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第41回ニッポンクラウドワーキンググループ会合報告


「ムスビ(結)で、我らのクラウドビジネスを創る!」をテーマに、
ニッポンクラウドワーキンググループ第41回会合を開催致しました。

今回の会合はニフティ株式会社さんに会場および懇親会をご提供いただき、
活気ある会合となりました。
ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。

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【日 時】2017年1月24日(火)17:00~19:00
【会 場】ニフティ株式会社 セミナールーム
【参加者】メンバー、協賛各社および関係者の方々を含めて45名

【司会者のご紹介】
実行委員 坂本 勝也

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1.開催のご挨拶
副会長 藤田 浩之

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昨年11月から新しい期になりました。
今期のスローガンは「Beyond the Clouds!『ムスビ(結)で実を創る!』」です。
活動開始から6年目を迎え、今年度は、今までの活動から何らかの成果を出すと言った「結実」の意味合いを込めてこのテーマで活動を行っています。
その一として、関係各社のつながりでビジネスを作っていこうという趣旨からメンバーの方々に自社のプロダクト等の話をしていただき、メンバーご協賛とのつながりを深めていこうとの趣旨から今回メンバー発表をしていただくことにしました。
今回の会合がクラウドビジネスの機会となりビジネスのチャンスを見つけていただきたいと思います。

 

2.新規メンバーのご紹介

株式会社クララオンライン 吉村 真輝 氏

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20周年を迎えるホスティングサービスの会社です。
ニフティさんと一緒に中国でサービスを(中国にインフラを)しています。
中国に強いのでよろしくお願いします。

 

3.部会報告

サムライクラウド部会
部会長 野元 恒志

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CBAさんと共に4年半ほど続けています。
部会を活性化するため、この度FoMSという名前に変更します。
最近はマイクロサービスのつなぎ方を考えていこうとしています。
今後はDockerやSAMLなどを研究していきます。
次回は2月14日 15:00からJPタワーで開催予定です。

 

クラウドアプリケーション部会
部会長 尾鷲 彰一

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前年までLoRaという通信規格を対象にIoTを研究していました。
LoRaはソラコムさん等が採用しています。
弊社でもLoRaでの事業を行っていきますので、ノウハウを提供して
いけたらよいなと考えております。
LoRaの電波の範囲は見通しがよいところで最大15km程度といわれ、
10km程度で通信できたという実例もあります。
消費電力は、通信頻度などに工夫は必要ですが、1年程度もちます。
主な使い方は、温度センサー等とつないで、センサーデータをクラ
ウドにアップすることです。
今季は4回にわたり、LoRaの使い方を実際にデモアプリを作りなが
ら考察してまとめていきます。

 

クラウドビジネス推進部会
部会長 藤田 浩之

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ビジネスの加速をテーマに、二カ月に一回、勉強会を実施しています。
ビジネスの進め方として、アントレプレナーについての勉強などを
実施しています。
1月20日にはスマートコネクトさんに場所をお借りして実施ております。
次回は終章として企画しています。

クラウドサービス部会
部会長 小堀 吉伸

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クラウドサービス部会では、サービスが何たるかについて考察して
います。現在はホールプロダクトの考え方に、事例を当てはめて考察
する活動をしています。
前回はカゴヤジャパンさんの事例を当てはめて検討し、メタサービス
化について説明しました。
現在はプロダクトの垂直的統合によりメタサービスで作れないかとい
うテーマも考えています。
次回は3月後半に予定しています。
クラウドビジネス推進部会と合わせて開催します。

 

4.メンバー発表①

「ネットサービスのパフォーマンス監視視覚化」
ネオス株式会社 小座間 隆 氏

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今回ご紹介するのは、弊社のサービスの事例の紹介になります。
ネットサービスのパフォーマンス監視のサービスですが、
わかりやすくデータを見せることでシステムの問題点に気づいた
事例を紹介します。

検証するデータ取得については、下記3つのポイントがあります。
・エンドユーザの環境から取得する
・一定間隔で取得する
・毎回同じ手順で取得する

こちらのサービスでは、ロボットと呼ばれるエージェントサービス
を計測するPCに入れて、計測対象のWebサービスを操作して測定す
る仕組みになっています。

【事例1:某社のWEBサーバのパフォーマンスデータ】

測定した数値のグラフから、周期的に9時から18時でレスポンスが悪くなるのが分かります。
→検証した結果、インフラがバックヤードで別システムのつながっていたことが分かりました。

【事例2:某通信キャリアの通信料のデータ】

比較的安定していますが、一時急速にレスポンスが早くなったタイミングがありました。
→検証の結果、多重化していた環境の一つが落ちていたことが分かりました。
→環境が片方だけになっていたため、ネットワークのレスポンスが良くなっていました。
→4時間後に回復したこともグラフから確認できます。

【事例3:某キャラクタの公式サイト】

Googleアナリティクスの穴を見つけた事例です。
ブラウザのデバッグ画面と同じような表示ができ、レスポンスにかかる時間がわかります。
→Googleのフォントサービスを利用することによって遅くなっていました。
→対処すると最大パフォーマンスが3倍になりました。

