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【2023年6月】クラウドアプリケーション部会 部会報告

2023年6月23日(金)にクラウドアプリケーション部会を開催いたしましたのでご報告いたします。

■日時:2023年6月23日(金)17:00~18:30
■場所:株式会社オープンウェーブ

今期のクラウドアプリケーション部会では、以下の内容について活動しております。
【活動内容】
 ・時系列予測モデル、Neural Prophetを使って競馬の予想をする。   
 ・自然言語処理、BERTを使ってTwitterでバズるTweetを自動生成してみる。
 ・音楽自動作成、SOUNDRAWを使ってニッポンクラウドワーキンググループのテーマ曲を作ってみる

今回は、時系列予測モデル、Neural Prophetを使って競馬の予想を行う準備を行いました。
■時系列予測モデルでNeural Prophet競馬の予想をする準備
 ・Jupyter notebook のインストール、設定
 ・Neural Prophet のインストール

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございます。

次回の部会は、7月24日(月)を予定しています。
是非みなさまご参加ください。

【2023年5月】クラウドアプリケーション部会 部会報告

2023年5月25日(木)にクラウドアプリケーション部会を開催いたしましたのでご報告いたします。

■日時:2023年5月25日(木)17:00~18:30
■場所:株式会社オープンウェーブ

今期のクラウドアプリケーション部会では、以下の内容について活動しております。
【活動内容】
 ・時系列予測モデル、Neural Prophetを使って競馬の予想をする。   
 ・自然言語処理、BERTを使ってTwitterでバズるTweetを自動生成してみる。
 ・音楽自動作成、SOUNDRAWを使ってニッポンクラウドワーキンググループのテーマ曲を作ってみる

今回は、6月の宝塚記念の予想をターゲットに、時系列予測モデル、Neural Prophetを使って競馬の予想をするために次の検討を行いました。

■時系列予測モデルでNeural Prophet競馬の予想をする方法の検討
 ・パラメタとなるデータの決定(過去の着順、斤量など)
 ・データの読み込ませ方 など

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございます。

次回の部会は、6月23日(金)を予定しています。次回は実際に、Neural Prophetを用いて、宝塚記念の予想をする予定です。

是非みなさまご参加ください。

第68回ニッポンクラウドワーキンググループ会合報告

『 ゼロトラストを知り、クラウドケイパビリティを磨く! 』をテーマに、ニッポンクラウドワーキンググループ第68回会合をハイブリッドにて開催いたしました。

テーマ:『 ゼロトラストを知り、クラウドケイパビリティをみがく! 』
日 時:2023年4月12日(水)17:00~18:30
              懇親会 19:20~21:20
場 所:溜池山王 山王パークタワー26F
    東京都千代田区永田町2丁目11−1
https://office.mec.co.jp/search/detail/011635/

【司会者のご紹介】
司会 実行委員 野元 恒志


1.開催のご挨拶
NCWG副会長 藤田 浩之

2.部会報告

本日は皆さん、ニッポンクラウドワーキンググループ第68回会合へお越しいただきましてありがとうございます。副会長の藤田です。

まず初めに、本日会場をご提供いただきましたスリーハンズさん、ありがとうございます。
我々ニッポンクラウドワーキンググループでは、4月はスリーハンズさん提供のこの会場で会合を開催するということをいつも暗黙的に決めていたのですが、ご存じのように、2020年からずっと新型コロナの影響で開催することができておりませんでした。
今日は再び、この会場にて会合を開催させていただき、やっと、コロナが終息しつつあるということを実感しております。

また、本日恒例の懇親会は、ドイツビール飲み放題のビッテにて開催します。我々は懇親会は会合のおまけではなく、コミュニケーションを図る重要な場ととらえてますので、今日は最後まで盛り上がっていきたいと思います。

今回の会合は、サムライクラウド部会からのアウトプットということでプロキューブの中川路さんからご講演いただきます。
ゼロトラストにおけるファイル共有のあり方と題してお話をいただきます。

それから、新たにBBIXさんが協賛という形で加わっていただきました。
11年活動しておりますが、このようにまだ広がっていくということ、まだまだニッポンクラウドキングループが求められているという証拠なのかなという風に思っておりますが、これらはニッポンクラウドワーキンググループに「参画」しているみなさんの力あってこそだと思っていますので、なお一層、積極的にかかわっていただければありがたいです。

最後になりますが、「クラウドケイパビリティをみがき、クラウドビジネスの明日を創る!」これが今期の我々のスローガンになっています。
皆さんとともにクラウドビジネスを作っていければなという風に思っておりますので引き続きよろしくお願いいたします。

サムライクラウド部会
部会長 野元 恒志

サムライクラウド部会メンバーの皆様と、特に私は本当に勉強させていただいていますが、色々活発な技術的な議論を行っています。本日の話、「ゼロトラストにおけるファイル共有のあり方」も議論の一つとして、話し合われた内容です。本日は、サムライクラウド部会の発表として、プロキューブ中川路さんに、その成果の 1 つを発表していただきますので、是非このあと楽しみに聞いていただければなと思います。

