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第66回ニッポンクラウドワーキンググループ会合報告


『クラウドケイパビリティとXR(クロスリアリティ)を融合してビジネス機会を広げる!』をテーマに、ニッポンクラウドワーキンググループ第66回会合をオンラインにて開催いたしました。

テーマ:『クラウドケイパビリティとXR(クロスリアリティ)を融合してビジネス機会を広げる!』
日 時:2022年8月30日(火)17:00~18:00
場 所:オンライン

【司会者のご紹介】
司会 理事 尾鷲 彰一

1.開会のご挨拶
副会長 藤田 浩之

本日はニッポンクラウドワーキンググループ第66回会合にお集まりいただきまして、ありがとうございます。
副会長の藤田です

今回の会合が、第66回ということなのですが、第65回会合が昨年の9月の開催ということで、実に1年ぶりの会合となります。

この1年の活動を振り返ってみると、クラウドビジネス協業支援セミナー、協賛支援セミナー等、会員各社の“知らない”ことによるクラウドビジネスの機会損失の防止することを目的として、各種セミナーをほぼ毎月のペースで開催してきています。

セミナー終了後に詳細ご案内いたしますが、さらに、来月は「クラウドセキュリティセミナー」、10月は「リンク社主催 協業支援セミナー」と続いて、11月から新しい期を迎えることになります。
ということは、今日の会合は今期、最初で最後の「会合」となります。

そんな今回の会合ですが、

『 クラウドケイパビリティとXR(クロスリアリティ)を融合してビジネス機会を広げる!』

というテーマで、講演は『HoloLens活用事例とスマホAR』と題して、株式会社ホロラボ  Co-Founder, Director /(メンバー)株式会社システムフレンド  取締役の前本さんにお話しいただきます。

前本さんは、古いメンバーの方はご存じだと思いますが、ニッポンクラウドワーキンググループ発足当初からしばらく会の運営に関わっていただいてました。また、当時からモーションセンサーを使った開発を手掛けていて、結構気になっていたのですが、その後、その動向をウォッチできてませんでした。
今は株式会社ホロラボにも席を置いていて、今日は『HoloLens活用事例、スマホARライブラリ』について、お話いただけるということなので、いろいろ近況含めてお聞かせていただければと思います。
前本さんよろしくお願いします。

さて、今回の会合のテーマにある「クロスリアリティー」は、ARですとか、VR、MRですね、それらの総称として、XRと言うらしいです。
本日紹介いただくHoloLenzはMRに分類されるデバイスのようですね。
ARとかVRとかはなじみがありますが、MRはまだなじみがないので、どのような活用事例があるのか非常に楽しみです。

ニッポンクラウドワーキンググループは、これまで、VRとか、ドローンだとか、エッジ技術を結構会合のテーマとして取り入れてきているのですが、それらは最終的にはクラウドに繋がって、新し価値を創造につながるとうことで取り上げています。
今回もデバイスの活用事例を知ってもらって、さらなる活用方法を思考してもらって、みなさんのクラウドケイパビリティ(クラウド提供能力、活用能力)に繋げてもらえればと思います。

ということで、会合を始めたいと思います。
よろしくお願いいたします。

2.部会報告

サムライクラウド部会
部会長 野元 恒志

前日の2022年8月29日(月)にサムライクラウド部会を開催いたしました。
サムライクラウド部会では、SAMLやOauth、多要素認証などの認証技術、アプリケーションマッシュアップするための基盤技術、APIなどの先進的な議題についての議論・発表を行っています。
今回は、ウィルススキャンのシステムへの影響とIT人材に関する議論を行いました。

次回開催予定は、9月下旬となります。是非みなさんご参加ください。

クラウドアプリケーション部会
部会長 尾鷲 彰一

今期のクラウドアプリケーション部会では、全4回にて、AIについて学んでいきます。
前期はIoTを中心に進めてきましたが、今期はAIを中心に進め、AIとIoTを活用したDXを目指していきたいと考えております。AI+IoTでAIoTとなれるよう進めてまいります。
次回開催予定は、8月31日となります。
Microsoft Azure ML Studioを使って、前回は作成済みデータからの予測を行いましたが、今回は学習データの作成方法を行います。
是非、みなさんご参加ください。