【事例4:某情報提供サイト】

ある日を境にレスポンスの低下が発生しました。
→DL数が25%増加していました。
→ユーザがCMSを取り入れたところところ、ページが大きくなって遅くなったことが分かりました。

(他にも6事例程、実例をご紹介いただきました。)
弊社のこのサービスのメリットは次の点があります。

・解析用のエージェントをWebサーバ等に組み込む必要がないため、現在のサービスに手を入れる必要がない
・サービスに手を入れる必要がないため、他社との比較(他社のパフォーマンスを測定)ができる

まだ新しいサービスですが、

・代理店制度
・アウトプットのビューワー
・第三者の監視データ
など様々の利用の仕方で、協業をしていきたいと考えております。

Q:対象データはWebのパフォーマンスのデータではなく、いろいろなデータが取れるのですか?取得したデータをビッグデータ的に解析することなども可能でしょうか。
A:クライアントのパケットをすべて取っている仕組みです。ビッグデータの解析はできません。

Q:「隠れた弱点が見える」とのことですが、お客様からの多い問い合わせはどんなものでしょうか?
A:ロボットのシナリオがエラーで動かない場合の問い合わせが多いです。リンク切れ、ユーザ環境などの原因もあります。

Q:ロボットが行うシナリオはどんなものでしょうか?
A:保険会社系でいかに早く見積もりができるかというのが多いです。
URLでジャンプし、メニュー→個人情報→契約までを作って監視するパターンです。
旅行関係でも、メニューから選択→契約までといったシナリオが多いです。
マーケティング的な観点もあるようです。

Q:ABテストはできますか?
A:利用者の使い方によります。ロボットだけ、テストでも使いたいというお話もあります。

Q:中国のアクセスが遅いという話があります。
感覚値ではないものがあるのが良いと考えています。
サービスは日本だけでしょうか?
A:海外現地にプローブをおくという事例は既にあります。

 

5.メンバー発表②

「ちょうどよいサイズの開発案件」
ツバイソ株式会社 印具 毅雄 氏

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最近の私のトピックスをお話します。
ガームという会社のスマートウォッチを買いました。
ガーミンコネクトというサイトでデータを見れます。
これで仕事の生産性が上がりました。

スマホを電車の中などで、マナーモードにしているので、
メールなどがあった時に気づけるというのは非常に有用でした。
スマホのロックを自動的に外せる機能も便利です。

本題ですが、クラウドERPをなぜやっているか?という点からお話します。
私は大学のころ、遺伝的アルゴリズムの研究をしていました。
空気抵抗と容積のバランスを算出したりするので、新幹線のデザイン等にも
使われています。
そのころ、ゲームをしながらインターネット技術を使って役に立ちたいと
思うようになりました。
公認会計士の試験に受かったあと、業務の現場見ていく中で
「チェック/制度の生産性挙げらればいいのに」と思いました。
リーダー層で優秀なのは一部で才能を浪費するのはもったいないと考えます。

弊社の事業領域は自社クラウドERPです。
・Kintoneとの連携
・グループ連邦経営を意識
・業務自動化を意識
・1000人未満の上場を目標とする会社がターゲット

開発では、外部のサービスとの連携が多いです。
たとえば、一般的な業務ワークフローとして次のようなものがあります。
[申請→承認→発注→検収→債務→支払い(消込)→会計処理]

コラボフローというサービスを使うと、少ない開発で、
Kintone→ツバイソ間の業務を連携してくれます。
その結果、給与、購買、PL、BLにリアルタイムに反映さます。
KintoneはJSでカスタムできるのでツバイソのデータをも見れるようにしています。

ERPがあると経営管理や営業がやりやすいです。
市場には1000人未満でちょうどいいERPがありません。
そのため、未だにEXCELで管理している会社も多く、ニーズは大きいです。
また、ユーザは会計、業務、ITをまとめてみてくれるところを求めています。
上流からかかわることになり、中長期的にかかわれる他、
API連携で低リスク、高回転という形にビジネス的魅力があります。
また、IT導入補助金があり、通れば導入しやすくなるという点もメリットです。

Q:クラウドERPで導入しやすい/しにくい顧客像を教えて頂けますか?
A:あまりありません。どの会社でも使える部分を作っているつもりです。
一般的に既存のシステムがある場合、リプレイスが現場ユーザの抵抗になることはあります。

 

6.メンバー発表③

「サービスのご紹介」
株式会社スクロール360 丹羽 均 氏

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昨年からNCWGに参加しました。株式会社スクロールの100%子会社です。
サービスは通販に関連するサービスを行っています。
取引先は大きいところから小さいところまで様々です。
フルフィルメントサービスプロバイダを目指しています。
弊社のサービスの特徴としては、
・システムはクラウド
→データセンターは持っていません。
・フルフィルメントサービス
→物流代行、受注代行、決済代行サービスなど通販事業を行うためのサービスを提供しています。
→EC受注サービス代行の引き合いが多いです。
・プロモーションサポート
→ECコンサル、カタログ送付など、プロモーション業務のサービスです。