クラウドアプリケーション部会
部会長 尾鷲 彰一

昨年度まで AI を使ってちょっと色々やってみようというところで、
深層学習のところからやってたんですが、なかなか時間がかかるものだったりっていうところがあって、難しく、ちょっとアプローチの仕方を変えまして、すでにあるサービスで提供されてる AI の機能を使って色々やってみようというところで活動しています。
時期系列予測モデルのNeural Prophetを使って競馬の予想する、
自然言語処理のBERTで、Twitter でバズるツイートを自動設定してみる、
音楽自動作成のサウンドで、ニッポンクラウドワーキンググループのテーマ曲を作ってみるなどの活動を計画しています。

クラウドビジネス推進部会
部会長 藤田 浩之

クラウドビジネス推進部会はここ数年、クラウドビジネスサロンという形で、
飲みながら、色々なテーマに沿ってディスカッションするといった、気楽に参加できる部会として活動しています。
次回の開催の内容は「Open Search」というデータを蓄積しビジュアライズ化するソフトウェアの活用を、今回はAmazon Web Service のマネジメントサービスの利用を前提してディスカッションします。
4 月 24 日 18 時半から 20 時からハイブリッドで開催を行います。
リアルの会場はアルティネットさんの会議室をお借りして開催をします。

また次回69回会合では、クラウドビジネスサロンのアウトプットということで、サロンのテーマでも取り上げた、RPAの活用の発表が決定しました。
是非、クラウドビジネス部会に参加いただければと思います。
よろしくお願いいたします。

3.サムライクラウド部会発表

「ゼロトラストにおけるファイル共有のあり方」
株式会社プロキューブ
代表取締役 中川路 充 氏

ゼロトラストいう言葉はゼロという言葉があたまについているので、ゼロコロナといったようにゼロという捉え方をする人がいますが、その逆の意味となっています。完璧にするためにやれることは全部やるという考え方です。
ITの世界ではハードウェア等の変化が早すぎて、ユーザのリテラシーが追い付かず、どうしても穴があちらこちらに空いてしますので、そこをどのように対応するかということが大事です。
まずは、何も信用しない。ユーザも、ソフトウェアも信用しない。ということが大事です。
リスクを一つ一つ分析することが大事です。リスクの期待値、被害額x発生確率を見積、リスクの期待値が高いものを対応することが大事です。
その中で、Excel、Wordなどのファイルが重要なので、本日はファイルを中心にお話しさせていただきます。
現在の環境を踏まえ、環境にレベルを付けてみると以下の感じになります。

■レベル0
・NASのハードウェアをネットワークにつないだだけだからインターネットからは入れないから大丈夫。
・ログイン不要で簡単に使える。
・RAID1だから安心
と考えていると、VPN装置の脆弱性や閉域網に侵入され、NASにアクセスされてしまう。
RAID1でもディスクが故障したら交換が必要なので、監視する仕組みが必要。など、リスクに対する対応が必要です。

■レベル1
・Active Directoryに登録されたコンピューター、ユーザしかアクセスさせないから安心
業者さんのパソコンなどをネットワークに接続したら、そのパソコンがウィルス感染していてそこから拡散した。
Windowsファイル共有のSMBプロトコルはデフォルトでは暗号化されていないため、パケットキャプチャーでファイルの内容がのぞける。
などの問題があるため、Active Directoryを入れたから安心。ということにはなりません。
ゼロトラストでは、そもそもゼロリスクを目指すのではなく、リスクの最小化を目指すべきです。

■レベル2
・クラウドファイル共有
Google共有ドライブ、OneDriveなどクラウドになり、ディスクは壊れない。など大変便利になりました。
できれば、ダウンロードしないで、クラウド上でGoogleスプレッドシート等のように編集できた方が、ローカルに保存する必要などないため、セキュリティリスクは軽減できます。

■レベル3
・Webデスクトップ(ローカルファイルなし)
もう、HTTP3の時代になって益々、Webデスクトップで作業ができるようになってきています。
二要素認証での本人確認の精度も向上しており、セキュリティの技術は常に最新のものが利用されています。

とはいえ、周りの環境もあるので、Webデスクトップはできないなど、移行について考えていく必要があります。

■Q&A
Q.弊社でもISMS17001運用しておりまして、セキュリティに関して具体的にお話しいただきまして、大変参考になりました。HTTP3化というのはあまり気にしていなかったのですが、そのあたりをもう少しお聞かせいただけないでしょうか。
A.HTTP3というのは今までの反省を踏まえ、開発された新しいプロトコルです。一番ちがうところは、今までのTCPとちがってUDPを使うところにあります。TCPのコネクションの手続きが重いというところでUDPで通信すればよいというところにあります。TCPの場合はクライアントから問い合わせて回答があるという作りですが、HTTP3は基本的に双方向です。
なので、サーバに依頼した実行結果などをクライアント側にプッシュで送信することができます。そういう機能を実装したい時にはHTTP3化は意味があると思います。

Q.日本だとセキュリティの観点から、秘密か、秘密では無いかと言う観点で分けるのが大変だと思うのですが、何が秘密なのかという決め方というところでノウハウがあれば教えていただきたい。
A.一般的に日本では、非機能要件表というものを持ち出して、それを全部やればいいんでしょ?となって、それをどうするかという話になりがちで、今回のゼロトラストの話に持っていくのは難しいのが現状です。

Q.ゼロトラストの考え方は日本人にとって難しいのかなと思いますが、ちょっとずつ変わってきたなという実感はありますでしょうか。
A.元々、私はリスク分析をして対応することが大事だと思っていましたが、ゼロトラストという言葉が出たおかげで、説明することはやりやすくなりました。
日本人は全部やれば大丈夫という方に偏りがちですが、これから少しずつ進んでいくと思います。

