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第44回 ニッポンクラウドワーキンググループ会合[大阪開催]報告

『OpenStackからみるクラウドビジネスの展望』をテーマに、第44回ニッポンクラウドワーキンググループ会合を開催いたしました。
大阪での今回の会合は、GMOクラウド株式会社さんに会場をご提供いただき、多くの方々にご参加いただき活気ある会合になりました。

会合にご参加いただいた大阪のみなさん、遠方よりお越しになったみなさん、ありがとうございました。

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【日 時】2017年6月16日(金)16:00~19:00
【会 場】GMOクラウド株式会社 大阪支社
【参加者】メンバー、協賛各社および関係者の方々を含めて60名程度

1.開催のご挨拶
副会長 藤田 浩之

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皆さん、本日は第44回ニッポンクラウドワーキンググループ、大阪開催にお集まりいただきありがとうございます。

関西のみなさん、ご参加いただき、ありがとうございます。関東から足運んでいただいたみなさんも、ありがとうございます。
1年ぶりにまたここ大阪で開催することができ、非常に嬉しいです。

そして今回この会場をご提供いただきましたGMOクラウドさん、ありがとうございます。この場でお礼申し上げます。

今回開催に尽力いただいているGMOクラウドの小野さんとは、実は私と意外な繋がりがることが先日発覚しまして、小野さんのお父さんがウィンドサーフィンでは結構有名な方で、私が毎週通っているウィンドサーフィンのショップのオーナーとも小野さん含めて懇意にしていたということがわかり、その事実に驚かされました。
さらに、本日講演いただく日本OpenStackユーザー会の長谷川さんは、大学の卒業研究で一緒だった同期で、この会の活動を通して再会したという事実があります。

この会をやっていなかったら繋がらなかったことがある。会をやっていてよかったと実感しております。

我々ニッポンクラウドワーキンググループは、「サムライクラウド」を掲げていて、これは、「日本からクラウドビジネスモデルを世界に発出するぞ!」という思いを込めたものであり、会の活動もクラウドビジネスが生み出されるような土壌、“場”を作るということに注力しています。
ですので、本日ご参加いただいたみなさんもぜひ、この場を活かして繋がっていただき、クラウドビジネスの「結実」につなげいただけたらありがたいです。

2.NCWGのご紹介/各部会のご紹介

会のご紹介
会長 小堀 吉伸

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「サムライクラウド」を、日本発のクラウドビジネスを発出する場、日本のクラウドビジネスを広げる場にしたいと活動しています。2011年から活動しており、もうすぐ丸6年です。前身のニフティクラウドワーキングを含めると丸7年です。

今年度の活動として「Byond the Clouds! ムスビ(結)で、実を創る!」をスローガンに、ちゃんと6年やってきた成果を出しそうとしています。
テクノロジードリブンでやってきましたが、ビジネスにする必要もありクラウドビジネス部会ではビジネスへの結実を目指しています。
テクノロジー面では最近ではLoRaなどの実技術を使ったことをやっています。

今回の大阪はオープン開催ですが、通常は非公開でメンバーやサポーター限定でやっています。
関わっているのは400人ぐらいの大所帯になりましたが、もっと関西の方にも関わってもらいたいと考えています。

サムライクラウド部会
部会長 野元 恒志

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SAMLとOpenSocialでアプリを横串でつなぎ、あまねく水平につながるアプリケーションの統合に取り組んでいます。
わかりやすくいうと、マクドナルドでメニューを選ぶのと同じようにクラウドサービスを選べるよう、SAMLとOpenSocialを活用しようとしています。
CBA(クラウドビジネスアライアンス)と月1回程度一緒に部会を開催しています。
フロント連携+IDフェデレーションでシングルサインオンの環境を実証実験してきました。

ここで皆さんに伺いたいのですが、Shibboleth・OpenAM・キークロークというワードを知ってますか?(会場に挙手で質問)
Sthibbolethは大学で使われているので有名です。OpenAMはサンマイクロが源流です。キークロークはRedhatです。キークロークの知名度はまだまだのようです。
今後は、Docker、性能測定などをやっていく予定です。

クラウドアプリケーション部会
部会長 尾鷲 彰一

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2016年はビーコンをやりました。2017年はLPWAの調査検証を予定です。
LoRaWANはLPWAのひとつで、免許不要で10km程度の通信が可能な技術です。
最近ではArduinoを使った温度湿度センサの実験を実施しました。