J社のアミノ酸の基礎化粧品で、長年業務を積んできました。
現在では物流と一部決済のサービスを提供しています。

会社の概要ですが、本社は静岡浜松にあります。
子会社には、株式会社キャッチボールという後払い決済サービス(決済にかかる審査もしている)の会社があります。
スクロールグループでは、物販の会社がほとんどですが、システムを取り扱う当社は異色の存在といえます。
沿革として、日本で初めて通販でシステムを導入した実績があります。
これから複数のEC事業者への出品管理を行うサービスを始めます。
サービス名はeシェルパモールです。
どこのECサイトに出すのか、仕入れや注文を管理できます。
取引先は物流で100社強、750億円分を扱っています。
サッカーコート4面くらい入る倉庫を持っています。
世の中には物流業者が多数あり、次のような点で差別化を図っています。
・ライセンスが必要な作業ができる
・採寸、撮影、原稿、裾直しなどの商品の取り扱いを行う
親会社の株式会社スクロールはカタログ中心(はがき、電話)で
最近ではネット販売の360に人が移ってきている状況です。

Q:大きい会社から小さい会社まであるとのことですが、
小さい会社との会社はどのようにしているのでしょうか?
A:5プランあって、受注の件数でプランを分けています。
受注の多いところでは専用サーバを用意して対応しています。

 

7.ニフティ株式会社からの各種ご紹介

ニフティクラウド株式会社
執行役員/CIO(クラウド・IT企画担当) 兼 クラウド事業部長
上野 貴也  氏

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最近のトピックスとしては、連華信、株式会社クララオンラインさん等と海外へのサービスを展開しております。
最近開始しているサービスをご紹介します。

<仮想デスクトップ>
某所であった情報流出の問題の一つに、一台のデスクトップの穴から他のデスクトップに攻撃が及んだことがありました。
クラウドデスクトップでは他のデスクトップには入れない仕組みとなっています。
また、DeepSecurityを利用し、アンチウィルスが常にかかるデスクトップを作れます。
オールFlashを使って速くしたりの工夫もしています。

<NAS>
IPを変えたくないレベルでそのままクラウドに移行するニーズがあります。

<fastly>
打倒Akamaiとして、発足しました。
・高速なCDN
・これまでキャッシュが難しかった部分ができるようになる
といった利点があります。
現在、エンタメ系での引き合いが多いです。

<NIFTY BIZ>
法人向けのサービスの洗い直しになります。
次の3つのサービスをワンストップで提供していきます。
■ShaMo
・個人携帯がビジネス携帯にできる
・03も使える
■シンプルVPN
・ゼロコンフィグVPN(ルータにさすだけで設定がいらない)
・2拠点で使えばひとつのネットワーク環境として使える
■WEB販促の窓口
・案件と全国の制作会社さんとのマッチングサービス
中小企業向けなので、協業できれば是非よろしくお願いします。

<NIFTY IoT>
IoTは、ユーザが何をやったらいいかわからない状況です。
ユーザと共にIoT利用(要件など)を考えるサービスです。
アジャイル開発者、ビジネスプランナー、UXデザイナ(、ビッグデータ)でチームを作って考えます。
あるお客様からセンサーを開発したので使い方の事例がほしいというお話がありました。
このお話から、センサーを用いたサービスを作り、製品化までたどり着きました。

<mobile backend>
スマートフォンアプリなどでよく使う機能を、クラウドから提供するサービスです。
IoTとサービスを簡単につなぐサービスもあります。

ニフティクラウドは「パートナー様ファースト」の考えでやっていきます。
今後とも協業できる機会があればよろしくお願いします。

Q:OEMでの協業は、今後増やしていく傾向にあるでしょうか?
A:OEMは増やします。お客様でリスクをとっているパターン、
ニフティクラウドでリスクを取るパターン、両方あります。
たとえば、大連は大連クラウドがリスクを取って実施しています。

8.会長からの総括
会長 小堀 吉伸

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本日は、今年初の会合となります。
今年は「Beyond the Clouds!『ムスビ(結)で実を創る!』」をテーマに活動していきます。
発表頂いた三社の方々、ありがとうございました。
もっともっと各社さんの紹介をやっていきたいと考えています。
そして、これから新しく来てくれた方々も含め、新しい枠組みを作っていきたいと考えています。
次回はNTTコミュニケーションズさんで会合を行います。次回も三社に発表頂きます。
今後は、大阪開催もあるのでぜひご参加ください。
また、協業モデルをNCWGのサイトで紹介しています。
協業事例をお持ちの方は、是非紹介をして頂きたいです。
条件はNCWGのメンバーで2社以上関わってる事例です。
会場をご提供いただいたニフティ株式会社さん、ありがとうございました。

 

9.懇親会
懇親会も大いに盛り上がり、メンバー・ご協賛の方々との積極的な交流を図ることができました。
実のある、記憶に残る懇親会となりました。ご参加された皆さん、ありがとうございました。

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【NCWG実行委員 報告書作成者】
鈴木 淳史(株式会社オープンウェーブ)
尾鷲 彰一(株式会社オープンウェーブ)


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