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第18回ニッポンクラウド ワーキンググループ会合報告

「グローバルクラウドの潮目!」と題しまして、第18回ニッポンクラウドワーキンググループ会合を行いました。

IDCフロンティア様に会場をご提供いただき、30名を超える参加で活気ある会合になりました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 

【日時】
2013年10月17日(木)17:00~19:00

【場所】
株式会社IDCフロンティア セミナールーム(新宿御苑)

【参加者】
メンバーおよび協賛各社の方々を含めて約30名

【発表概要】

1.副会長からのご挨拶

藤田 浩之(株式会社オレガ)

 







まずは、今回会場と懇親会をご提供いただきました、IDCフロンティア様、ありがとうございます。
それから、今回も、運営委員以外のメンバー(アルティネットさん、Fullonさん、データリンクスさん)が
会合運営にご協力いただいております。ありがとうございます。

さて、「ニッポンクラウドワーキンググループ」としては、実は今月で「2周年」、来月から「3年目」に突入します。
正直、個人的には「もう2年経ったの?」という感じです。「まだクラウドで黒字化できていないのに」という感じなわけです。
NCWGが発足した当初と比較すると、さすがに“クラウド”というキーワード(あるいはバズワード)は落ち着いた感があり、その分“実”が増えているのかなと思います。
当社が関わる案件でも普通にクラウドの利用が違和感なく候補に挙げられています。2年前とは明らかに違います。
つまり、ちょっとずつ、顧客の“意識”も含めてまちがいなくビジネスが“変化”しているということだと思います。

我々も、このクラウドを取り巻く変化についていく、あるいは、自らを常に変化させて、潮流に乗って、ときには他の潮流とぶつかって、ビジネスを変えていく必要があるのではないでしょうか。

今回テーマは、“潮目”シリーズの第3回目として、「グローバルクラウドの潮目!」です。
メンバー発表枠では、ゲスト講演として、海外展開もされている2社を迎え、発表いただきます。

“ビジネスを変化させていく”なかでも、“グローバル化”は大きなテーマであり、ハードルも高いと思っていますが、本日発表いただく先行する2社からの発表から、是非ちょっとでもヒントを得て、我々も“グローバルクラウドの潮目!”にチャレンジするという決意で聞いていただくとともに、そういう決意で、私もみなさまとともに聞きたいと思います。

積極的に質問頂ければと思います。

 

2.ゲスト講演

■サイボウズ株式会社 田邉 雄 氏

『米国市場とその可能性』

サイボウズ社の米国との関わりを中心にkintoneのお話を頂きました。

クラウドの引き合いが多くなったが、クラウドはサブスクリプションでの収益。今までのパッケージビジネスとは違うと、実例を交えたお話に始まり、サイボウズさんの実際のお話として、10年前にサンフランシスコに挑み、うまくいかず戻ってきた際、文化の違いにより、日本では好評のスケジュール共有と会議室予約が通用しなかったが、エンジンへの自信からエンジン特化してkintoneがうまれたといったグローバル戦略を実践されてきたサイボウズさんならではの実際のお話が聞けました。

日本のIT担当者とアメリカのIT担当者の身分の安定、不安定での思考の差、新しいソリューション利用の積極・消極など非常に考えさせられるお話でした。

勝負はマーケティング、トヨタから学ぶべき、kintoneは何でもできるが、何ができるのかを詰めている、売れるストーリーが必要とのお話で、最後には、参加者からの質問にも率直にお応え頂きました。

 

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■Splunk Services Japan合同会社  須田 孝雄 氏

『Splunkのご紹介』

 

ご自身の経歴から、splunk社の成り立ちをご紹介頂きました。

2004年設立し、グローバルで6000社以上、日本で150社以上の顧客という実績を上げているとのことです。

twitter情報の様なウェブ上のデータから、エレベーター稼働、GPSなど多様なデータを取り扱うことができるスキーマ化不要で、インデックス化して、splunkが意味を持たせてくれるという、クラウドでのデータ取り扱いの可能性を見せて頂きました。

データ投入時から様々な切り口でのデータを瞬時に取得でき、splunkがデータに意味を持たせると言った爽快なデモも披露頂き、非構造データでの無限の再利用性を感じさせるものでした。

アプリケーション管理、セキュリティ、コンプライアンス、ビジネス、ウェブ分析とITビジネス全域と広範囲で利用されているとのことです。

KPI取得に使用したいニーズがあり、ダッシュボード用に多くのアドオンが無償で提供されていて容易にダッシュボードを構築することができるという短期的な実践にも耐えうる柔軟性も見せて頂きました。

参加者からの質問にも積極的にお応え頂き、未知の分野に関しては、是非情報交換したいといった話もあり、メンバーとの今後のビジネスも期待いたします。

 

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3.1クラウドビジネス推進部会からのお知らせ

クラウドビジネス推進部会 藤田 浩之

 

9月30日にFullonさんで行いました。

メンバー事例報告を行いました。

ハマゴムエイコム尾鷲氏にオレガ藤田(部会長本人)、Fullon大原さんの話をしていただきました。

次回の部会は11月27日(水)17:00〜19:00 スターティア株式会社 会議室

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3.2サムライクラウド部会からのお知らせ

サムライクラウド部会 前本 知志

 

 

10月15日火曜日の部会は台風により、中止となってしまいました。

モーションセンサーによる検索システムの開発とスマホによるマッシュアップの開発プロジェクトが進んでいます。

延期された部会日程を調整中です。

 

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4.CEATEC講演報告

有限会社ディアイピィ 野元 恒志

CBAさんとの連携部会に関しての発表を行いました。

SAML、OpenSocialのサムライクラウドとの連携を模索する中で、NCWG、CBAの相互接続をDS(ディスカバリサービス)を用いたクラウド事業者間の認証に関しての検証報告をしました。ユーザーがひとつのIDでクラウド事業者間を横断的に利用する、将来の一つの絵図を掲げました。

連携部会へのご参加お待ちしております。

 

5.株式会社IDCフロンティア社からの各種ご紹介

霜鳥 宏和 氏

ソーシャルゲームのニーズが多かったが、エンタープライズのニーズが高まっていることを実感しているというお話を頂きました。

今後は、レイヤーを意識しないインフラすべておまかせくださいという状況にしていきたいということで

垂直へのレイヤーをまたがったサービスを一貫して届けていきたいということでした。

非常にためになる、事例のお話も頂き、負荷テスト、サイジング、高負荷システムへの対応など聴き応えのあるお話でした。これらの高負荷システムへの対応をテンプレート化することを検討中とのことです。

 

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6.委員会活動報告
(マーケティング委員会・アライアンス委員会・組織拡充委員会)

会長 小堀 吉伸

二年間18回実施してきました。11月に総会を行います。
NCWGは、オンラインのつながりだけではできない、オフラインでの
つながりの場となっていきたいので、皆さんよろしくお願いいたします。

1.「情報セキュリティ分野の中核的専門人材養成推進プロジェクト(文部科学省)」に関する進捗報告(岩崎学園 情報科学専門学校)
2.一般社団法人日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA) 主催「ISP&クラウド事業者の集いin金沢」での講演およびパネリスト参加について(11/8)

12/4、今年最後となりますので、是非みなさんで、お越しください。

7.会長の総括

クラウドの潮目というキーワードを3部作で使ってきました。

自然界では、2つの潮流がぶつかって良い漁場が出来上がる、同じように2社、3社で

つながってあらたなビジネスになるようによろしくお願いいたします。

 

次回は、GMOクラウドさんでの会合と忘年会となりますので、

12/4 ご予定よろしくお願いいたします。


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