NIPPON Cloud Working Group > Articles by: nomoto

【2024年2月】サムライクラウド部会 部会報告

2024年2月26日(月)にサムライクラウド部会を開催いたしましたのでご報告いたします。

今回は、リアルとオンラインのハイブリッド会議形式で実施致しました。

■日時:2024年2月26日(月)15:00~17:00
■場所:リアル及びオンライン会議

サムライクラウド部会では、SAMLやOAuth、多要素認証などの認証技術、アプリケーションマッシュアップするための基盤技術、APIなどの先進的な議題についての議論・発表を行っています。
今回は下記に関しての議論を行いました。

・AWSのWAFに関して

・次年度アウトプットの話(ゼロトラストの前回発表内容のその後、量子暗号(通信経路暗号)、特権ID管理)

・ALBのmTLSパススルーについて

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございます。

次回の部会は、3月下旬を予定しています。

是非みなさまご参加ください。

【2024年1月】サムライクラウド部会 部会報告

2024年1月15日(月)にサムライクラウド部会を開催いたしましたのでご報告いたします。

今回は、リアルとオンラインのハイブリッド会議形式で実施致しました。

■日時:2024年1月15日(月)15:00~17:00
■場所:リアル及びオンライン会議

サムライクラウド部会では、SAMLやOAuth、多要素認証などの認証技術、アプリケーションマッシュアップするための基盤技術、APIなどの先進的な議題についての議論・発表を行っています。
今回は下記に関しての議論を行いました。

・パスワードハッシュ(argon2)に関して

・次年度アウトプットの話(ゼロトラストの前回発表内容のその後、量子暗号(通信経路暗号)、特権ID管理)

・Keycloak(オープンソースIDP)について

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございます。

次回の部会は、2月下旬を予定しています。

是非みなさまご参加ください。

NCWG2023 年度報告会 開催報告

この度ニッポンクラウドワーキンググループは12周年を迎えることができました。
日頃の活動をご支援いただいてるご協賛・メンバー・サムライクラウドサポーターの方々にも感謝申し上げます。

12期の活動報告および13期の活動計画の報告会を2023年12月5日にリアルとオンラインのハイブリットで開催しましたのでご報告いたします。

【NCWG第12期活動報告会及び第13期の活動計画報告会】

小堀会長から、2023年度活動報告、および2024年度活動計画の報告をいただきました。

2024年度の活動スローガン:
『Beyond the Clouds24!〜クラウドケイパビリティを高め、次のクラウドビジネスをつかむ!〜』
報告資料はこちら

2023年度のテーマは『Beyond the Clouds2023!〜クラウドケイパビリティをみがき、クラウドビジネスの明日を創る!〜』でした。
クラウドケイパビリティは3年前からニッポンクラウドワーキンググループで使用している造語で”クラウドを利活用する能力”のようなことを意味します。
NCWGは有用なネクストテクノロジーの情報提供および次世代を担うクラウド人材を育成する場を提供し、持続的なクラウドケイパビリティの獲得に努めること。また、ベンダーニュートラルな立ち位置だからこそできる活動というものに重きをおいて2024年も活動します。

2024年も積極的にリアルでの開催を行いたいと思いますので宜しくお願いします。

また、各部会長から2023年度の活動報告、2024年度の活動計画の報告をいただきました。部会の活動報告・活動計画資料はこちら

・サムライクラウド部会(部会長 野元 恒志)

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_0391a_R.jpg

サムライクラウド部会では、SAMLシングルサインオン、ID管理、データ連携を軸として新技術に関しての議論、セキュリティに関しての議論を行っております。

現在は、部会での議論を元にアウトプットについて、会合での発表や、アウトプットをドキュメントとしてまとめて公開するなどして、みなさんに御覧いただける様にしております。来年度は、ゼロトラストに関してのドキュメントの第2弾を公開する予定です。

月に一度の定例部会を中心に活動しておりますので、ご参画ください。

・クラウドアプリケーション部会(部会長 尾鷲 彰一)

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_0385a_R.jpg

2023年度の活動では、AIを利用して、「時系列予測モデルでNeural Prophet競馬の予想をする」、「自然言語処理BERTで、TwitterでバズるTweetを自動生成してみる」、「音楽自動作成SOUNDRAWで、NCWGのテーマ曲を作ってみる」などを行ってきました。
AIのサービスも多種多様あり、選択肢が多く存在することを知りました。また、多種あるなかで、それぞれ得意、不得意もあり、使ってみたけど用途にそぐわなかったということもありました。たくさんある中から探すのも大変であり、一覧になっているものがあれば役にたつかと思いました。
2024年度の活動では、2023年度の活動の結果を踏まえ、
 ・時系列予測、自然言語処理、音楽作成のジャンルにおいて、AIのサービスを調査し一覧を作成する。 
 ・実際に利用して、所感をまとめる。
 ・上記成果物を公開する。
 ・一覧のメンテナンス方法の検討
 といった内容で活動していきたいと考えております。
是非、みなさんご参加ください。

・クラウドビジネス推進部会(部会長 藤田 浩之)

クラウドビジネス推進部会では、みなさんが気軽に参加して「クラウドビジネス」について知識を共有する場として、お酒など飲食しながら「テーマ」に沿って語り合う「クラウドビジネスサロン」を開催しています。

2023年度の活動実績としては、テーマとして「RPA」「Amazon Open Searchサービス」「ChatGPT」などを取り上げ、計5回、クラウドビジネスサロンを開催しました。また、第69回会合では、「RPAを活用し、クラウドケイパビリティをみがく!」をテーマに、クラウドビジネスサロンからのアウトプットとして、サロン参加メンバーをパネリストに、RPAの活用についてパネルディスカッションを行いました。

2024年度の活動計画としては、引き続きクラウドビジネスサロンの開催と、会合での発表を予定しており、テーマとしては「ChatGPTのクラウドビジネスへの活用」を中心に活動していく予定です。

是非みなさん、ご参加ください。

【講演会】

 『クラウドビジネスのこの12年、これからの12年。』
  NCWGサムライクラウドサポーター
  NTTコミュニケーションズ株式会社
  林 雅之 氏

ニッポンクラウドワーキンググループ設立12年おめでとうございます。私はNTTコミュニケーションズでエバンジェリストをしており、サムライクラウドサポーターであり、国際大学GLOCOMの客員研究員もしております。また、ITmediaのオルタナティブブログでは、毎日6,000日超/16年ブログを欠かさずに書き続けていたり、NewsPicsのトピックスオーナーもしています。今日は「クラウドビジネスのこの12年、これからの12年。」というテーマでお話をさせていただきます。それでは、本題に入ります。まずクラウドの変遷について、この12年+αでお話させていただきます。