クラウドビジネス推進部会
部会長 藤田 浩之

クラウドビジネス推進部会、部会長の藤田です

クラウドビジネス推進部会の活動としては、前期に引き続き、「クラウドビジネスサロン」を2か月に1回のペースで、これまではオンラインで開催しています。

部会活動方針は下記となります。

1.NCWGがメンバー相互の交流の機会を積極的に提供する
2.NCWGメンバー誰もが気軽に参加できる場を提供し、クラウドビジネスについての知の共有により、各社のクラウドビジネスを活発化させる

サロンではみんなで飲みながら、テーマに沿った話題で盛り上がるというスタイルで開催しています。

コロナ禍になって、メンバー間でコミュニケーションをとる機会が減ってしまっていると思うので、このサロンがメンバー間のコミュニケーションの機会を増やすひとつとなることを願って開催してます。

テーマ以外の、話題を出していただいても結構です。みなさん気軽に参加いただけますので、ぜひ顔を出してもらえたらと思います。

ここ直近のテーマとしては、「メタバース」「ブロックチェーン」「Web3」
について取り上げて、それぞれの理解と可能性など、語り合いました。

メタバースの会では事前に有志でメタバースに集まってもらって、みんなでメタバース体験を共有するなど実施したり、ブロックチェーン会では、ブロックチェーンの原理をデモを交えて詳しく取り上げたりしました。

「Web3」もそうですけど、ここ最近は、個人的な興味もあって、ブロックチェーン技術の話題をテーマとしました。

次回開催は9月15日。
これまでオンラインのみで開催してきましたが、9月はメンバーのFullonさんが運営する「Fullhouse」というコワーキングスペース、その会議室をご提供いただきましたので、Zoomとのハイブリッドで開催します。

テーマとしては、「リアルタイムデータを視覚化し、クラウドビジネスに活用する!」で、私からはOpenSearch Dashboradsの活用について発表させていただく予定です。
どのようなデータを可視化すると、クラウドビジネスに役立ちそうかなど話し合いたいと思います。
また、会場をご提供いただいたFullonさんの最近のビジネス情報についても併せて発表いただく予定です。

是非みなさん、リアルもしくはオンラインでご参加ください。

3.メンバー発表
『HoloLens活用事例とスマホAR』
株式会社ホロラボ  Co-Founder, Director
株式会社システムフレンド  取締役 / Microsoft MVP
前本 知志 氏

株式会社システムフレンド 取締役、株式会社ホロラボCo-founder、MicrosoftMVP Mixed Realityの前本です。よろしくお願いします。
今日は、XRデバイスのHoloLensの活用事例のご紹介と、スマホARについて
お話させていただきます。
まずは、株式会社ホロラボのご紹介になります。
ホロラボは、Windows Mixed Reality他、xR技術やセンサー技術に関する
 ・調査研究
 ・システム/アプリケーションの企画開発
 ・普及啓発活動
を行っている企業で、従業員57名の会社になります。
 Mixed Reality黎明期より事業を行っており、2018年以降、NHK様や、JR東日本様、トヨタ自動車様、三菱重工グループ様、大林組様、NTTドコモ&森ビル様などとのプロジェクト経験など、蓄積した経験と実績があります。
プロジェクトは、設立以来、市場の成長に合わせて順調に増加しており、PoCプロジェクトが多数でしたが、最近では、試験導入や実導入前提のシステム開発案件が増えています。
 2015年から活用範囲が、部屋、フロア、建物、街と広がっていき、2030年には宇宙というロードマップがあります。
 製造業向けの取組みでは、トヨタ自動車株式会社さんでの活用事例で、工具のHoloLens連携、社内でのVR、AR体験環境構築などがあります。
例えば、会議室に仮想で人が集まり、仮想空間上の車のモックを見ながら打ち合わせをするものなどがあります。
 三菱重工株式会社さんでは、遠隔支援アプリ、ナビゲーションアプリ等の開発支援を行いました。遠隔地の作業者に、仮想空間で作業指導をするようなものなどがあります。
 建設業向けの事例では、配管の3Dデータをタブレットに表示し、現実の画像にかぶせて配管の情報を表示するもの等があります。
 2022年1月に、建築建設土木チームと、空間情報技術チームと2チーム編成でプロジェクトを遂行しています。
 建築建設土木チームでは、ホロラボの会社概要やサービス紹介をバーチャルスペース内でインタラクティブに紹介したり、物理空間をデジタルにし、デジタル空間をデザインし、美しく表現する技術等から、お台場のヴィーナスフォートで、NTTさんと共同で実証検証を行いました。建物の構造をHoloLensに表現するため、3Dスキャンでデータを取得し、そのデータから再現を行いました。
 コンシューマー向けではドコモさんのお手伝いをすることが多いのですが、
XR Cityという街などで行うイベントがあり、その場所に行けばXRが体験できるというものを開発こともあります。
 不動産関係では、メタバースで物件を見るアプリケーションを開発しました。
 HoloLensはビジネス向けのデバイスなので、今まで色々な業種で実証検証が行われてきて、最近では、ビジネスになり、導入が始まっているという段階です。街中で見るということは中々ないですが、建築現場や製造工場などで活用されており、データについては、クラウドにつながっているという感じです。