ゼロトラストがバズワードとして出てきたおかげで、少し考えるきっかけが生まれてきました。
ゼロトラストに近づくこととして、とっかかりやすいのが情報管理で、次がユーザ管理で、ゼロトラストという言葉がでてきたおかげで、その説明がしやすくなりました。

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4.スリーハンズ社からの発表

①「NCWG-IaC(Infrastructure as Code)時代も「with 3hands」で乗り切る」
スリーハンズ株式会社
クラウドインテグレーション部 部長 川手 俊憲 氏

スリーハンズは、2000年から始まってる会社でして、マネージドサービスやクラウドサービスを用いたサービス提供しています。双方合わせたハイブリッドソリューションでもやってます。またクリエイティブ関係の制作もやっておりますので、何でもできる会社です。
スリーハンズが行っているサービスは少し言葉を加えて言うと、フルマネージドサービスですが、元々は物理サーバーをよく構築していたのでクラウドっぽくない、オンプレミスの対応も可能で、仮想のベースになる一番下のレイヤーから構築しています。
物理サーバーの線 1 本からお客さんが使っているアプリケーションの一番上の部分まで面倒見ますよ、というサービスを提供させていただいております。
それらを活用した構築とか運用もやっております。というところが今日の私の発表になります。
AWSや富士通クラウドやオラクルのについて今日の事例紹介としてはさせていただきます。
今回の事例では、各クラウドに対応したそのオーケストレーションツールを使って実装したインフラ環境を提供するといった事例を紹介させていただきます。
ヒートというオープンスタックとかで使われている構築ツールを使った事例を紹介させていただこうかと思っております。
まずは、AWS のサービス構築です。クラウドフォーメーションをベースとしてインフラ環境の自動構築でテンプレートテキストで行動を管理し、変更があればプッシュして変更を適用しているそういった運用を実現しています。
僕らはアプリケーションを直接実装することはあまりありませんが、そういうアプリケーションを実装されるユーザーさんに対しては、AWS ですと、コードでプロフィールを中心としたインフラストラクチャーが、すでにございますので、そことの連携を設定した上で、お客さんの環境と連携して運用するというところまでこちらで準備する。そういった実例です。
富士通クラウドさんに関して富士通テックトークのコミュニティがございますけども、そちらで 2019 年のコミュニティ活性化や 2021 年にビジネスマッチング部門でも活動しています。
Google のインフラ構築もしておりまして、お客様からオーダーいただいてから極力短時間ですぐに環境をお渡しして、アプリケーションベンダーさんの作業時間を最大化して、最終的にはユーザーさんがすぐに使い始められるようにというところを目標として構築作業をやらせていただいており、その先の運用も引き続きいただいているという事でございます。
オラクルデータベースを動かすことを希望のお客さんも多くなり、こちらの運用についてもお任せしてください。というアピールをさせていただいております。
環境はどこでもいいですし、どこのベンダーさんでも対応できるように、僕らはそういったシステム設計とかについてご提供できます。
もちろんサービスもどんどん進化しているので、必ずしも追いつけないこともあるんですけども引き続き技術を磨いて、各サービスについて得意だと今は言える状況になっていると思います。
また構築後の運用についてもずっとやってきておりますので、例えば自社でこういうことやりたいけど大変そう、みたいな意見とか出ることは多いと思いますけども、そういったところを現実的なところに落とし所を見出してシステムの効率化をし、お客様のビジネスもより良くなっていくと、そういうサイクル回せるご提案ができる会社かと思っています。
後半は弊社、奥山からアプリケーションのインテグレーションに関する部分
実例紹介できるかと思います。