《クラウドの変遷(この12年+α)》
<2009年>
・ハイプ・サイクル 2009年(出所:ガートナー・ジャパン 2009.9)では、クラウドは「過度な期待」のピーク期
・「クラウドコンピューティング」が注目された時期で、ITproの「2009年に注目したいマネジメント/情報システム分野のITキーワード 」でクラウドが1位
・政府が「霞が関クラウド」構築の方針
・クラウド関連の書籍が相次いで発刊
・ITmedia クラウド著者座談会で、今日もご参加のさくらインターネットの横田さん、エリック松永さんと語り合う
・Internet Week 2009では、北海道の石狩市で進められているグリーンデータ構想を紹介。さくらインターネットの田中社長とご一緒しており、さくらインターネットの石狩市誘致は、この場がきっかけ? かとも思う

<2010年>
・ハイプ・サイクル 2010年では、クラウドは「過度な期待」のピーク期、プライベートクラウドは「黎明期」
・各社がクラウド戦略発表(クラウド元年の動き)、日本IBM、NTTデータ、ニフティ、さくらインターネット、日立、マイクロソフト、富士通、セールスフォース・ドットコム、NEC 等

<2011年>
・ハイプ・サイクル 2011年では、クラウドは「過度な期待」のピーク期(ピーク超え)、プライベートクラウドもピーク期に
・AWS東京リージョンが開設
・震災後に変化したクラウドの評価
  - 震災後、クラウドへの注目が集まる
  - SkyPerfecTV ITライブ「災害に対するインフラの在り方」に参加
・NTT Comのクラウドサービス部発足
・ニッポンクラウドワーキンググループ設立
  - 設立発表会(10月17日)
  - オルタナティブブログに「ニッポンワーキンググループ設立総会に参加して」を寄稿(10月19日)

<2012年>
・ハイプ・サイクル 2012年では、クラウドは「幻滅期」へ
・コミュニティの存在感(JAWS等)
・エバンジェリストの存在感
・エコシステム間競争加速
・サーバデータの全消失事件発生
・『オープンクラウド入門』発刊
・NCWG年間活動報告及び設立一周年記念講演「クラウド温故知新」

<2013年>
・ハイプ・サイクル 2013年では、クラウドはさらに「幻滅期」へ
・ビッグデータがピーク期
・MS AzureがPaaSからIaaSへシフト
・Googleが「Google Compute Engine」を一般提供開始
・DevOpsとクラウドの関係

<2014年>
・ハイプ・サイクル 2014年では、クラウドはさらに「幻滅期」の底辺へ
・「クラウド・ファースト」認知
・基幹システムのクラウド化
・クラウド事業へのシフトと先行投資
・ハイパースケールクラウド事業者との事業格差拡大(淘汰の動きも)
・SoftLayer(日本IBM)の日本進出
・日経xTECH「クラウドファースト時代の新常識」に寄稿
・ニッポンクラウドワーキンググループ3周年報告会

<2015年>
・ハイプ・サイクル 2015年では、ハイブリッド・クラウドが「幻滅期」
・クラウドがこの年だけなくなる
・クラウドネイティブへの関心
・Dockerの利用始まる
・AWS、Microsoft、IBM、Googleの4強で世界者シェア半分に
・ZDNet ハイブリッドクラウド座談会に参加
・ニッポンクラウドワーキンググループ4周年報告会

<2016年>
・ハイプ・サイクル 2016年では、クラウドは「幻滅期」の底辺を通過
・ホステッドプライベートクラウド
・ベアメタルクラウド
・SoE/SoR、モード1/モード2
・ハイブリッドクラウド
・コンテナ、マイクロサービス
・スマートマシン、AIがピークに
・ニッポンクラウドワーキンググループ5周年報告会

<2017年>
・ハイプ・サイクル 2017年では、クラウドは「幻滅期」の底辺を抜け出す
・DX(デジタルトランスフォーメーション)
・Google、アリババが急成長
・リフト&シフトの利用拡大
・Kubernetesのデファクト化へ
・サーバレスコンピューティング
・ニッポンクラウドワーキンググループ6周年報告会

<2018年>
・ハイプ・サイクル 2018年では、クラウドは「啓蒙活動期」へ
・マルチクラウドのコモディティ化
・クラウドの分散配置(エッジ、GPU、IoT 等)
・アジャイルアプリケーション
・政府「クラウド・バイ・デフォルト原則」
・VMware Cloud on AWS等(各社対応)
・日経サイエンス 特別座談会「AIネットワーク化の未来と課題」に参加
・ニッポンクラウドワーキンググループ7周年報告会

<2019年>
・ハイプ・サイクル 2019年では、クラウドはさらに「啓蒙活動期」へ
・ERPクラウドがオンプレ逆転へ
・マネージドクラウドサービス伸長
・DX市場拡大によるクラウドニーズ大
・政府共通プラットフォーム第二期計画
・「クラウドの基本 第2版」発刊
・ニッポンクラウドワーキンググループ8周年報告会
  - 特別講演会「クラウドのこの10年、これからの10年」
  - パネルディスカッション「クラウドのこれからの10年」

<2020年>
・ハイプ・サイクル 2020年からクラウドはなくなっています、この後は「生産性の安定期」としてキーワードとしてはなくなっています
・『ニュー・ノーマル』などの進展によって、クラウドのギア・チェンジは加速
・ゼロ・トラスト・ネットワークアクセスが過度な期待のピーク期に(テレワークの利用拡大等により・・・)
・ダウンロードトラフィックは以下のように変遷しています
  約23Tbps(2021年)
  約19Tbps(2020年)
  約12Tbps(2019年)
  約11Tbps(2018年)
・Internet Week 2020のパネルディスカッション「Internet Week 《わくわく大作戦》」に、IIJの浅羽さん、さくらインターネットの田中さんと一緒に参加
・ニッポンクラウドワーキンググループ9周年報告会

