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NCWG設立七周年 年度報告会・特別講演会開催報告

「七周年報告会、特別講演会・パーティ」は、多くの方々の温かいご支援により盛況のうちに開催することが出来ました。
さらに、みなさまから心のこもったお祝いの言葉をいただき重ねて深く御礼申し上げます。
誠にありがとうございました。
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【テーマ】「イノベーションでクラウドビジネスを切り拓く!」
【日 時】2018年11月8日(水)15:30~21:00
【会 場】関東ITソフトウェア健保会館・会議室(大久保)
【参加者】メンバー、協賛各社、関係者の方々および一般の方々を含めて100名


【司会者のご紹介】
理事 尾鷲 彰一

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<設立七周年 年度報告会・特別講演会・パーティ開催概要>


【開催のご挨拶】
会長 小堀 吉伸

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本日は報告会と特別講演会とパーティーの3部構成になっています。まずは、報告会にお付き合いいただければと思います。

8年目に入りました。ニフティクラウドグループの時代も含めると実質9年目、もうすぐ10年になります。
1年1年の積み重ねでやってきました。この1年も地に足をつけてやってきました。会合、部会、他団体さんとの連携などに重きをおきながら取り組んできました。
2018年度の第7期も皆さまのご支援により、活動を活発にすることができました。
これから第8期になります。
今日はこの1年間の活動報告とこれからの活動計画をお話させていただきますのでよろしくお願いいたします。

<第一部> NCWG活動報告及び本年度の活動計画
【NCWG 2018年度活動報告および2019年度活動計画】
会長 小堀 吉伸

メンバー、協賛企業、サポーターの皆さんのお力添えがあり活動して参りました。
2018年度のグランドテーマは「Beyond the Clouds!」、スローガンは「ムスビ(結)で実を拡げる!」です。
活動方針は、日本から発出するクラウドビジネスモデル(サムライクラウド)の創発の手助けとなるように活動して参ります。
2018年度は「 Beyond the Clouds! ~ムスビ(結)で、実を拡げる!~」というスローガンのもと、クラウドのさきにあるものをどうやって掴んでいくのかということを考えながら取り組んできました。
前年度2017年度は、~ムスビ(結)で、実を作る!~。2018年度が、実を広げる!。そしてこの後ご紹介する2019年度活動計画のスローガンをあわせて三部作となっています。

2018年度も協賛さんの会場をご提供いただき、48回から54回の会合を開催し、全部で7回の会合を行ってきました。
新たなクラウドビジネスを生み出すために、会合では、宇宙ビジネス、IoT、AI、メディアの有効活用といった内容を扱い、メンバー/協賛企業からの発表をはじめ外部からも多数のゲストスピーカーお招きしお話しいただきました。
また、JAIPAさん、JASIPAさん、情報設備協会さんと連携など、他団体さんとの交流にも重きをおいて活動をしてきました。
さらにLINKさんでの協賛支援セミナーの開催、大阪での会合開催、各部会開催など一年を通してコンスタントに活気ある活動を行ってきました。
2019年度もさらに活発に取り組んでいきたいと思います。

引き続き2019年度活動計画をご紹介します。
2019年度は「 Beyond the Clouds! ~ムスビ(結)で、実を生かす!~」です。
個の強みを相互に活かしていくということを念頭に取り組み、日本から発出するクラウドまた、ベンダーニュートラルだからできることを意識して行います。
会の拡大としては、メンバーさんは現在90社で最大100社として考えていますので、今年度はゆるやかな拡大をしていければと考えています。
2019年度も、会長は小堀、副会長は野元さん、藤田さん、理事/事務局は尾鷲さん、監事は大澤さんが行います。そして、実行委員は12社16名の方がに行ってただきます。
今期も活動を活発に進めていく行く上でも、新たに実行委員としてのお手をあげていただき取り組みに参加いただきたいです。