クラウドビジネス推進部会
部会長 藤田 浩之

スローガンは「Cloud Fast! 日本のクラウドビジネスを加速させる!」です。日本発のクラウドビジネスを促進する立場で活動しています。
直近の活動としては『アントレプレナーの教科書「顧客開発モデル」』を教材に勉強会を実施しました。
次の勉強会題材は「五輪書」を題材に勉強会を行う予定です。

クラウドサービス部会
部会長 小堀 吉伸

クラウドをテクノロジーではなくサービスとして昇華していく部会です。。
サービスを補完するサービス(Service as a service)を作っていきたいと考えています。
途中参加でもいいのでぜひ参加ください。

3.メンバー各社からのご紹介

「日本の受託型システム開発会社の今とこれから~アルティネットの場合」
株式会社アルティネット 宮原 哲也 氏

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アルティネットは1999年創業、Webシステム開発・マネージドホスティングサービスをやっている、NCWG設立時からのメンバーです。
創業理念は「インターネットの普及啓蒙」、経営理念は「インターネットとインターネットを支える技術で、一人でも多くの人を幸せにする」、
社是は「高い倫理観を持ち、正直に生きる」です。

受託システム開発会社としてのアルティネットの強みは3点です。

1.お客様の業務をシステムに落としこめる
2.インフラからアプリまで開発可能(モバイル含む)
3.お客様とひとつのチームになれる。

しかし、それって受託開発会社の必須要件なんです。
とういうことで、改めて自社の強みを分析すると「常に新しい領域に挑戦し、技術で要望にこたえてきた」にたどり着きました。
たとえば、i-mode、着ウタ、ケータイ決済、サイネージなど新しい技術はその黎明期にチャレンジしてきました。

今はIoTに取り組み中です。見守りサービスのスマホアプリやクラウド側アプリを開発中です。
AIにも取り組み中で、TensorFlowをつかったサービスを立ち上げようと、プロダクトアウト型で検討中です。近々新しいサービスもお披露目できると思います。

これから取り組みたい領域は、CPS(CyberPhysicalSystem)の進展した社会における、IDとデータ連携です。
といっても自分たちだけでは何もできないので、NCWGのメンバーとパートナーとしての取り組みを推進中です。

Q.CPSとは何でしょうか?
A.物理(人)の動きをサイバー側に取り込み、サイバー側から物理(アクチュエータなど)にフィードバックする相互の仕組みです。

「パートナービジネス事例」
JIG-SAW株式会社 坂本 勝也 氏

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3年前からIoTやり始めました。もともとはLinuxディストリビュータ(商用OS)で、NCWGの参加会社(レンタルサーバやホスティング事業者)にも商用OSを提供していました。
IoTは1社でできることは限られており、みなさんと協力して行きたいと思っています。

IoTのビジネスの一例を紹介します。

①視細胞制御送付とハードウェア開発
視力を失った人に視力を提供するようしくみを作っています。電気信号を網膜に伝えることで、目の代わりをさせようとしています。もちろん医療分野なので1社ではできません。岩手大、京大山中教授のチームなどと協力しながら進めています。

②農業用ドローン
軽トラに乗るぐらいの大き目のドローンに、肥料や農薬を搭載し散布する純国産ドローンです。この中でドローン飛行管制システムを作りました。複数のドローンに対して、管制塔の役割を携帯のの基地局作ろうと実証実験をやりました。

③エッジコンピューティング
NTT西日本との共同実験で、フレッツ網の中にエッジサーバを置き、電話局の中で完結する(折り返しが近い)処理基盤を実験しています。適用例としてはCDNが考えられます。今後も、NTT西日本やNTTスマートコネクトとの実証実験を今後行う予定です。

④その他
ATM監視システム、蓄電池のデータ分析、車両の自動運転などをいろんなパートナーとやろうとしています。関西にはよく来ていますので、ぜひお声掛けください。

Q.視細胞制御はどのくらい実現できていますか?
A.人に対する臨床試験は2年後ぐらいを計画しています。国際特許は取得できる見込みです。動物実験では、砂嵐の中に人が見えるレベル実現済みです。