発表資料はこちら

②「NCWG-「with 3hands」によるアプリケーションインテグレーションの実現(実践編)」
スリーハンズ株式会社
取締役CTO 奥山 大 氏


アプリケーションベンダーさんは当然いろんなアプリケーションを作成すると思いますが、そういったものを、実際にサーバーを借りて運用されたいものとは別に、そのサーバーが動いてるってことが大事なわけではなくて、実際に、アプリケーションが動作することが大事で、そこまでの担保までが、我々のサービス範囲でございます。
アプリケーションとインフラの統合でいろんなアプリケーションを運用してきましたので、豊富な実績もございますし、当社の役員 4 名、中 2 名は開発の担当でアプリケーションに関しても大幅な知見を持っている企業でございます。
事例の発表させていただきます。
ライフキーパーとデータキーパーというサーバーを冗長化するようなソリューションがございまして、お客さんが導入した時に、どうすればいいかわからない状態のところから保守を見ていて、実際導入まで説明させていただくというところでご一緒させていただいた事例があります。
パッケージングされたソフトウェアとか商材としてお持ちのソフトウェアの導入です。とか、実際にサーバーに入れて適用するっていう時にいろんなアプリケーションを利用してきたノウハウは、非常に強いので、実際に導入にあたってはどういうことを検討しなきゃいけないんですか?とか、という点について、お客様に納得いただいて、導入させていただけるっていうことが、我々の強みかなと思っております。
そういったところをキャッチしてそれを踏まえた上で、こちらの方で考えた設定を客様のところで何度も確認をして、実際の導入前や導入までの手順を作らしていただいて、実際の導入日にはも様々な保険や対策を考えることで大変ご好評いただいてるところでございます。
スリーハンズの強みっていうところでだいぶ特化した話ではあるのですが、カスタムスクリプトを作らしていただくことがございまして、対応していないソフトもスクリプトを作ってしまえば冗長ができてしまいます。というようなあの仕組みがあります。お客様が独自で作られたアプリとか、製品名がないようなものとか、独自のパッケージとかです。そういったものとかも冗長化の実績はあります。
あとは、その我々が触れたことのないようなものも、何百万もするソフトでも対応可能です。
トライさせていただいて、実現させていただくというような、結構チャレンジなことをずっとやってきた会社でございますので、そういったカスタマイズ案件があれば特徴がでるのかと思います。
実際にお客様のアプリケーションを理解して、カスタマイズを施せるような素養があると思っていただければ嬉しいかなと思ってます。
結構、石橋を叩くのは好きなので、綿密にテストをしてから、実際の本番の環境に望むというようなことをやらせていただくのは強いかなと思ってます。
現場で起きるトラブルっていうのはやっぱり多々あります。よくあるのは、聞いてた環境と違うことでトラブルが起こることです。
そういった時も、柔軟に、「用意できてないじゃないか」って帰ってくるようなことはせずに、ちゃんと物事を一緒に解決させていただいて、導入まで進ませていただくというようなポジティブで取り組んでおります。
システムの性能を、測定に基づいた、最適なスキル設計ってのも、実は結構やってたなあと思い出しました。
今までは、これをメインで謳ってたことがなかったんですけども、ちょっとご紹介させていただきたいなと思っております。
結構WEBサーバのアパッチが得意でして、サーバーの負荷テストで、というか負荷生成みたいなものでして、プログラマブルにロボット的にアップデートの挙動を再現させて、ウェブアプリケーションに連続して高負荷を与えるとかですね。
ランダムで、ユーザー ID とかを生成したりとか、実際送ったデータからのレスポンスを得てそこからリクエストを作り出すっていう。
結構高度なテストができるようになってまして、スクリプトとか、ルールとかその辺も結構得意があったりします。
動的というのは、やっぱり例えば EC なんかに代表されるものがと思うんですけども、実際お客さんのリクエストからページが動的生成されるもの、そういったものの、負荷試験ですとか、後はその性能の、例えばこのままクラウドで言うと、特定の標準的なスペックにおけるあの性能指標とかを測定して、そこからこの目標数値だったら何台ぐらい必要ですね。こういう構成が必要なんじゃないですか?とか。そもそもなんですけどボトルネックがちょっと別の場所なんで改修しないと無理ですよ。とか。
そういったことに結構豊富に知見がありまして、そういったことは得意だったりしております。
そういったことを、改めてご紹介させていただきたいなと思っていただいた次第でございました。
ボトルネックの発見と、それに対する対応ってのは一番重要なことなのかなと思ってまして、その辺がプリセールスでの動きもしますし、実際に調査するっていうこともございました。

発表資料はこちら

■Q&A
Q.前半のインフラのところで質問なんですが、マネージドとかフルマネージドで提案を耳にする機会もありまして、多岐に渡りいろんなことをフォローしなきゃいけないと思うんですけども、最近のお客様のトレンドとかニーズとかで何か最近こういう部分にニーズがあったよ。とか、こういう風に変わりつつあるなと、何かそういう変化とか最近の動きとを教えていただければとご質問させていただきました。
A.最近のニーズと言っていいのか、ちょっと難しいところがあるんですけどもAWS の案件が圧倒的には多くてですね。結構、 AWS ネイティブがシステムでは最近やっぱちょっと増えてきたなと感じてます。

Q.開発にも、スピードというものを大変求められるのが、昨今の状況かと思うんですけども、スキルテストとか、知識の学習とか、そういったところで導入にハードルを感じられる方もいらっしゃるのかなと思っております。その辺りで考えなどをちょっとお聞かせいただければと思います。お願いします。
A.基本的にはやっぱりお客さんが不安だろうと思うところを先に調べてあげて、
こういう風にやったらいいと思います。と、お客さんの状況も考えてあげて、
お客さんの状況を見て、調べた情報からこういうパラメーターは違うだろう。っていうところまで拾ってあげて、ちょっとやってみてくれませんか?っていうところをお伝えして、その後の結果とも詳細に聞いてあげてという行動が大事だと思っています。

4.会長からの総括
会長 小堀吉伸

皆さん、お疲れ様でした。
お話しいただいた中川路さん、
スリーハンズの川手さん、奥山さん、ありがとうございました。

今回の会合は、
サムライクラウド部会の日頃の研究会のアウトプットの場として、
「ゼロトラスト」をテーマに68回目の会合を開催しました。

12年で68回の開催なので、
平均すると年6回のペースで開催してきましたが、
会合自体は、毎回、一回性の上で行われているので、
一回性の上で演じられている
「能」を見ている感じの緊張感を持ちながら、
毎回、新たな「気づき」を起こさせてくれると感じています。

今回のように部会のアウトプットとして会合を行うのは、
12年間で初めてなのですが、
会合が部会のアウトプットの場としても有効だと思えるので、
これを機に今後は部会のアウトプットの場としても
会合を開催して行きたいと考えています。

まだ部会の活動に参加されていない方は、
是非部会の活動にもご参加ください。

ところで、
スリーハンズさんには、会の設立から、
ずっと会へのご支援いただき大変感謝しています。
ありがとうございます。

コロナ禍での、この3年間は、
オンラインでの会合開催となりましたが、
4年ぶりにこちらの会場をお借りして、
リアルの会合を開催することが出来たので、
本当に嬉しく思っています。