<2021年>
・新型コロナウイルスの影響で、ニッポンクラウドワーキンググループ10期の報告会はオンライン開催

<2022年>
・NCWG第11期活動報告会及び第12期の活動計画報告会

《クラウド、これからの12年》
クラウドのこの12年+αを振り返りましたが、ここからはこれからの12年の話をしたいと思います。

・これからのクラウドの動き(この1, 2年)
  - 脱炭素化を加速化させていくためには、企業だけではなく社会全体でのクラウドの活用が不可欠
  - 地政学や為替リスクを考慮したクラウドサービスの選択が重要
  - クラウドを含めたIT投資を統合的にマネジメントし、ビジネス価値の最大化を図る重要性拡大
  - 電力料金の高騰などの背景で、2024 年以降はクラウドサービスの利用価格が高止まりする可能性
  - クラウドのコスト最適化や統合マネジメントを支援する、サービスやツールの採用も進む(FinOps)
  - ローコード/ノーコード開発が進み、クラウドの設計や開発のハードルがさがっていく
  - 生成AI関連のクラウドサービスが登場し、今後競争が加速化する

・社会経済や通信サービスの将来トレンド
  - 人類の活動空間
    あらゆる場所・地域、サイバー空間、地方分散、上空・海洋・宇宙・月面、働き方改革(テレワーク、アバターロボット)
  - 移動するプラットフォーム
    自動運転、ロボット、ドローン、空飛ぶ車、HAPS、無人建設機械、有人宇宙船、月面探査車 等
  - 安心・安全の実現
    災害に強い通信ネットワークの必要性、宇宙空間のサイバーセキュリティが問題化
  - 安全保証分野
    宇宙・サイバー・電磁波領域の対応
  - 発生する通信トラヒック
    センサやモノの増加に伴い爆発的に増加、リモートセンシングにより宇宙でもビッグデータ発生
  - 求められる通信サービス
    利用シーンによっては宇宙ネットワークも、柔軟に使いこなしたいニーズが顕在化
  - 通信のレイテンシ
    センシティブな利用分野がより一層顕在化(金融高速取引、遠隔の建機操作、ゲーム対戦)
  - ネットワークの伝送路
    宇宙空間における光(レーザー)通信の普及
  - データセンターの発展
    宇宙空間にもクラウド基盤が設置、利用ニーズに応じて宇宙空間でデータをエッジAI処理

・2030年頃の未来の姿
  AI、ロボットなどの情報通信技術の進化と普及により、省力化・自動化・遠隔化、サイバー空間での新たな生活・経済活動が可能となることにより、様々な制約から解放され、全国どこにいてもそれぞれのライフスタイルやニーズ 等にあった豊かな生活を実現するなど、Society5.0の実現が期待

・Beyond 5Gが実現する機能・利用シーン
  超安全・信頼性 →ネットワークの冗長化による信頼性向上、光を波長ごとに分割・使用する専用線レベルの高セキュリティ
  超低消費電力 →全て光処理することでデバイス比で100分の1の消費電力を実現
  超低遅延 →〈条件〉100マイクロ秒程度 〈例〉物流施設の完全自動運転
  超高速・大容量 →〈条件〉数10〜数100Gbps 〈例〉没入感・臨場感のある体験・エンタメ(メタバース 等)
  超多数・同時接続 →〈条件〉数百万〜数千万台/km^2 〈例〉多種のセンサを搭載した多数の自動車を同時にモニタ
  拡張性(非地上系)→海上や空も含め100%カバー
  自律性 →AIを活用した最適なネットワーク運用、Open RAN

・エッジコンピューティングの進展
  AIやIoTなどの進展により、デジタルデータ量が加速度的に増大し、データをクラウドだけで処理するだけでなく、現場に近いエリアでデータを処理するエッジコンピューティングの需要が高まっている

・データ活用のためのクラウド環境の整備
  データ活用を実現するために必要となるデータ活用基盤を整備する

・共創によるデジタル産業のプラットフォーム(イメージ)
  エコシステム形成を形成し、デジタル産業への持続可能なプラットフォームとレジエンシーの実現

・クラウドの次のキーワード
  「Distributed Cloud(分散クラウド)」「Composable Platform(コンポーザルプラットフォーム)」「Hyper Automation Network」「Intent Driven Network/Platform」

・Hyper Automation Infrastructure
  マルチクラウド/ハイブリッドクラウド環境において、モバイル/固定ネットワーク、クラウド、エッジを組み合わせ、高度な自動化(自律化)されたネットワーク/インフラ

・生成AI基盤(GPUクラウド)の進展と対応

・テクノロジー企業(ビックテック 等)、次の勢力図
マイクロソフト →生成AIの領域で検索領域の牙城を崩す、エンタープライズ領域での競争優位性の確保、Microsoft Azureのさらなる進化
Open AI
Salesforce →Einstein GPT、Slack GPT、Tableau GPT

Google →検索技術やAIに高い技術を持っていたが、MSに先を越されて巻き返しを急ぐ
DeepMind

AWS →MS、Googleと比べると大きく出遅れる、独自のLLMだけでなく外部のモデルも含めてAWS上で扱えるサービスでエコシステム形成を狙う

アップル

新規参入事業者は?

日本勢
LINE(HyperCLOVA)
ABEJA(ABEJA LLM Series 日本語LLM )
サイバーエージェント(国内最大級の日本語LLM)
rinna(日本語LLM )

NEC(独自の生成AI開発)
「富岳」で和製生成AI(東工大、富士通等)
ソフトバンク、生成AI活用の新会社
さくら(GPUクラウド等) 
NTT(独自の生成AI開発)

・将来の量子ネットワークのイメージ

・光ディスアグリゲーテッドコンピューティング
  CPUやメモリ同士を光で直結し動的に組み合わせる、超低消費電力・超高速のコンピューティング基盤=ディスアグリゲーテッドコンピューティング

・クルマとクラウド

・宇宙統合クラウドコンピューティング・ネットワーク
  地上の災害の影響を受けず、宇宙で独立して脱炭素且つ自立可能な宇宙インフラ
  光技術で超低消費電力、超高速通信、高セキュアなネットワークを実現