4.GMOクラウド社からの各種ご紹介

「IaaSベンダーの新たな取り組みSaaStartとは? 」
GMOクラウド株式会社 セールスストラテジーディレクター 小野 寛徳(ひろなり) 氏

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本日は「SaaStart」を紹介します。

GMOクラウドは1993年創業、1995年からレンタルサーバ事業を開始しました。
代表の青山氏はもともとスノーボードの販売をやっており、ネットを使って販売しようとしましたが海外の高いサーバしかなかったので自分で事業を始めたのがきっかけです。

今回は「SaaStart」の話をします。
「SaaStart」はSaaSを購入したい企業と、SaaSを販売したい企業をつなぐビジネスプラットフォームです。
「さぁStart」社内でも失笑が漏れるような命名でスタートしました。

提供中のサービス(例):
・シンプルメール:添付ファイルの暗号化サービス(暗号化に特化した単機能サービス)
・SiteLock:Webサイトの脆弱性診断・マルウェア検知ツール。マルウェアの除去も可能。
・トロッカ:Webサイト(DB含む)のバックアップ&復旧サービス
・PanoCloudVR:VRコンテンツを1個800円で作れるサービス。
・Smover:クラウドファイルサーバー。オンプレに設置いただくキャッシュサーバとの組み合わせで、クラウド側に自動的に転送される。安全&高速。

パートナー様に対して何が提供できるかを模索しながらやって行きたいと思います。
SaaStartのアプリコンペティションを実施します。来週Webページに募集フォームが掲載されます。ぜひご参加ください。
また、パートナー様への支援体制も充実しています。

Q.SaaStartのお試しメニューメニューのようなものはありますか?
A.開発環境の無償提供などをやっています。

Q.すでに提供中のサービスに近いサービスの提供は可能でしょうか?
A.売りわけができないので、今はあまりかぶらないようにしています。しかしSaaStart以外のところで組める部分もあるのでまずはご相談いただければと思います。

5.ゲスト講演

① 「OpenStackの最新動向(最新ボストンサミット報告を含めて)」
AXLBIT株式会社 代表取締役社長/ビットアイル総合研究所 所長/日本OpenStackユーザ会ボードメンバー/OpenStack Foundation公認アンバサダー/OpenStack Days Tokyo 発起人及び実行委員長 長谷川 章博 氏

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本日は以下の3本柱でお話しします。
1. OpenStackとは?
2. OpenStack Summit Boston 2017の報告
3. OpenStack Days Tokyo 2017の見どころ

<OpenStackとは?>
・A Word on “The Cloud”
– Public Cloud、Private Cloud、Haybrid Cloudのそれぞれで使われているが、実際にはPrivate Cloudで使われているケースが多い
・ What is OpenStack
– プログラマブルインフラ
標準化されたAPIを使用してコンピュータ、ネットワーク、ストレージ群の管理をするクラウドOS
– 一つの基盤で仮想マシン、コンテナ、物理サーバ(ベアメタル)を提供
・ビジネスを加速させる要素は?
1. コスト
2. 運用効率
3. イノベーションの加速
・様々な企業で使われるOS
ex. ウォールマート(リテール)、eBay(コマース)、paypal(金融)、
フォルクスワーゲン(製造)、AT&T(テレコム)、ハーバード大学
(アカデミック) etc.
・History of OpenStack
– 2010年にNASAとRackspace Hostingによって始められたIaaSクラウドコンピューティングプロジェクト
– Fortune 100の50%が使用
– 通信会社の87%が使用
・The OpenStack Campanies
– 7万3千人を超えるエンジニア
– 185カ国の企業や団体が普及活動を支援
– 650の協賛企業
– 500万を超えるコンピューティングコア
・Cross Community Collaboration
– コンテナ、PaaS、NFV、Provisioning
・OpenStack Software Version
– 最新Ver. Octa、2017年2月22日リリース、1回/半年くらいのペースでVer Up

<OpenStack Summit Boston 2017の報告>
・開催概要
– 2017年5月8日から11日にボストンにて開催
– 63カ国から約5,000名が参加(前回バルセロナは約5,200名)
– 開発以外のセッションのイベントとしては今回が初めて

・基調講演トピック
– Fortun 100の50%が使用
– OpenStack Foundationが推進する5つの注力分野
1. OpenStackとは何か、について明確に発信する
2. ユーザーから開発者へのフィードバックループの向上
3. 複雑さの改善
4. OpenStackの個々のプロジェクト単体での活用
5. コミュニティリーダーの育成
– 第二世代に突入したプライベートクラウドの特徴
・第一世代はHyper Scaleなクラウドユーザ(Yahoo!, eBayなど)
・第二世代は規模に関係なく簡単に様々なユースケースに適用できる

・Private Cloud as a Service
– Remotely-Managed Private Cloudが台頭

・ユーザー事例紹介
– ベライゾン(エッジコンピューティング事例)、AT&T、GEヘルスケア、
US Army Cyber School、
eBay(kubernetesの大規模運用事例)etc.