ちなみに、前回、こちらで会合を開催したのが、
2019年の4月12日で、
今日が2023年の4月12日なので、
4年前の同日にこの会場で会合を開催していたと思うと、
コロナ禍での時間の経つのが早かったと痛感しますが、
今回も会場をご提供いただき大変感謝しております。

会合開催にあたり
今回もリアルとオンラインでのハイブリットでの会合開催となりましたが、
オンラインで参加いただいている方々に快適に参加いただけるように
今回もマイクやミキサーなどの自前の機器を持ち込んでの開催となりました。

また、オンラインには、ZOOMを使用していますが、
話に熱が入られる演者の方だと、
カメラフレームから外れて、
「誰もいない画面をオンライン参加者に見せる」ことになるなど、
開催ごとに色々な問題点も出てくるのですが、
今後も引き続きハイブリットでの開催となりますが、
色々と試しながら、
参加いただく方々の大切な時間を無駄にしないように
会合の精度を挙げて行きたいと考えていますので、
よろしくお願いします。

また、今期も期の半分が過ぎましたが、
今後の活動につきましては、
リアルで集まることに軸足を置きながら、
10月まで今期の活動を行ってゆきますので、
是非とも会の活動に参加いただき、
「クラウドケイパビリティ」を向上させていただき
自社のクラウドビジネスに役立ててください。

今後の活動として、
直近では、6月にハイブリットで69回目の会合を行い、
7月には、株式会社リンクさんにお力添えをいただき、
岩手の「なかほら牧場」の視察をおこないます。

また、8月、9月には協賛さんのセミナー、
10月には、4年ぶりの大阪での会合と
予定を組んでいますので、
是非とも会の活動にご参加ください。

この後は、
4年ぶりのドイツビールのお店の「ビッテ」さんで懇親会を行います。
懇親会も会合の延長と捉えていただき、
クラウドビジネスに役立てていただければ、
会としてもありがたいです。

本日は、皆さん、お疲れ様でした。
ありがとうございました。


ご参加された皆さん、お疲れ様でした。

【NCWG実行委員 報告書作成者】
井口 和彦(株式会社ドヴァ)
大澤 武史(株式会社ブライエ)

第67回ニッポンクラウドワーキンググループ会合報告

『 参画各社の強みを知り、クラウドケイパビリティをみがく! 』をテーマに、ニッポンクラウドワーキンググループ第67回会合をハイブリッドにて開催いたしました。

テーマ:『 参画各社の強みを知り、クラウドケイパビリティをみがく! 』
日 時:2023年2月27日(月)17:00~18:40
              懇親会 19:00~21:00
場 所:関東ITソフトウェア健康保険組合 市ヶ谷健保会館 F室
    東京都新宿区市谷仲之町4-39
    https://www.its-kenpo.or.jp/fuzoku/kaigi/ichigaya.html

【司会者のご紹介】
司会 実行委員 横手 広樹

1.開催のご挨拶
NCWG副会長 藤田 浩之

本日は第67回NCWG会合にお集まりいただき、ありがとうございます。
今年初めての会合で、ハイブリッド開催になります。
リアルでご参加の皆さん、オンラインで開催の皆さんありがとうございます。
NCWGは過去二度ハイブリッド開催をしていましたが、いずれもアクロニスさんの会場および機材をお借りして開催いたしましたが、今回からは自前で機材を用意して開催していますので、何かお気づきの点がありましたらお知らせください。

さて、本日は久しぶりのメンバー発表になります。『 参画各社の強みを知り、クラウドケイパビリティをみがく! 』と題して、下記メンバーから発表いただきます。
・ニッコムの小島さん
・クオリティアの佐々木さん
・AXLBITの長谷川さん
それぞれ独自の強みを活かしたビジネスを展開されていますので、みなさんのクラウドビジネスの気づきの切っ掛け、あるいは、協業の切っ掛けになればと思います。さらに、各発表の後には質問の時間を設けますので、是非、根掘り葉掘り質問していただいて、深掘りしていきたいと思います。

最後に今年度のスローガンですが、『Beyond the Clouds2023 ~クラウドケイパビリティをみがき、クラウドビジネスの明日を創る!~』として活動しております。是非今年も、皆さんとともに、ニッポンのクラウドビジネスの明日を創っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

2.部会報告

サムライクラウド部会
部会長 野元 恒志

サムライクラウド部会は認証技術を中心に活動してきましたが、最近はゼロトラストに重きを置いて活動をしています。
ゼロトラストを視点に議論する中で、「ファイル共有のあり方」というものが時代と離れてきているという点があり、ファイルサーバがセキュリティ上の大きなリスクになってきています。現状のファイル共有のあり方や、理想的なファイル共有のあり方といった点から、4月12日の次回会合にてサムライクラウドから発表させていただきますので、楽しみにしていただければと思います。

クラウドアプリケーション部会
部会長 尾鷲 彰一

前年度までAIを自分で学習させていましたが、ディープラーニングからはじめると時間がかかるので成果を出すまでが難しいことが分かりました。今後は時系列予測モデルや自然言語処理等の学習済みデータを使ってAIを活用していきたいと思います。
今年は年6回を予定していますので是非ご参加ください。