かなり駆け足ではありましたが、クラウドのこれからの12年、お話したことを踏まえて皆さんと考えて行ければなと思います。
ご清聴ありがとうございました。

講演資料はこちら

【パネルディスカッション】

テーマ:『ニッポンクラウドワーキンググループ、この12年。これからの12年!』
前半:クラウドビジネスのこの12年(経験談などを挨拶時に語っていただきます)
後半:クラウドビジネスのこれからの12年(この12年で培ったものをベースに、これからの12年について思うことを語っていただきます)

パネリスト:
GMOグルーバルサイン・ホールディングス 増田氏


リンク 阿部氏


さくらインターネット 横田氏


エヌ・ティ・ティコミュニケーションズ 林氏


野元副会長


モデレーター:小堀会長

小堀:
ニッポンクラウドワーキンググループとしての「クラウドビサービス」の定義は『インターネットを介して利用する経済的な価値提供機能』であり、クラウドケイパビリティとは『企業が得意とするクラウド提供機能およびクラウド利活用能力』ですが、皆さんにご自身にとっての「クラウドサービス」についてお話しいただきましょう。

増田:
2014年に『アルカス』という「ワンコインクラウド」サービスを提供開始しました。その頃はストレージの運用にとても苦労しました。データ量の増大に対応するためにハードウェアの強化に1年かかってしまうような感じでした。

阿部:
2011年にアプリプラットフォームのサービス提供開始しました。『ATリンククラウド』というパブリッククラウドを開始しましたがなかなか売れず、利用料を半額にしたところようやくビジネスとして動き出しました。
2014年にベアメタルクラウドサービスを開始し、SaaSやMSPサービス、メールサービスなどを提供してきました。私達はオープンソースを活用してB2Bに独自のサービスを提供してきましたが、自社のインフラを活かしてサービスを展開しています。

横田:
私が入社した12年前に『さくらのクラウド』を開始しましたが、ハードウェア(ストレージ)に苦労しました。それ以来、ストレージベンダーのスペックは信用しないことにしています。

林:
2011年に『クラウドM』を開始しました。AWSに対抗しつつ、国内同業者との価格競争に苦労しました。クラウドサービスで最も大事なのは、優秀なクラウドエンジニアを優遇することだと思います。

野元:
この12年間は皆さんが各社独自のクラウドサービスを立ち上げてきたのを見てきましたが、こうして皆さんのお話を伺うと感慨深いものがあります。

小堀:
べストプラクティスの話を聞くより、バッドプラクティスの方が参考になりますね。
やはり「500円」では利益は出なかったですか?

林:
出ません。
100年前は「電気」がビジネスになると思われていたのですが、それが今の「クラウド」だと思います。

(会場から)福原さん:
「クラウドデータセンター」というサービスをやっていましたが、今はありません。

(会場から)小島さん:
私はモバイルの世界にいましたので、クラウドについては傍観していました。

小堀:
弊社のサポート契約書を見ると各社のいろいろなサービスが出てきます。皆さん、この12年を振り返るとどうでしょう?

阿部:
メガクラウドと同じことをやるのではなく、尖った隙間を狙ったサービスを目指しています。私達はインフラをやっているという強みを活かしています。

増田:
クラウドインフラサービスをトータルで提供していますが、プロダクトごとに特色があります。
お客様は自分達がやりたいことにふさわしいサービスを求めていますので、それを提案できるか、お客様に替わってお任せいただけるマネージドサービスを提供できるかが重要だと思います。

横田:
私達はファン作りはできましたが、その先ができなかったと思います。これからはWEB企業だけではなく一般企業と話をしながらやっていこうと思います。

野元:
最近感じているのですが、基盤周りはサーバレス、フロントはコンテナだと、ランニングコストを気にしないお客様が増えていると思います。

小堀:
ありがとうございました。
それでは、第二のテーマですが、これからの12年はいかがでしょうか?

増田:
サーバ上でWEBサービスを提供することを続けてきましたが、生成AIが出てきて、今後5~10年はまだ今あるものがあるでしょうが、その後は検索が無くなるかもしれないし、WEBすらもなくなるかもしれない。それでも、クラウドでお客様に寄り添って行こうと思います。

阿部:
歴史を見ると集中と分散を繰り返しています。エッジAIが普及していくことを踏まえ、最新のインフラでGPUサービスが提供できるのでは?と考えています。

横田:
この先は、直近の2、3年はGPUクラウド田と思います。サーバレスもコンテナも、うちのクラウドで提供します。

林:
これからは「ネットワークのクラウド化」を進めます。

野元:
包括的なサービスはAWSですが、それもコモディティ化が進みます。大阪会合で林さんにお話しいただいた「光電融合」が進むにはハードウェアの革新が必要だと思います。

小堀:
これからのサービスは、もちろん各自が考えることになると思いますが、一人でやるのではなく、まさに今この場にいる人達で手を組むのもありでしょう。

(会場から)寺尾さん:
生成AIの進化で人間の職人芸のようなことも出来るのではと思いますが、パネリストの方々はどうおかんがえですか?

林:
NTTでは「tsuzumi」という電力に優しいAI基盤を目指しています。

小堀:
今回のパネルディスカッションでは、5人の皆さんに登壇いただきましたが、今後はもっと多くの方々にお話しいただく機会を創りたいと考えています。
最後に、皆さんから一言ずついただきたいと思います。

増田:
私は自分ができる恩返しとして、これからは人材の育成に注力したいと思います。

阿部:
リンクのサービスがなぜ選ばれるのか。それは技術だけでなく、人を選んでいただいているからだと思いますので、人を大事にしていきます。

横田:
さくらとしては、これからも皆さんと一緒にやっていきたいと思っています。

林:
改めてクラウドに携わってこれたことに感謝しています。今後は環境に優しく、地球に優しいクラウドを目指したいと思います。

野元:
基盤がユーザから見えにくくなっています。私は、どう良かったのか、どうダメだったのかをお客様に伝えたいと思います。

小堀:
パネリストの皆さん、ありがとうございました。
会場の皆さん、ぜひ「参加」から「参画」に踏み出してください。
お疲れさまでした。

【NCWG12周年パーティ兼忘年会】

大抽選会も行われ、大盛況でした。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

<開催概要>
日 時:2023年12月5日(火)16:00~
場 所:関東ITソフトウェア健保会館・会議室(大久保)
     東京都新宿区百人町2-27-6 関東ITソフトウェア健保会館
    または、オンライン(Zoom)