その他、役員、監事、組織、実行委員会、活動概要については、こちらの資料をご覧ください。

【サムライクラウド部会活動報告及び活動計画】
部会長 野元 恒志

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主な活動と次年度の計画をコンパクトにお伝えします。
本部会はサムライクラウドのテクニカル部分のコアコンピタンスを担うという位置づけでスタートしました。
今やSAMLでSSOを行うのは当たり前になっています。そして、オープンソーシャルで言われてきたガジェットをつなげていく。それをサムライクラウドと呼んでいこうというのがコアコンピタンスです。いよいよアプリケーションがマッシュアップされる土俵が整ってきたという段階です。
ここでSAMLをコアに据えながらアプリケーションの横串の連携というのを進めている部会です。

2018年度は、LinuxプラットフォームからOFFIC365のログオン(AD連携)を実践したという話をネットワンシステムズの福原さんよりお話をいただきました。また、プロキューブの方に、FIDO2プロジェクトWebAuthnのお話をいただきました。他に、Azule AD Connectの話などを提供しました。AnsibleのGUI監視ツール(構成管理ツールとは、多数のサーバに対して統一的な制御を行い、環境構築を行うツール)のお話がありました。AWSプライベートリンク、Dockerのボリュームの管理などもお話もありました。

2019年度の活動指針としては、SAMLオープンソーシャルをベースとしたビジネスに利活用するための研究開発の続行Dockerを使ったマイクロサービスでのマッシュアップなどの周辺技術も含めて、マイクロサービスの利用研究これを企業の中でマッシュアップする配置が実現できるのかを具体的に話を進めていきます。
そして、認証技術の最新技術の評価なども行っていきます。

【クラウドアプリケーション部会活動報告及び活動計画】
部会長 尾鷲 彰一

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クラウドの最新技術を触って作ってみて、そこで得たノウハウを会社に持ち帰って生かしていただくことを目標に活動しています。

2018年度は、IoTのデータをAIを利用して活用することを目標に活動をしました。
2017年度がIoTのデータをクラウドに蓄積することころまで実施したので、2018年はその蓄積されたデータをAIを利用して活用する取り組みを行いました。SONYのNeural Network Consoleを利用してAIの理解を深めました。4回開催しました。
結論としては、予測等をするためにはビックデータ(大量のデータ)が必要だとわかりました。

2019年度は、データを蓄積するところから再度取り組む予定です。
IoTを本気(マジ)で使ってみる=実際にフィールドに設置する等をする予定です。
年4回、4月6月9月10月で実施する予定です。

【クラウドビジネス推進部会活動報告及び活動計画】
部会長 藤田 浩之

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クラウドを活用してビジネスにつなげるためのリアルな情報で語り合う場を提供します。
様々な情報を提供してクラウドビジネス創出を支援します。
日本発のクラウドビジネス=サムライクラウドの発展につなげることを目的としています。

部会では、書籍を題材にクラウドビジネスに役立つ議論をしています。

2018年度は、勉強会として宮本武蔵の五輪書をアナロジーにクラウドビジネスへの活用の検討をしました。
「地」「水」「火」「風」「空」5巻を1巻毎に題材にし5回開催しました。
五輪書では“鍛錬”が重要だということが度々説かれていますが、クラウドの世界でも鍛錬は重要です。
クラウドは必要に応じてサービスを“利用する”という考え方であるため、より良い他社のサービスに比較的簡単に切り替えられます。
そのため、利用者にサービスを利用し続けてもらうには、サービスの質を高める必要があります。
つまり、他社サービスとの差別化をはかる=“鍛錬”が重要となります。

2019年度の活動計画は、大きく2つのテーマがあります。
1つは、さらにより深く五輪書の勉強会を開催していく予定です。
もう1つは、あらゆるデータをクラウドビジネスに生かすことを目的に、ビジネス視点からの機械学習を取り上げてクラウドビジネスへの活用を目指します。
ツールを使ってデータを解析することが簡単に分析ができるようになってきています。部会では身近なデータの活用について話し合う予定です。

【クラウドサービス部会活動報告及び活動計画】
部会長 小堀 吉伸

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NCWGでは、4人の理事がそれぞれ部会長を務める4つの部会の活動を行っており、ほかの3部会については比較的技術的な側面が強い部分がありますが、クラウドサービス部会は、技術ではなくサービスの側面からクラウドについて考えるという主旨で活動を行っています。