クラウドビジネス推進部会
部会長 藤田 浩之

各社のクラウドビジネスを活発化させる目的で「クラウドビジネスサロン」を開催しています。
11月に第11回のサロンを開催し、Open Searchを使ってリアルタイムにデータを解析し、データ投入するためにRPAを活用しました。感想としてはやはりプログラムの知識が必要と感じて、もっと簡単な方法を模索したいと思います。
第12回のサロンを1月に予定していましたが、諸事情によりキャンセルさせていただきました。
第12回クラウドビジネスサロンの開催時期については別途お知らせします。次回はAmazon OpenSearchの活用方法を、アルティネットさんがご提案の経験があるとのことですので発表してもらう予定です。

3.メンバー発表

①『こんな分野にも自動化の流れ:コンクリート吹付機の自動化』
株式会社ニッコム
代表取締役 小島 秀登 氏

簡単にニッコムの紹介をさせていただきます。ニッコムはソフトウェアの受託開発を行っており、もともとは組み込みを得意としていました。最近ではこんな分野でこんなものが使われているかという点でご参考になれば幸いです。
コンクリート吹付機とはトンネルを作成する際に使用されるもので、山岳工法は昔からのやり方なんですが、どうゆう手順でやるかというと、穴をあけて、爆発、削りだし、綺麗にして、支柱をいれてそれと一緒にコンクリートを吹付けてトンネルを作っていきます。
コンクリート吹付機の実物ですが非常に大きいものです。先端からコンクリートが吹き出し、瞬間的にコンクリート固めるために特殊な薬剤を混ぜて吹付をおこないます。複数の個所をコンクリートで固めていく必要があり、映像では自動化されいますが従来は職人が作業をしていました。
コンクリート吹付けを機械で実現するには、様々ななパラメータを指定する必要があります。
そのために必要なことはモデル化することです。吹付アームのモデル化をすることはロボット工学の分野になりますが、今回の件は従来人が行っていた作業をロボットが代わりに行っていく形になります。
座標がどのように変わっていくかを計算し、狙いを定めるためには吹付けをしたいポイントを指定し、逆算してアームの角度がどのようになっている必要があるかを計算する必要があります。
現在は神岡鉱山に現場を作成し本物のトンネルを掘って検証中です。
事前に予測しきれない、歪みやたわみもあり難題にっていますが、AIの画像解析で補修支援できると考えていますが、現場の環境が悪くて実現が難しいとの意見もあります。

■Q&A
Q:製造業の自動化と比べて、土木業界の自動化にギャップがあるのはなぜですか?
A:産業用ロボットの場合は、やることが決まっていてやることに合わせてロボットを作っていますが、この分野だと、もともと人がやっていたことをロボットにやらせているので、コスト面、技術面で難しい課題がある為です。

Q:土木の業界でも無人でおこなわれる未来はありますか?
A:5年から10年後には実装されると考えています。

Q:お客様とのゴール設定はどのように決めていくでしょうか?
A:現場にいる人たちとの意識の疎通は早くとれますが、上層部の方がが入ると話がこじれることもります。ワンチームになって課題に取り組むことが大事と考えています。

Q:実際に吹付けを行うまでにテストはできますか?
A:模擬トンネルでコンクリートを出さない状態でのテストした後に、実際にコンクリート飛ばしてテストします。テスト段階でも多くの時間がかかります。

Q:吹付を失敗したときにリカバリーすることができますか?
A:吹き付けたコンクリートを剥すことはできますが、職人さんがやる必要があり労力がかかります。

Q:機械化の目的はなんですか?コスト削減、安全面でしょうか?
A:全部です。吹付けは職人技なので、職人さんの減少とともに、コンクリートをどのようにすれば効率的に吹付できるか、人材面、効率化、安全性も担保する為です。

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②『「標的型メール攻撃」と「脱PPAP」に有効なソリューション』
株式会社クオリティア
佐々木泰氏

「標的型メール攻撃」の実例として、125万人の名簿が流出した日本年金機構は、職員がメールを開いて感染したことが流出の原因となった。
「標的型メール攻撃」は特定のターゲットに向けて送られるために、フィッシングと違いパターンマッチングが通用しない。
「標的型メール攻撃」の代表例であるエモテットは、Sandbox型アンチウィルスではすり抜けてしまい、トヨタの事例では感染した会社からメールアドレスなどを抜き取って、次のターゲットにされた。
これに対して有効なソリューションとしては、メール本文と添付ファイルを分離して画像化された添付ファイルを見る方法がある。
メールの通信経路の経由した国の国旗が表示されるので、3か国以上の場合は疑うなどの運用も可能。
「脱PPAP」は、2020年11月に霞が関や一部の企業が、暗号化したZIPファイルを今後は受け付けないと表明したことが起点になった。
暗号化した添付ファイルとパスワードを同じ経路で送るのではなく、ファイルはクラウドストレージを利用する、WEBダウンロードにするなど、パスワードを伝える経路と分離する。

Q:経営層にPPAPをやめることを進言するにはどうしたら良いか?
A:PPAPを受け付けない企業のリストを見せたり、取引先が受け付けないのであれば、それを経営層に伝える

Q:御社のサービスのメリットは?
A:メールの送信者と受信者に負担をかけない

Q:Microsoft365やGoogleの場合のSPFレコードの参照数への対策は?
A:確認のうえ後日回答します

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③『見えてきたB2Bサブスク成功への道』
AXLBIT株式会社
長谷川章博氏