■報告会

 第12期活動報告会及び第13期の活動計画報告会
  2023年度活動報告
  2024年度活動計画
 
 部会報告
  サムライクラウド部会報告 
  クラウドアプリケーション部会報告 
  クラウドビジネス推進部会報告

■講演会
 『クラウドビジネスのこの12年、これからの12年。』
  NCWGサムライクラウドサポーター
  NTTコミュニケーションズ株式会社
  林 雅之 氏
  
■パネルディスカッション
 『ニッポンクラウドワーキンググループ、この12年。これからの12年!』

 <モデレータ>
  ニッポンクラウドワーキンググループ
  会長 小堀 吉伸
 <パネリスト>
  GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社
   常務執行役員 増田 義弘 氏
  株式会社リンク
   執行役員 クラウド・ホスティング事業部 事業部長 阿部 了一 氏
  さくらインターネット株式会社
   執行役員 横田 真俊 氏
  NTTコミュニケーションズ株式会社
   エバンジェリスト 林 雅之 氏
  ニッポンクラウドワーキンググループ
   副会長 野元 恒志

■12周年パーティ兼忘年会

パーティ兼忘年会についても大いに盛り上がり、メンバー・ご協賛の方々との積極的な交流を図ることができました。

<報告書作成>
実行委員 宮原  哲也(株式会社アルティネット)
実行委員 佐々木 泰 (株式会社クオリティア)

【2023年11月】サムライクラウド部会 部会報告

2023年11月27日(月)にサムライクラウド部会を開催いたしましたのでご報告いたします。

今回は、リアルとオンラインのハイブリッド会議形式で実施致しました。

■日時:2023年11月27日(月)15:00~17:00
■場所:リアル及びオンライン会議

サムライクラウド部会では、SAMLやOAuth、多要素認証などの認証技術、アプリケーションマッシュアップするための基盤技術、APIなどの先進的な議題についての議論・発表を行っています。
今回は下記に関しての議論を行いました。

・あらゆるHTTP2通信について(proxyサーバでHTTP2が利用できない組織・団体が多い)

・次年度アウトプットの話

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございます。

次回の部会は、1月中旬を予定しています。

是非みなさまご参加ください。

【2023年10月】サムライクラウド部会 部会報告

2023年10月20日(金)にサムライクラウド部会を開催いたしましたのでご報告いたします。

今回は、リアルとオンラインのハイブリッド会議形式で実施致しました。

■日時:2023年10月20日(金)15:00~17:00
■場所:リアル及びオンライン会議

サムライクラウド部会では、SAMLやOAuth、多要素認証などの認証技術、アプリケーションマッシュアップするための基盤技術、APIなどの先進的な議題についての議論・発表を行っています。
今回は下記に関しての議論を行いました。

・大規模情報漏洩事件に関しての考察

・fargateのスケールイン保護

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございます。

次回の部会は、11月下旬を予定しています。

是非みなさまご参加ください。

【2023年9月】サムライクラウド部会 部会報告

2023年9月25日(月)にサムライクラウド部会を開催いたしましたのでご報告いたします。

今回は、リアルとオンラインのハイブリッド会議形式で実施致しました。

■日時:2023年9月25日(月)15:00~17:00
■場所:リアル及びオンライン会議

サムライクラウド部会では、SAMLやOAuth、多要素認証などの認証技術、アプリケーションマッシュアップするための基盤技術、APIなどの先進的な議題についての議論・発表を行っています。
今回は下記に関しての議論を行いました。

・特権管理ID(ワカモレの話の続き)

・ピュアクラウド開発について

・コンテナの納品形態について

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございます。

次回の部会は、10月下旬を予定しています。

是非みなさまご参加ください。

【2023年8月】サムライクラウド部会 部会報告

2023年8月28日(月)にサムライクラウド部会を開催いたしましたのでご報告いたします。

今回は、リアルとオンラインのハイブリッド会議形式で実施致しました。

■日時:2023年8月28日(月)15:00~17:00
■場所:リアル及びオンライン会議

サムライクラウド部会では、SAMLやOAuth、多要素認証などの認証技術、アプリケーションマッシュアップするための基盤技術、APIなどの先進的な議題についての議論・発表を行っています。
今回は下記に関しての議論を行いました。

・AWS CognitoとAzureADについて

・サーバー上のアンチウィルスについて

・脆弱性情報の洗い出しに関して

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございます。

次回の部会は、9月下旬を予定しています。

是非みなさまご参加ください。

【2023年7月】サムライクラウド部会 部会報告

2023年7月31日(月)にサムライクラウド部会を開催いたしましたのでご報告いたします。

今回は、リアルとオンラインのハイブリッド会議形式で実施致しました。

■日時:2023年7月31日(月)15:00~17:00
■場所:リアル及びオンライン会議

サムライクラウド部会では、SAMLやOAuth、多要素認証などの認証技術、アプリケーションマッシュアップするための基盤技術、APIなどの先進的な議題についての議論・発表を行っています。
今回は下記に関しての議論を行いました。

・量子コンピュータについて

・ディープラーニング(AI)の話

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございます。

次回の部会は、8月下旬を予定しています。

是非みなさまご参加ください。

【2023年6月】サムライクラウド部会 部会報告

2023年6月30日(金)にサムライクラウド部会を開催いたしましたのでご報告いたします。

今回は、リアルとオンラインのハイブリッド会議形式で実施致しました。

■日時:2023年6月30日(金)15:00~17:00
■場所:リアル及びオンライン会議

サムライクラウド部会では、SAMLやOAuth、多要素認証などの認証技術、アプリケーションマッシュアップするための基盤技術、APIなどの先進的な議題についての議論・発表を行っています。
今回は下記に関しての議論を行いました。

・特権ID管理 Apache Guacamole(ワカモレ)と連動したRDP権限管理

・DNSキャッシュポイゾニングとその防御方法

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございます。

次回の部会は、7月下旬を予定しています。

是非みなさまご参加ください。

第69回ニッポンクラウドワーキンググループ会合報告

『 RPAを活用し、クラウドケイパビリティをみがく!』をテーマに、ニッポンクラウドワーキンググループ第69回会合をハイブリッドにて開催いたしました。

テーマ:『 RPAを活用し、クラウドケイパビリティをみがく! 』
日 時:2023年6月8日(木)17:00~18:50
              懇親会 19:00~21:00
場 所:関東ITソフトウェア健康保険組合 市ヶ谷健保会館 F室
    東京都新宿区市谷仲之町4-39
https://www.its-kenpo.or.jp/fuzoku/kaigi/ichigaya.html

