NCWG年間活動報告及び設立一周年記念講演会合報告
【日時】
2012年11月1日(木)15:30~19:00
【場所】
【参加者】
メンバー、協賛各社および関係者の方々を含めて約80名
【発表概要】
1. ニッポンクラウドワーキンググループ活動報告
・会長よりご挨拶
会長 小堀 吉伸(株式会社北斗システムジャパン)
NCWGの活動も一周年を迎え、これまでご協力いただいた協賛各社、
メンバーの方々に対する感謝と今年度の活動に対する意気込みを報告させていただきました。
報告資料はこちらを参照
サムライクラウドが、日本から発信するビジネスクラウドの総称となるように、ベンダを跨いだニュートラルな活動を目指していきます。
皆さんと一緒に日本のクラウドビジネスのマーケットを少しでも広げましょう
Beyond the Cloud!
・サムライクラウド部会活動報告および本年度の活動計画 サムライクラウド部会
部会長 樋口 尚寿(株式会社オレンジソフト)
報告資料はこちらを参照
サムライクラウドが目指す三位一体連係を実現する為に、Samurai Toolkitをオープンソースとして公開しました。
参加メンバの得意分野を延ばした開発・ビジネスの効率化の為に、ユーザ・ベンダ双方に取って有効な環境を提供していきたいと考えています。
震災に備え事前にデータポータビリティを確保する為のプロジェクトとして、震災対策クラウドに取り組んでいます。
より幅広い連係を実現する為に、Cloud Business Alliances様と連係してID情報の相互接続性の検証作業を行って行きます。
サムライクラウド部会では、アプリ連係への参加をおまちしています。理事、運営委員へお気軽に声をかけてください。
・クラウドビジネス推進部会活動報告および本年度の活動計画 クラウドビジネス推進部会
部会長 高橋 亮人(株式会社インターファクトリー )
報告資料はこちらを参照
メンバーのビジネスアプリを使用したビジネスの創発の為の柱として、以下の活動を行ってきました。
・メンバーソリューションサイトの公開
・メンバーの連係によるビジネスを模索する∞クラウド
・協賛各社様よりご提供いただいた環境を検証して行く「クラウド侍が征く」
・協業事例・クラウドビジネスの発表
紹介すべきソリューションをお持ちのメンバーの方、検証環境の貸し出しを希望される方は、連絡をお願いします。
今後は上記4本柱を発展させると共に、関東圏以外のメンバーとの積極的な交流、中小企業に対するクラウドの導入支援を進めて行く予定です。
2. 一周年記念講演会
・基調講演
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター 客員研究員 林 雅之 氏
タイトル:「オープンクラウドとクラウドビジネスエコシステムの最新動向」
講演資料はこちらを参照
現在のクラウド環境を取りまく技術的な動向とオープンソースおよび開発コミュニティが与えている影響、クラウドビジネスエコシステムにおける収益モデルの違いと進化の流れ、それを取り巻くプレイヤーの位置づけ等、幅広い視点から状況を解説していただきました。
またビジネスとしての視点だけではなく、社会全体としてクラウドのエコシステムが展開して行くという内容は、クラウドに関わるメンバーに取って大変興味深い講演となりました。
・特別記念講演
正心館 館長 蓑輪 勝 氏
タイトル:「五輪書(ごりんのしょ)の本質から学ぶ!」
NCWGの多様性、ITにさえロックインされない柔軟性を象徴するかのような講演となりました。
吉川英治、司馬遼太郎、山本周五郎が描いた武蔵の姿を蓑輪先生の視点で斬りとり、武蔵が残した水の巻を、武道になじみの無いIT技術者にも分かりやすく、現代的な視点で解説していただいたかと思うと、最後には武蔵とレオナルド・ダ・ビンチの類似点といった意外な展開。
五輪書を読んでみようと感じられた参加者も多かったのではないでしょうか。
3. 会長挨拶
五輪書のように、プライドを持って日本からクラウドビジネスを発信して行きましょう。
今後ともNCWGをよろしくお願いいたします。
4. 懇親会
会合後の懇親会にも60名近い方々が参加してくださいました。