・Edword Snowdenインタビュー
・一般セッション
・Foundation Gold Members
– 中国の企業が増えている
– 日本は伸びていない
・新規サミット企画
・OpenStack Days
・次回
– 2017年11月6日から8日にシドニーにて開催

<OpenStack Days Tokyo 2017の見どころ>
・2017年7月20日、21日@虎ノ門ヒルズフォーラム
・日本発祥のグローバルイベント
・長谷川氏はスターターの一人(今回で5回目)
・世界15カ国以上の国と地域で開催
・2017年は「オープン×コラボレーション」がテーマ
– Key Note
・OpenStack × Cloud Foundry
・ドワンゴ 宮本 卓 氏、自治体におけるOpenStack採用事例、
LINE サミル イブラジッチ 氏 etc.
– コラボセッション
・テーマ1:PaaS × コンテナ
・テーマ2:Open Fog × IoT × エッジコンピューティング
・テーマ3:DevOps × CI/CD
– 他にも80を超えるセッションを用意
・NCWGも後援団体になっている

Q.CloudStackとOpenStackの大きな違いを1つあげるとすれば?
A.APIが標準化されており、デファクトスタンダードであること

Q.AXLBITの会社としてのOpenStackへの取り組みは?
A.Hosted Private Cloudを進めている、OpenStack as a Serviceをサービスとして提供する準備をしている

②「ITコンサルタントが語る!OpenStackを活用した課題解決のやり方」
日本仮想化技術株式会社 エンタープライズクラウド事業部 玉置 伸行 氏

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本日お話したいこと。
・日本仮想化技術のご紹介
・OpenStackを活用した課題解決
– 過去:ビジネスモデルについての課題
– 現在:プライベートクラウド導入についての課題

<日本仮想化技術(VTJ)>
・ベンダーニュートラルで、仮想化に特化した技術者集団
・社員数は全員で9名(玉置氏以外は技術者)
・通信事業者のクラウド・NFVシステムの検討・評価や運用オペレーション支援を実施

<OpenStackを活用した課題解決 過去:ビジネスモデルについての課題>
・転職当時のビジネスの課題
– OpenStackビジネスを早急に立ち上げる必要があった(2013年当時)
– 案件獲得のための営業活動が効率的にできていない
– 調査レポートや技術メモが会社に死蔵
– 属人的な仕事が多い
・『オセロの4角』を取る
– 他社に真似できない、ビジネス上で優位に立てる“もの”や“こと”を4つ摘出して、他社との差別化を図る
– 「ドコモでの事例」「事例の横展開」「事例のソリューション化」「マーケットでのマインドシェアの獲得」
・課題に対する解決策
– OpenStackセミナーの立ち上げ
参考)19回目のOpenStack最新情報セミナー(OpenStackでGPUを活用するための技術セミナー)を7月末@東京で企画中
– セミナー企画とフォローで営業活動を代替
– 技術資料は基本的に全て公開
– ソリューションサイトとSlideshareで手間をかけずSEMを実施
・課題解決における気づき
– 対象セグメント:通信事業者のクラウド/NFVの検討、クラウド関連技術の目利き
– ロール:お客様側の技術コンサル