※ここで、HoloLensの実演を行っていただきました。
 内容は、基本的な機能の紹介と、屋内の壁などの構造を画像から認識し
 そこに物を投げると、ぶつかったり、積み重なったりするものでした。

ホロラボではいくつかパッケージも出しているので、そちらもご参考にしていただければと思います。例えば、CADをクラウド側で変換し、HoloLensで表示するもの、遠隔地とバーチャルにコミュニケーションをとるような物などがあります。
 HoloLensを導入するにあたっては闇雲にHoloLensを使うのがよいわけではありません。まずは、課題を確認しHoloLensではなくても、スマホ、iPadでよいのでは?というものもあるので、適切なものを選択して、設計開発を行っていくという流れになります。
 ホロラボはHoloLensの開発を行っているだけの会社ではないので、何かあれば是非課題からご相談いただければと思います。
 また、HoloLensは書籍も出版されているので、是非そちらもご参考にしていただければと思います。内容は、技術的な内容ではなく、HoloLensの紹介と、どうすれば業務に使えるかといった内容になっています。

ここまでが、HoloLensのご紹介となります。

次に株式会社システムフレンドのご紹介になります。
簡単に言うと、3つの部門があり、昔からメインのEC部門があり、こちらのつながりからNCWGに参加させていただいた経緯があります。
 次に、XR部門です。こちらが、私が担当している部署で、XRアプリやSDKの開発などを行っています。
 次に、医療・福祉部門です。モーションセンサーで、人間の骨格を抽出したりして医療に役立てる、といったパッケージの開発などをおこなっています。

本日はSDKのことをご紹介させていただきたいと思います。

弊社の主なお取引先として、ソニーさんがあります。
委託で、AR向けのSDKである、「ToF AR」というSDKの開発を行っております。
「ToF AR」はiPhone、Android向けのSDKで、特にiPhoneのLiDARセンサー、空間を認識できるカメラ向けのSDKになっています。
プレスが出てまして、2022年6月15日にリリースされました。このSDKは、手の認識や顔の認識にすぐれています。
これは応用例として、VTuberの配信アプリに応用されていて、人を認識するものになります。
 靴のサイズを非接触で測ったり、部屋に仮想的に物を置いてみるとか、遠隔でコミュニケーションしたりといったことが応用事例としてすでにあります。
長年開発してきましたが、まだリリースされたばかりでこれから広がっていくとよいなと思っています。
是非、「ToF AR」をいう名前を覚えていただければと思います。

「ToF AR」は、
・Sonyが世界的に大きなシェアを持つスマホ用ToFセンサー、LiDARスキャナー 
 のデータや、Sonyが得意とするセンシング技術からもたらされる認識結果デー 
 タに簡単にアクセスできるUnity用SDK
・ARアプリ開発ができる、というのはもちろん、カメラや画像認識技術へのこ
 だわりが感じられるAPIセット
・スマホで手軽に人物・環境3Dスキャンが行えることにより様々な世界が広が
 ります
  ->車載でドライバーの動作検知(居眠り、危険動作)
  ->メタバース空間に配置するための実物スキャン
  ->土木・建設現場での現状クイックスキャン&共有
などが特徴です。