サブスクリプションには、B2BかB2Cか、無形物か有形物かの違いがある。
■無形物&B2Bのサブスクについて
サブスクの課題:LifeTimeValue(LTV)をどう上げるか。
サブスクは価値が低下するリースとは異なる。
LTVとは:分母がChurn Rate・分子がARPU

■ユーザ獲得の3つのポイント
・1物多価が成功の秘訣
・商品の多品目化とアップセル・クロスセル
・バンドル戦略で解約率低下

■ウォーターフォール型からメッシュ型の流通
サブスクは「将棋」ではなく「囲碁」である

Q:最適な契約期間は?
A:B2Bは企業の年度を意識した契約期間の設定が好まれる

Q:日本企業向けのB2Bサブスクの提供のポイントは?
A:ディストリビューターとユーザーだけでなくメーカーと販売店も大事

発表資料はこちら

4.会長からの総括
会長 小堀吉伸

皆さん、お疲れ様でした。
久しぶりにリアルでの会合開催なので、
直接お会いできて本当に感無量です。

本日お話しいただいた三人の方々には、
お忙しいところお時間を取っていただき
本当にありがとうございました。

三社のお話は、
それぞれ1社ごとにも十分に有効性が高いのですが、
三社のお話を綜合して続けて聞かせていただいたことで、
クラウドビジネスへの有効性がより高まったと実感しています。
今回お話しいただいたメンバーの方々のお話を
お聞きするのが久しぶりなので、
お話しいただいた方々の会社が、
現在どのようなことをされているのかが良く分かり、
自社のクラウドビジネスとの融合に役立てることが出来ると感じています。
クラウドケイパビリティ向上に役立つので大変ありがたかったです。
本当にありがとうございました。

今回は、会場の機材を使用せず、
自前で用意したマイクやスピーカーなどを持ち込んでの、
初めてのハイブリッド(対面とオンライン)開催だったので、
オンライン参加者への対応がちゃんとできているのか
心配だったのですが問題無く対応できていたので、
今後もこの構成でのハイブリット会合を開催して行きたいと考えています。

この12年間定期的に開催してきた会合ですが、
懇親会までを一つの「会合」と捉えているので、
この3年間オンライン中心での開催となり
中々歯がゆいことも多かったのですが、
久しぶりにリアル懇親会が行えて嬉しいです。

オンラインで集まるのとは違う意味で、
クラウドケイパビリティを高める効果があると考えています。
また、このような活動を続けて行くことも
会の存在意義の一つだと考えています。

今後の開催については、状況を鑑みながら、
コロナ以前のようなリアル開催に軸足を置いて
活動を行ってゆきますので、
是非クラウドビジネスに役立てていただければありがたいです。

今年度の活動としては、
4月12日に68回会合をサムライクラウド部会主催で、
「ゼロトラスト関連」の内容でハイブリッド開催します。

6月8日は、69回会合をハイブリットにて開催いたします。
内容につきましては、クラウドビジネス推進部会が行っている
クラウドビジネスサロンの活動アウトプットを予定しています。

さらには、7月にはリンクさんのご厚意で、
岩手県の中洞牧場の視察を予定しているので、
ご都合よろしければ、是非、ご参加ください。
また、今年の10月には、4年ぶりに大阪での会合開催も予定しています。

ニッポンクラウドワーキンググループの活動自体は、
活動開始から12年間クローズドに行ってきました。
メンバー・ご協賛、さらに過去にニッポンクラウドワーキンググループに
関わっていただいた方々にもOBメンバーとしてご参加いただきながら、
引き続き活動を行ってゆきますので、会合や部会活動へ積極的に参加ください。
本日は、お疲れ様でした。



ご参加された皆さん、お疲れ様でした。

【NCWG実行委員 報告書作成者】
後藤 匡貴(アクロニス・ジャパン株式会社)
宮原 哲也(株式会社アルティネット)

10月26日開催 株式会社リンク主催「NCWG協賛支援セミナー」

ニッポンクラウドワーキンググループの活動の一環で行っている協賛支援セミナーを、今回は株式会社リンク主催にて開催いたしましたので、ご報告いたします。

【テーマ】『クラウドケイパビリティをWAFで強化してクラウドサービスのセキュリティを守る! 』
【日時】2022年10月26日(水)17:00~18:00
親睦会 18:30~20:30
【場所】株式会社リンク セミナールーム およびZoom (ハイブリッド開催)

【セミナーアジェンダ】
1.リンク社からのご挨拶
2.セミナー
①世界最高峰の安心感
AIエンジンを使用したSaaS型WAFサービス CloudCoffer
株式会社レイ・イージス・ジャパン
技術部 プロダクトマネージャー
泉 伸和 氏

②NCWGメンバーの試用発表
「おおかみこどもの雨と雪 10周年記念サイトへの WAF Cloud Coffer on Cloud を利用して」
株式会社アルティネット
常務取締役 永井 浩和 氏

3.質疑
4.親睦会 (18:30-20:30)

【セミナー概要】
1.リンク社からのご挨拶
執行役員 クラウド・ホスティン
事業部 事業部長
阿部 了一 氏

リンク社の事業の変遷、新サービス、協業の状況等のお話しを交え、ご挨拶をいただきました。

2.セミナー
①世界最高峰の安心感
AIエンジンを使用したSaaS型WAFサービス CloudCoffer
株式会社レイ・イージス・ジャパン
技術部 プロダクトマネージャー
泉 伸和 氏