【司会者のご紹介】
司会 実行委員 
尾鷲 彰一

1.開催のご挨拶
NCWG副会長 藤田 浩之

皆さん、本日はニッポンクラウドワーキンググループ第69回会合へお越しいただきましてありがとうございます。副会長の藤田です。

新型コロナも重症化率が下がってきて、ようやく落ち着いてきたといった感じで、我々の会の新型コロナ対策についても世の中の流れに合わせて変更していますが、インフルエンザや麻疹なども流行しており、引き続き感染症対策を意識しながら会合等を開催していきたいと考えていますので、ご協力よろしくお願い致します。

本日の会合は、わたくし藤田が部会長をしているクラウドビジネス推進部会からの発表ということで、部会として開催しているクラウドビジネスサロンにて何度か取り上げている「RPAのクラウドビジネスへの活用」について、RPAのソフトを開発されているドヴァの辻さんからRPAの近況と活用事例を発表いただきます。
また、私からはサロンで取り上げたRPA以外のトピックとして、WEB3.0を中心に発表させていただきます。

本日の会合が参画する皆さんの、クラウドケイパビリティをみがき、クラウドビジネスの明日を創る機会になればと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

2.部会報告

サムライクラウド部会
部会長 野元 恒志

第68回の会合で発表いただいたプロキューブ中川路さんが神戸の会社の方ということもあり、初めて神戸で部会を実施いたしましたが大変盛況な会になりました。
クライアント証明書プロトコル(CMP、SCEP、EST)とApache Guacamole(ワカモレ)というRDPのプロトコルを管理するツールをメインに部会を実施しました。これらはゼロトラストを進めていく上で必須のアイテムになると思っていますので、このあたりの議論のを深堀していこうと思っています。

クラウドアプリケーション部会
部会長 尾鷲 彰一

クラウドアプリケーション部会では「AIで遊ぼう!」というテーマで以下を実施する予定です。

・時系列予測モデル:Neural Prophet
 競馬の予想をする
・自然言語処理:BERT
 TwitterでバズるTweetを自動生成してみる
・音楽自動生成:SOUNDRAW
 ニッポンクラウドワーキンググループのテーマ曲を作ってみる

前回は時系列予測モデルのNeural Prophetに競馬の予想をさせるためのパラメタとなるデータ(過去の着順、斤量など)の決定、データの読み込ませ方の検討を行いました。
番外編としてChatGPTに予想をしてもらったところ、「実際のレースの結果や予想は専門家や競馬関係者の意見やデータを参考にすることが推奨されます。競馬専門のウェブサイトや新聞などの情報源を利用して、信頼性の高い予想を見つけることができるでしょう。」
とChatGPTに予想してもらうのは諦めました。

クラウドビジネス推進部会
部会長 藤田 浩之



クラウドサービスの利便性の向上と日本のクラウドビジネスのマーケット拡大に繋げ、日本から発出するクラウドビジネスモデル=サムライクラウドの質をみがき、相乗的にスパイラルアップさせることで、新たな価値創造と価値向上を導くことを目的に活動しています。
具体的な活動としてはクラウドビジネスサロンというものを開催しており、毎回テーマを決めて気軽に飲みながらそのテーマについてディスカッションしています
次回は「ChatGPTのクラウドビジネスへの活用」というテーマで話し合いたいと思っていますので、是非みなさんのご参加をお待ちしています。

3.クラウドビジネス推進部会発表

   <第一部>
   「クラウドビジネスサロン アウトプット」
    クラウドビジネス推進部会 部会長 藤田 浩之

2021年3月から初めて、これまで全12回開催しておりますが、先ずはそのおさらいをしてみたいと思います。

第1回 「私のおすすめクラウドサービス!」
 参加者がお勧めするクラウドサービスについて話し合いました。「Oracle Cloud」、「Cisco Meraki」や「まごチャンネル」という祖父母に孫の写真を共有するようなサービスが話題に上がりました。

第2回 「RPAでクラウドビジネスを効率化!?」
 今回発表いただく辻さんにRPA事情についてお話しを伺ったのですが、2021年のことでしたので今回は最新情報をお聞きできると思います。

第3回 「クラウドビジネスの勘所、サブスクリプションビジネスへの挑戦!」
 アルティネットの宮原さんの「パン屋さんDX」とFullonさんから当時はまだリリースされていなかった勤怠管理システムの「Teasy(テイジー)」のサービスについてお話を伺いました。

第4回 「未来のクラウドビジネスにつながるテクノロジー!」
 ガートナーの先進テクノロジーのハイプ・サイクルの曲線上に出てくるキーワードの内容を確認して参加者で共有しました。

第5回 「クラウドシフト~最後に残る/残すシステム~」
 最後に残るシステムって何だろうというお題で話し合い、確かファイルサーバーかな、という結論だったと思います。

第6回 「オンラインファイルサービスの活用」
 皆さんが普段使っているオンラインファイルサービスとその活用の仕方について情報共有しました。

第7回 「メタバースの未来と活用!」
 このとき私もMeta Quest 2を購入しまして、参加者とメタバースプラットフォームであるcluster(クラスター)に集まってメタバースを体験するという内容でした。

第8回 「ブロックチェーンの未来と活用!」
 ブロックチェーンの仕組みを共有し、理解を深めることができました。

第9回 「Web3(ウェブスリー)のクラウドビジネスへの活用!」
 Web3の言葉はよく聞くけど実態はどういうものなのかという話題で話し合いました。

第10回「リアルタイムデータを視覚化し、クラウドビジネスに活用する!」
第11回「RPAとリアルタイムデータ解析基盤を連携して、クラウドビジネスに活用する!」
第12回「Amazon Open Searchサービスを活用する!」
 第10回から第12回は連続して、Open Searchというリアルタイムデータ分析のソフトウェアを実際に試してみるというテーマで情報共有しました。
 その中でOpen Searchにデータを登録する部分にRPAを活用したりもしています。