※ここで、「ToF AR」の実演デモを行ってもらいました。
 内容はてを認識して、関節点を認識するもの、
 顔認識をするものでした。

「ToF AR」については、個人ブログで記事を公開しています。
https://satoshi-maemoto.hatenablog.com/

また、来年早々に出版されるある雑誌に、技術記事を寄稿しています。
発売されたら、是非、読んでいただけるとうれしいです。

駆け足になりましたが、ご清聴ありがとうございました。

■発表資料
ホロラボのご紹介
システムフレンド会社案内
HoloLens活用事例とスマホAR

【質疑】
Q.VRゴーグルも、センサーカメラによって周囲の映像と合成することが可能だ
 と思いますが、シースルー型デバイスの優位性はどのようなものでしょうか?
A.HoloLensは値段が高いので、シースルー型だと、例えば、Meta Quest2など
 家庭向けの物は値段がそこまで高くないので、一般や家庭向けに普及するのは
 そういったデバイスだと思います。
 また、シースルー型のデバイスは、アプリでシースルーしないように作れば、
 それでメタバースなどの再現も可能です。

Q.VRゴーグルの外部カメラの性能が向上ずることによって、将来HoloLensとい
 ったシースルー型のMRゴーグルがVRゴーグルに代替されていくことはあるで
 しょうか?
A.例えば、現実の物が肉眼で見えた方がよい、建築現場など、では、シースルー
 の方がよいとか、座って使えるようなものであれば、VRゴーグルなど、あと
 はやはり価格の問題かと思います。

Q.HoloLens2は実質何分(何時間?)くらいかぶっていられますか?
 かぶっていても疲れないでしょうか?
A.そんなに重くなく、レンズ部分が跳ね上げできるので、1時間くらいはかぶっ
 ていても疲れないと思います。

Q.XRで幅広くお仕事をされていますが、企画から実現まで、一般的にはどのく
 らいの期間を要しますでしょか?
A.規模にもよりますが、単発のARのアプリだと、3~6カ月、SDKは5年くら
 いやっているが終わらなかったり、ですが、一般的には半年くらいかなという
 感じです。
 通常の業務アプリの開発などと比べると、現状のユーザー数が少ないこと、開
 発者が少ないことなどもあり、HoloLensでできること、できないことをお客
 さんに説明し要件をつめないと行けないため、そういった点では時間がかかる
 かもしれません。

Q.BtoBだと製造業と建設業が事例としての割合が大きかったのですが他に伸び
 そうな業界はございますか?
 遠隔医療ですかね?個人的にはスポーツ観戦でスタジアムにいけない試合をリ
 アルに体感できればと思います。
A.製造、建設ははまるところで、あとは、遠隔でコミュニケーションしたりとい
 うとこでしょうか。
 遠隔医療は技術的には可能だと思いますが、法律的にはNGだったりとそうい
 った面からの整備も必要になります。
 スポーツ観戦は、会場にカメラをたくさん付けて3Dにするとかはできると思
 います。広島の人で、メタカープといったものをやっている人もいます。

Q.ToF ARについて、いろいろ活用できそうなSDKで面白そうですが、海外含め
 て類似なSDKは存在しないのでしょうか?
A.たとえば、Googleや、Appleが出しているものがデファクトスタンダードであ
 ります。
 ToFはGoogleやAppleのSDKと連携して使えるように脇を支えるようなものに
 なっています。

4.会長からの総括
会長 小堀吉伸

 前本さんどうもありがとうございました。
 本来であれば、リアルな場でもう少し時間をとって、色々と体験させてもらいながら、お話しいただけたら良かったのですが、短い時間でたくさんのお話しをいただきありがとうございました。また、是非、引き続きお話しを伺えたらと思います。
 エッジには色々なものがあるという中で、前本さんは幅広く、ご自身のやりたいこと、立場を作ってお仕事されていてうらやましく思いました。なかなか、最近ではコロナ禍ということもあり、新しいことを入れられることも無いので、大変よかったです。
 みなさんにも、是非、前本さんとつながりを持ってもらって、お仕事につなげていただければと思います。
 今回まで、オンラインでの開催が多かったですが、今後は、リアルでの開催、リアルとオンラインのハイブリッドの開催などを増やしていきたいと思っています。
 次に前本さんにお話しいただく時には、是非、リアルの開催でお話しいただければと思います。
 みなさん、お疲れ様でした。

5.懇親会

懇親会についても、オンラインではありますが、大いに盛り上がり、メンバー・ご協賛の方々との積極的な交流を図ることができました。
皆さん、お疲れ様でした。


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