
クラウド構想を掲げています。日本初の標準化を目指しグローバルにも展開して
います。安心、安全の社会インフラの実現に向けてクラウド、クラウドセキュリ
ティの標準化の活動に今後も邁進します。
Q.インフラ(IPv6、IPsecなど)の標準化は?
A.GICTFはネットワークレベルは抽象化、分かりやすさを伝えることに専念しています。
当面は事業者間の相互運用を円滑化する仕組みに注力していきます。
※発表資料はこちら
5.NCWGメンバー発表
SugarAndSolt 福光 正樹氏
世界中で利用が広がるCRMソフトウェアSugarCRMをご紹介いただきました。
OpenAMを利用して、サムライクラウドとのシングルサインオンの連携デモンストレーション
も披露いただきました。
Q.一番連携/使いたいアプリケーションは?
A.分析機能です。勤怠なども連携したいと考えています。
※発表資料はこちら
6.クラウドビジネス推進部会
部会長 高橋 亮人(株式会社日本セパレートシステム )
下記の4つを中心に展開しています。
・メンバーソリューション紹介サイト
→各種アプリケーションの登録をお願いします。
・検証環境ご提供窓口
→成果発表を行います。クラウドビジネス推進部会が協賛企業の窓口となります。
・∞クラウドの実現
→震災対応クラウドなど様々な可能性を模索しています。
・仙台会合開催に向けての活動
→9月13日、14日を予定しています。
※発表資料はこちら
7.クラウドビジネス推進部会
部会長 樋口 尚寿(株式会社オレンジソフト)
ID、UI、Dataの三位一体連携の中で下記を進めています。
・ID連携
→OpenAM検証
・UI連携
→OpenSocial、スマートデバイス対応
※発表資料はこちら
8.各種ご紹介
株式会社インターネットイニシアティブ
喜多 剛志氏、粟津 和也氏
GIOのサービス内容、他社との違い、などに関してご紹介いただきました。
Ruby on Railsのアプリケーションの開発支援環境と実行環境を提供
するMOGOKもデモンストレーションを交えながらご紹介いただきました。