~過去のサロンの内容をいくつかピックアップして詳細をご紹介頂きました~
 ◆ブロックチェーンの技術的な仕組みについて(第8回より)
 ◆Web3の解釈とその特徴、課題について(第9回より)
 ◆Open Searchの生い立ちとOpen Searchを試した際の手順の紹介(第10回~第12回より)
 ◆何故今メタバースなのか、メタバースの未来と課題(第7回より)

クラウドビジネス推進部会ではこのような活動を行っていますので、ご興味がある方は是非クラウドビジネスサロンにご参加ください。

Q:Web3の回ではどういった部分の議論が盛り上がりましたか?
A:技術的にどの部分というより、まずWeb3がどういうものかを理解するのが重要と考えたのでWeb3を正確に理解しようという趣旨で実施した回でした。

Q:Open Searchにはクローラーがないのか?REST APIなどでデータを入れなければいけないのか?
A:お試しで使う際にREST APIを使いましたが、プラグインでそれに類するものはあるみたいです。

Q:Open Searchが実際にサービスとしてどういった使われ方をしているのか例があれば教えてください。
A:例えば自身の会社に関連するあらゆるデータを登録し、それをグラフィカルに可視化することでちょっとした変化に気づくことができるというような使い方が考えられます。

Q:サロンではRPAを2度テーマに含まれていたようですが、それぞれの回の違いを教えてください。
A:1回目はRPAとはどういうものなのか、という内容がメインでしたが、1年くらい経過していたこともあって2回目では皆さんが実際にRPAをどのように活用をしているかの話を議論しあったという違いがありました。

発表資料はこちら

<第二部>
 「RPAのクラウドビジネスへの活用!」
  1.RPAの最新状況および活用事例
    株式会社ドヴァ 辻 智明 氏

・RPAとは?
 詳細は割愛しますが、PC作業を自動化するツールです。
 AIと異なり、人間の指示通りに動くソフトウェアで、ルール・手順を指示することで任意のタイミングでそれを再現でき、これを自動化と呼んでいます。RPAは自動演奏ピアノのPC版と言われています。

・最新のRPA状況
 一つ目は、選択肢が増えたということです。一昨年講演させていただいた時と比較すると、現在は国内でも45程度のサービスが販売されていますが、一昨年の段階では19程度しか販売されていませんでした。この3年で倍ほどに増えています。
 いろいろな種類のRPAが出ており、ユーザ様が選べる時代になってきています。

 2つ目は、RPA単体では通用しなくなってきたということです。
 RPA×〇〇といった組み合わせでの販売方法が非常に増えています。
 例えば、AI-OCRで取り込んでクラウドストレージに入れる、であったり、バックアップサービスの初期設定を実施する、であったりといった事例があります。

 3つ目は、目新しいでは乗り切れなくなってきたということです。
 この2年で導入数はかなり増えています。50億円以上の企業なら45%程度の企業がすでに導入しています。
 普及がかなり進んでいると理解いただけると思います。

 今後は、もっと安価に、簡単に、いろんな機能を搭載しようという方向に進んでいくと考えられます。
 トレンドとしてはハイパーオートメーションというもので、ガートナー社が今年以降トレンドになると予想しているものになり、AIや機械学習と組み合わせて活用し、複数の業務を連動させて自動化することができます。
 これによってRPAが抱えていた課題(エラーによる停止等)が解消されることになります。
 たとえるなら、RPAが手だとすると、OCRが目、AIが脳といった形で連携してくれる形になります。

・RPA活用事例
 身近な業務事例では、定型業務の自動化として、データのマージ作業や、交通費精算といった手順の決まっているものがやりやすいと言われています。
 具体例としては、例えばクラウドPBXのユーザ登録があります。
 登録数が増えてくると、それだけでかなりのコストがかかるため、自動で登録作業を実施することとができました。
 これまでは3名くらいが2日がかりで実施していたものを自動で実施できるようになりました。

 機器監視業務での活用事例もあります。
 データセンタ事業者様の事例なのですが、何かの業務をしながら監視業務をされているケースがあると思います。
 その場合にどうしても見落としてしまうことがあるので、メールを読み取って、チャットで送信して担当者に気付かせる、という業務を自動化し実現しました。

 以上のように、導入率は増加傾向ですが、認知度も高まっているため、次のステップとして技術・サービス連携の段階に進みつつあります。ニーズという意味ではまだまだ多くある分野だと考えています。ありがとうございました。

Q:選択肢が増えたとのことですが、ユーザはどういう視点で選定すればよいのでしょうか。
Q:レッドオーシャンになりつつある中で生き抜く秘訣はありますか
A:まとめて回答しますと、デスクトップ型では、価格・サポート(どこまで深堀できるか)・作りやすさの3点がポイントになります。そして、当社のアシロボはそれを網羅している認識です。

Q:RPAは単純作業の自動化だと思っていたが、最新動向としてはRPA×〇〇といった動きがあると理解しました。作業の自動化だけではお客様のニーズに合わなくなってきているということでしょうか。
A:ケースによりますが、一番使われているバックオフィス領域だと、RPA単体でも活躍できます。導入後の次のステップで、今使っているほかのツールとの連携、といったニーズが出てきているという状況になります

発表資料はこちら

  2.RPAのクラウドビジネスへの活用 ディスカッション
    クラウドビジネスサロン参加メンバー

(藤田)パネルディスカッションにあたり、ドヴァさんからアシロボの評価版ライセンスをご提供いただきました。
(宮原)いただいてダウンロードしたが、マニュアルを読むところでタイムアップになってしまいました。
    中小企業向けを謳ってらっしゃるが、誰が使えるようにターゲッティングをされているのでしょうか。
    マニュアルを拝見してハードルが高い印象は受けました。
(辻)マニュアルをすべて読まれる方はあまりいません。
   使われる方として想定されるのは現場の方、情シス・IT部門の方、最後が外注先の方になります。
   ただ、我々のターゲットは現場の方になり、その方が簡単に操作できることをテーマに開発しています。
   操作説明会を無償提供し、スキルアップしていただいたり、わからないことがある場合のサポートも無償で実施しています。
   その結果、一人でできるようになってもらうという流れが一般的です。
(藤田)アシロボを立ち上げると、初期登録のシナリオが初級~上級まであり、マニュアルを読まなくても雰囲気がつかめました。
(横手)担当者の性格が出ますね。
(辻)現場部門の方に触ってもらえるようにと開発したもので、一般的なフローチャートで作る形ではなく、ブロックを並べていく、直感的なインターフェースを採用しているので、マニュアル読まずに使っていただくのは間違っていないです。

