第7回ニッポンクラウドワーキンググループ会合報告
「SSOで広げるクラウド」と題しまして、第7回ニッポンクラウドワーキンググループ会合を行いました。
ニッポンクラウドワーキンググループの会合を晴天で迎えてくれたお天気も手伝って、外の暑さを上まる熱い会合となりました。
会場のご提供をいただきました株式会社NTTPCコミュニケーションズ様ありがとうございました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
【日時】
2012年6月4日(月)16:30~18:30
【場所】
株式会社NTTPCコミュニケーションズ様 セミナールーム(10F)
【参加者】
メンバーおよび協賛各社の方々を含めて約50名
【発表概要】
1.会長からのご挨拶
小堀 吉伸(株式会社北斗システムジャパン)
会場のご提供をいただきましたNTTPCコミュニケーションズ様ありがとうございました。
去年の11月からはじめて7回目の会合になります。
更に盛り上げていくためにも、是非会合や部会に前のめりで参加して、良いものを持ち帰ってください。
先日クラウドExpoがありましたが、今年はブロードバンドタワー様から20分のセミナー枠をいただきサムライクラウドを発表いたしました。
またブロードバンドタワー様、ハマゴムエイコム様、Joe’sウェブホスティング様 NECビックローブ様にのぼり旗、シールの配布をしていただきました。
秋の開催はもっと早めにみなさまと進めて、のぼり旗を回るスタンプラリーなどができるくらいになればと思っています。
直近では仙台の日本ITストラテジスト協会でNCWGの発表をします。
また、9月14日の仙台開催に向けても進めていますので、皆さんで盛り上げていきましょう。
NCWGとしても震災対策クラウドなどで少しでも協力をしていきたいと思います。
皆さんに支えられて活動ができていますので、みなさま今後もよろしくお願いいたします。
2.新規メンバー紹介
・メンバー会員
雲屋株式会社
アメリカのクラウドコンピューティング商材を販売しています。
もちろん日本発のクラウドを世界に広げたいと思っています。
デファクトスタンダードやオープンで使えるものを利用して日本のクラウドを広げていきたいと思います。
サイオステクノロジー株式会社
3.NCWGメンバー発表
佐々木 宏祐 氏(株式会社エスエーピー)
ナレッジマネジメントは個人の持つ知識や情報を組織で共有することでそれをうまく利用し業績を上げていこうというものです。
ナレッジマネジメントを活用するためのシステムです。
お互いがフォローしながら解決していくコミュニティQ&Aという機能があります。
事例では社内ログイン数3000回/月という数字を出しており、社内利用では多い数字だと思います。
サムライクラウドとの連携
サーバーににSamuraiSSOモジュールを入れて連携を実現させました。利用者はSSOを意識することなく利用することが可能です。
SamuraiSSOを利用したデモンストレーション。
今後の展望としてAipoとの連携、コミュニティQ&A情報をAipoに表示、スマートフォンなどのマルチデバイス対応、CRM等との連携を進めていきたいと思っています。
Q 次回以降のスケジュールでAipoとの連携については具体的には?