オドア・レビットの戦略モデル「ホールプロダクト」の概念を核に、クラウドをサービス側から見て議論する取り組みをしています。
「ホールプロダクト」とは、メインとなるコアプロダクトを補完するプロダクトが存在し、それによって如何に使いやすいサービスを提供するか、というプロセスに関するものです。

2018年度は3人の方にお話いただきました。おひとりは、「はじめての暗渠散歩」「街角図鑑」などの著作をお持ちのスリーハンズの三土さん、エアブライダルの遠山様、オレガの藤田さんにはイノベーションの核心をテーマにお話をいただきました。

本部会では、更に補完プロダクト同士をつなげることで、サービスのためのサービス、すなわちサービスのメタ化ができると利用者にも使いやすい有効なサービスを作り上げれるのではないかという考え(Service as a Service)のもと、さまざまな事例を取り上げながら検討を行っています。
さらに、よりメタサービスの考え方を深める為に、生物学をアナロジーにサービス・プロダクト群としての「メタサービス」を検討してみました。
自然界には「超個体」と呼ばれる限定的な知能と情報しか持たない個体が多数集まって、個体の能力を超えた大きなものを成す(昆虫やサンゴのコロニーetc…)という考え方があり、異種個体の集団を「超個体」とみなすこともあります。
そこで我々の扱うプロダクトやサービスも複数の限定的なものが集まって、「超個体」化できるのではないか、それが即ちメタサービス的に見立てることができるのではないかと考えています。ただし、捕食者から逃れるためだけに集まっている魚のゴンズイ型な形態は、メタサービスにはなり得ないと考えています。

このような考え方を実ビジネスの中でとらえて話をしていきたいと考えていますので、皆さまといっしょに取り組んでいきましょう。

※各部会の活動報告及び活動計画の内容は、こちらの資料をご覧ください。

<第二部> 設立七周年 特別講演会「ディスラプションの衝撃:ビットとアトムが創るイノベーションの新世紀」
立命館大学 三藤 利雄 教授

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※ディスラプション(disruption):既存の製品・サービス市場を分断する、ないし既存の製品・サービス市場に隣接して新市場を創出することにより、市場において支配的な地位を獲得するに至るイノベーション。

講演では、現在世界各地で頻発する「ディスラプション」の具体例を皮切りに、イノベーションを取り巻く世界の状況や、イノベーションにまつわる問いについて解説いただくとともに、「ディスラプション」についてご説明いただき、さらに電気自動車(EV)やクラウドサービスを事例としたイノベーター/ディスラプターの戦略についてご紹介いただきました。
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講演の内容については、こちらの資料をご覧ください。

設立七周年特別講演会 締めのご挨拶
副会長 野元 恒志

まずは、本日ご講演頂きました、三藤先生にあらためて御礼申し上げます。

本年は、会合を見直してもアカデミックな題材を多く取り扱って来ました。すでにクラウドが当たり前となり、ビジネス・技術両面で語るべきことが増えていると感じており、より先進的な見識を持った方にお話頂くというのは自然な流れだと思っています。

また、ありがたいことに七年たった今においても、NCWGの必要性を訴えて頂くケースや、会合開催への感謝の声を頂くと必要とされている会なのだと実感致します。

ニッポンクラウドワーキンググループは、七周年ということで八年目の活動に入って行きます。

すでに6月の大阪まで理事会では企画調整が行われており、7月の話も上がっています。クラウド基盤の利用が当たり前となりつつあり、その上で何をやるべきか、更に追求しながら、八年目も突っ走って行きますのでよろしくお願い致します。
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<第三部>設立七周年パーティ

【司会者のご紹介】
実行委員 宮崎 秀人(エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社)

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第三部では、関係団体、ご協賛の方々にご挨拶を頂き、大いに盛り上がりました。
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【NCWG実行委員 報告書作成者】
実行委員 宮崎 秀人(エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社)


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