(藤田)最初のテーマはRPAインプレッションです。一つ疑問があるんですが、二回ボタンを押してしまうといったヒューマンエラーの防止策はありますか。
(辻)内容にもよりますが、1度結果が出ていたら実行しない、スケジュール登録で実行するといった予防線は張ることはできます。
(藤田)送金処理とかで重複処理が発生するとまずいことになるのではという発想で質問しました。
(辻)あらかじめリスト化しておいて、1回実行したらリストから削除する形にしておいて、2回目が発生しないようにするといった対応が可能かと思います。
(横手)自分の工夫次第ということですね。
(藤田)私の会社ではPower Automateを使っていますが、アシロボと比較して勝っているポイント、負けているポイントを教えてください。
(辻)Power Automateは無料なので、そちらでできることならPower Automateを使ってもらう方がいいです。
   ただし、サポート面はアシロボが非常に手厚く対応しているので、その面で優位と思っています。
(藤田)アシロボは1つ1つのステップにコメントを入れることができますよね。これで各ステップで何が行われているかがわかるのが非常に良いと思いました。プログラムではなく業務フローが書いてあるイメージ。
(井口)人間が追えば人間が手順書的に活用して作業ができるようにイメージしています。
(藤田)Power AutomateはWebブラウザ上の要素選択をブラウザのプラグインで対応できるが、アシロボは専用ブラウザでマウスをもっていってXpathをコピペするといった流れだと思うが、Power Automateと同じようなことは対応できるのでしょうか。
(辻)アシロボには特殊アプリ操作、UIオートメーションという機能があり、Power Automateと同等のことが実現可能です。

(藤田)続いては各社のRPA活用状況を話したいと思います。ブライエさんいかがでしょう。
(大澤)夜間にサポートの電話を受ける際、電話の転送設定が必要だが、これをRPAで実施しています。
    あらかじめ対象者の携帯電話番号をリスト化しておき、キャリアの設定ページから転送設定をするということを実施していて、もともとPythonで実施していたが、パワーオートメートで実施するようになっています。
(宮原)社内では管理部門で使えばいいと思うことはあるが、今のところオフィシャルには使ってはいない。ぜひ今後検討したいと思います。
(辻)ブライエさんに質問ですが、そのリストはどうやって作っているのでしょうか。
(大澤)事前にシフト表を手作業で作っています
(辻)どこかから抽出しているならRPAで対応可能だと思っての質問でした。
(藤田)ドヴァさんの中ではどのように使われているのでしょうか。
(辻)給与ソフトから給与情報を出して各社員にメッセージ送る業務であったり、セールスの数字を拾ってチャットに送るといったいろいろな業務で使っています。

(藤田)私が感じたのはのは、システム連携が非常に簡単にできるということでした。
(井口)人間APIをやめませんかというのがキャッチフレーズでもあり、その通りだと思います。
(藤田)まさにここがクラウドビジネスでの活用ですね。

4.会長からの総括
会長 小堀吉伸

皆さんお疲れさまでした

69回目の会合ということで、今回はクラウドビジネス推進部会のアウトプットの場ということで、部会参加者によるパネル風ディスカッションに挑戦してみました。
 部会で行っている、クラウドビジネスサロンを再現するためにも、今回は、「パネル風」ディスカッションとしたところが新しい試みですが、いつもの部会で行っていることの良い効果をスパイラルアップできたと思いますので、大変良かったと思います。
 ご登壇、お話しいただいたみなさんありがとうございました。それぞれ、大変いいお話をいただきました。引き続き活動を行っていただき、会合の場でのアウトプットをよろしくお願いします。

 ニッポンクラウドワーキンググループの活動自体、参加者をクローズドでやっているので、会合や部会などの活動を回を重ねるごとに参加者のクラウドケイパビリティの質は間違いなく向上しますが、クローズドで行っている分、活動を長く続けることで、参加者が人的に枯渇していくというリスクもあります。
 参加者の数より質重視と言うことで、パレートの法則ではなく100%のメンバが機能してもらえるようにやっていきたいと思います。各部会にもどんどん参加してもらえたらうれしく思いますし、会として出来ることもあるので、こういうことやりましょうという意見は大歓迎です。

 今回、新規ご協賛としてコンピュートさんにご支援いただくこととなりました。活動12年目での新規ご協賛は、非常にありがたく思っています。メンバは変わらず100社くらいで、協賛企業様も21社いらっしゃいます。OB会員にも参加いただき非常にありがたいなと思っています。 

 会場の方でも話したかった方もいると思うので、時間が短かったのが反省点か なと思いますが、今後もこういう形でアウトプットの場を持てればと思います。このあと懇親会もありますので、名刺交換して、ワインを飲みながらお話をしていただければ。 ビジネスの協業のお話が出てくればWGをやっている意味もあるので、今後もぜひご参加ください。

 ご登壇された皆さん、ありがとうございました。
また、リモートで参加されている皆さん、お疲れ様でした。会場のみなさんお疲れさまでした。

5.懇親会

恒例の懇親会も大いに盛り上がりました。
ご参加された皆さん、お疲れ様でした。

【NCWG実行委員 報告書作成者】
横手 広樹(株式会社ブライエ)
田邉 義隆(エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社)


3月 2024
月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日 日曜日
2024年2月26日

カテゴリー: Generalサムライクラウド部会(オンライン)

2024年2月27日

カテゴリー: General第71回会合(ハイブリッド開催) 場所:市ヶ谷

2024年2月28日 2024年2月29日 2024年3月1日 2024年3月2日 2024年3月3日
2024年3月4日 2024年3月5日 2024年3月6日 2024年3月7日 2024年3月8日 2024年3月9日 2024年3月10日
2024年3月11日

カテゴリー: General第17回クラウドビジネスサロン

2024年3月12日 2024年3月13日 2024年3月14日 2024年3月15日 2024年3月16日 2024年3月17日
2024年3月18日 2024年3月19日 2024年3月20日 2024年3月21日 2024年3月22日 2024年3月23日 2024年3月24日
2024年3月25日

カテゴリー: Generalサムライクラウド部会(オンライン)

2024年3月26日 2024年3月27日 2024年3月28日 2024年3月29日 2024年3月30日 2024年3月31日