A オープンソーシャル対応をしてガジェットを利用して行きたいと思います。
Q サムライクラウド部会ではそのあたりを勉強していますので、是非ご参加ください。
河野 良秋 氏(株式会社セシオス)
サムライクラウドにはShibbolethが使われていますので、Shibbolethのお話しをさせていただきます。
ShibbolethはInternet2によって作られたオープンソースソフトウェアのシングルサインオンソフトです。
欧米では市民アカウントで利用されていたりします。国内では学術認証フェデレーションとして利用されており、国立情報学研究所が運営しています。
学術認証フェデレーションには80くらいのIdPとSPが存在します。
(Identity Provider)(Service Provider)
学術認証フェデレーションに参加するためのメリットとしてはシングルサインオンができ認証が一回で済むことや、学外からのアクセスが可能になるというところです。
問題点としてはシングルログアウトができない、IdP側でのアクセス制御ができない等がありますが、既存のシングルサインオンを利用してアクセス制御を行う事で対応をしたりしています。
Q 学術認証フェデレーションはアプリケーションのサービス提供企業はあまりいないのでしょうか。
A 現状少ないと思いますが、サービスを増やしたいといっているのでおそらく大丈夫ではないかとおもいます。
Q 課金はどのようになっているのでしょうか。
A 国立情報学研究所は関わりませんので、直接学校などと行っていただく形になります。
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4.クラウドビジネス推進部会
部会長 高橋 亮人(株式会社日本セパレートシステム )
メンバーソリューションサイトは皆のソリューションを知っていただくサイトです。
皆さんに登録していただける状況が整って参りましたので、みなさまにメーリングリストでお送りいたしますので是非ご登録ください。
物流クラウドについて進捗がございました。
第一弾としてSalesCUBEとHandTimeを連携を進めています。
作業時間とピッキングリストを集めるリストを利用する事で生産性を計算することができるようになります。
更に出荷データから必要人員を予測することも検討しています。
現在は連携ができることを確認しており、データ連係の条件などを検討しています。
今後クラウドビジネス推進部会では災害対策クラウドなどを進めて行きますのでみなさま次回部会で良い案を持ち寄っていただければと思います。
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・協業事例について
副部会長 藤田 浩之 (株式会社オレガ )
NTTコミュニケーションズ様のBizシンプルディスクバックアップタイプにVVAULTを利用したバックアップメニューができました。
システムクラッシュ等の時にクラウドにつながればリストアできるようになります。
今回の事例はレベニューシェアモデルで1契約後とに利益を分配する方式です。
是非部会でもこのような発表を行っていますので前のめりでご参加ください。
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5.クラウドビジネス推進部会
部会長 樋口 尚寿(株式会社オレンジソフト)
先日クラウドEXPOに参加いたしました。
ブロードバンドタワー様、ハマゴムエイコム様、Joe’sウェブホスティング様NECビックローブ様にのぼり旗、シールの配布をしていただきました。
また、ブロードバンドタワー様から20分のセミナー枠をいただきサムライクラウドについて発表いたしました。
グランドクラウドの実現、サムライクラウドがどのような問題を解決できるのか、サムライクラウドのアーキテクチャなどについてプレゼンをしました。
2012年5月23日に部会を開催しました。
ガジェット利用でもSSOが可能か等OpenSocialコンテナのOAuth2.0対応状況検証を行いました。
進行中のタスクとしてはOpenAMでのID連携検証やSamuraiSSOのSAMLネイティブ対応や災害対策クラウドなどがあり、随時進めて参ります。
一つのガジェットを作れば複数のスマートフォンで利用できるようにするような事も進めて行きますのでよろしくお願いいたします。
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6.各種ご紹介
佐藤憲明氏(株式会社NTTPCコミュニケーションズ)
ホスティングの企画、販売、アライアンスを行っています。
Biz-agoraという新しい中小企業向けのホスティングサービスをはじめました。
副島剛氏(株式会社NTTPCコミュニケーションズ)
Biz-agoraのご紹介いたします。
Biz-agoraはパッケージシリーズとセレクトシリーズがあります。
パッケージシリーズはSMB、SOHO向けにパッケージとして提供するサービスです。パッケージシリーズは情報システム部門の代わりになれるようなサービスまで提供しています。
反対にセレクトシリーズはいろいろと選べるサービスになっています。
セレクトシリーズはメールや業務システムなどをクラウド化できるもので、VPN接続も可能なクラウド環境です。またお客様環境のAD連携も可能です。
Biz-agoraのセキュアコネクションやクラウドコンポーネント、AD認証、仮想ディスクトップでクラウドで必要とされることを選択できます。
7.懇親会
会合後の懇親会も大変盛り上がりました。