<OpenStackを活用した課題解決 現在:プライベートクラウド導入についての課題>
・Why プライベートクラウド?
– 個人情報や機密情報やセキュリティの観点で、外部での管理が難しいシステムが存在する
– 試算するとプライベートクラウドの方が安い
・大規模なサービス事業者
・通信事業者
・Why OpenStack?
– オープンソース
– 国内外でユーザーが多数
– 開発コミュニティが活発
・導入についての課題
作るから運用するへ
– インフラ層への自動化技術の活用
– OpenStackの運用管理
・解決に向けて実施したこと
– 課題の明確化とプライオリティ付け
– ソリューションベンダーに相談する
– 国内外のOpenStack運用者の生の声を聞く
– イベントで発表する
・インフラ層への自動化技術
– 欲しいときに欲しいリソースを割り当て
– 割り当て可能なリソース
・物理リソース(サーバー、ネットワーク、ストレージ)
・仮想リソース(サーバー、ネットワーク、ストレージ)
・目標)Immutable Infrastructure
・目標)Infrastructure as a Code
・OpenStackの運用についての課題(一例)
1. OpenStackについての課題
– OpenStackに障害検知の仕組みがない
– OpenStackのメーリング機能(リソースの使用状況を可視化)が使えない
– 仮想ネットワークの監視やQoS管理についてのノウハウが足りない
2. OpenStack基盤の運用・監視における課題
– 監視ツールのアラーム設定やログ管理ツールのBlock/White listや問題発生時に参照するナレッジベースを手動で管理している
– アラーム設定やナレッジベースの更新はOpenStackの熟練者にしかできない
– 正常時の監視についてのノウハウが足りない
3. OpenStack基盤ログ管理についての課題
– OpenStackから出力されるログの量が多すぎる
– システム一意で一貫性のあるログが出力されない
– ログから原因を特定するのが難しい(OpenStackについての高度な知識が必要)
4. 運用オペレーションについての課題
– インシデント管理の対応記録とナレッジベースの紐付けが不十分
– OpenStack基盤の構成管理情報がExcel管理で他システムから参照できない
– アラーム設定やBlack/White listやナレッジベースはOpenStackのバージョンや機器構成が変わるたびに見直さないといけない
・課題解決における気づき
クラウドの運用にこそ改善点はある
– AWSではあたりまえだが、OpenStackではできないことは多い
– 運用者のマインドに変化を与えることが今は大切

<OpenStack共同検証ラボのご紹介>
・ブロードバンドタワーと立ち上げ、現在7社でコラボ中
・OpenStack共同検証ラボとは
– ブロードバンドタワーのデータセンター施設を利用し、検証環境を用意する
– 「OpenStack共同検証ラボ」に協賛する会社を募り、協賛企業と共に検証を行う
– 「OpenStack共同検証ラボ」で得たノウハウや知見をドキュメント化し、ドキュメントを一般公開する

Q.通信事業者にOpenStackのどういうところが響いたのか?
A.1.オープンソースだったこと
2.NTT、Docomo、NTT ComなどのNTTグループを主導するプロジェクトがOpenStackだったこと

Q.OpenStack共同検証ラボの7社に検証をやってもらえるか? 何かしらのお願い事項があるのか?
A.ラボでというよりも個別の会社で仕事として受けることが可能

※発表資料はこちら

6.会長からの総括
会長 小堀 吉伸
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まずは、今回も広くて綺麗な会場をご提供くださいましたGMOクラウドさんありがとうございました。
増田さん、小野さんをはじめ皆様にご協力いただきました。
GMOクラウドさんにはNCWG設立当初よりご協力をいただき大変感謝しております。

また、ゲスト講演でお話しいただきましたAXLBITの長谷川さん、日本仮想化技術の玉置さんはわざわざ東京より参加してくださいました。ありがとうございました。

今回の会合を、今期のスローガン「Beyond the Clouds! ムスビ(結)で、実を創る!」の通り、実(じつ)を創っていく、良い意味の言葉での商売につなげてもらえればと思います。

実は日本仮想化技術の玉置さんとは、オラクルの「プロジェクトブルー」でご一緒していました。当時オラクルで現在は日本仮想化技術の代表取締役社長兼CEOの宮原さん他
も一緒です。当時はLinuxがまだ若かった時代で、それから20年経ってもつながっているというのは非常に感慨深いです。
NCWGも設立から7年になりますが、そういう場を創っていきたいと思っています。

AXLBITの長谷川さんが紹介くださいましたOpenStack Days Tokyo 2017は、実は7月20日の第45回NCWG会合と被っていますが、OpenStack Daysに行かれる方はぜひ行ってください。

8月4日には暑気払いがあり、9月、10月にも会合があります。11月には年度報告会を開催します。AIについてをテーマにし、講演は人工知能学会会長の山田 誠二先生にお願いする予定です。また、NCWGの各部会もぜひ活用してください。部会から成果を出して、会合で自慢してほしいです。

本日はありがとうございました。

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懇親会についても大いに盛り上がり、メンバー・ご協賛の方々との積極的な交流を図ることができました。
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ご参加された皆さん、お疲れ様でした。

【NCWG実行委員 報告書作成者】
平田 賀一(エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社)
佐々木 泰(株式会社クオリティア)


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