リンク社とご協業されている、クラウド型WAFサービス ”Cloud Coffer on Cloud” についてご紹介いただきました。
単なるサービス紹介ではなく、WAFの特長や、種類、処理方法による違いなど詳しくお話しいただき、WAF選定時の参考になるお話でした。

②NCWGメンバーの試用発表
「おおかみこどもの雨と雪 10周年記念サイトへの WAF Cloud Coffer on Cloud を利用して」
株式会社アルティネット
常務取締役 永井 浩和 氏

アルティネット社のサテライトオフィスのある、富山県上市町の令和4年度「おおかみこどもの雨と雪」公開10周年イベントにて運用された特設サイトへのCloud Coffer on Cloudの初期導入~運用状況まで詳しくお話しいただきました。

【親睦会】
セミナー終了後に、前回のクラウドセキュリティーセミナーに続き今年2回目のリアルでの親睦会を開催いたしました。
大いに盛り上がり、メンバー・ご協賛の方々との積極的な交流を図ることができました。

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

9月29日開催 「NCWGクラウドセキュリティセミナー(supported,byアクロニス・ジャパン)」

ニッポンクラウドワーキンググループの活動の一環として、2022年9月29日(木)にアクロニス・ジャパン株式会社さんのご協力のもと、「クラウドセキュリティセミナー」を開催しましたのでご報告いたします。

【テーマ】『最新のセキュリティ事情を知って、クラウドケイパビリティを鍛える! 』
【日時】2022年9月29日(木)17:00~18:00
              親睦会 18:30~20:30
【場所】アクロニス・ジャパン株式会社 セミナールーム
   106-6137 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー37階
   (ハイブリッド開催)

【セミナーアジェンダ】
1.アクロニス・ジャパン社からのご挨拶
2.セミナー
「エンドポイント~クラウドまで。セキュリティサービス提供側で見た最新のセキュリティ事情」
 アクロニス・ジャパン株式会社
 セールスエンジニアリング統括 主幹技師
 後藤 匡貴 氏


【セミナー概要】

【司会者のご紹介】
司会 副会長 野元 恒志


1.アクロニス・ジャパン社からのご挨拶
ソリューションズエンジニアリング統括部
佐藤 匡史 氏

長くNCWGに参加させてもらっていますが、中々アクロニスとして貢献できるところが無かったのですが、今回会場をご提供させていただけるまでに至りました。こういった機会をいただけたのは大変ありがたく思っています。
今日はアクロニスがマーケットの方で非常に注目されているセキュリティーの部分についてクラウドとどう連携していくかについてご説明させていただければと思います。

2.セミナー

「エンドポイント~クラウドまで。セキュリティサービス提供側で見た最新のセキュリティ事情」
 アクロニス・ジャパン株式会社
 セールスエンジニアリング統括 主幹技師
 後藤 匡貴 氏

■アタックサーフェスの変化と脅威について
・テレワーク等のニューノーマルを狙った攻撃
 VPN・ZoomやTeams等の脆弱性を狙った攻撃が増えてきている。
 2019年以前と攻撃対象が時代と共に変化している。

■1年間にどのくらいの頻度で攻撃の標的になったか?
・受けたことない20%(気付いていないだけも含め)、残り80%は何かしらの攻撃を受けた経験がある。企業規模や業種は問わず攻撃されており、コロナ前より300%増えている。サイバー攻撃で多いのはフィッシング詐欺。マルウエア、マルアタック、DOS攻撃なども増えている。

■エンドポイント防御の観点
・防御:FW、UTM、SWG、EPP、脆弱性管理、アプリケーションコントロール
・検知:DER MDR XDR SIEM
・拡大防止:マイクロセグメンテーション、ゼロトラスト、特権管理

■クラウドサービス防御の観点
・防御:通信制限、権限分離、不要ポートやサービスの閉鎖
・権利:監視設定、ログ監査
・拡大防止:権限管理

■責任境界区分を改めて
・クラウド責任の分担
データをサービス側が必ずしも守ってくれるとは限らず、共同責任モデルを確認しておくことが重要になっている。

■クラウドサービスに対してのサイバー攻撃
・フィシングがやり易いという事もあり最も多く、ランサムウェアやマルウェアアタックも次いで多い。

■クラウドサービスのセキュリティ課題
・不正共有 設定ミス 不正行為 アカウント乗っ取り マルウェア

■クラウドサービスのセキュリティ対策
・CASB/SWG:瀬接続先の制御、ネットワークコントロール
・CSMP:設定監査
・SDP:権限制御
・CloudDLP:データ漏洩防止

■SaaS(M365)インシデント例
フィッシングサイトが巧妙にできていてユーザーが情報を取られたことに気付かないという事もあった。

■IaaS(AWS)インシデント例
Amazon S3内のデータ設定ミスで公開状態になっていた。

■侵入手口の手法1
・アカウント侵害 フィッシング、ブルートフォース攻撃などでクラウドアカウントに対するユーザー資格情報を直接侵害する
・アカウント侵入検知対策 Slow and Low(管理アカウント)KnockKnock攻撃(検出を避けるために一日数回でIPを変更しながら攻撃)
 
■侵入手口の手法2
・サードパーティのOAuthアプリケーション。ユーザーを騙してサードパーティのOAuthアプリを承認させる。
・ブラウザ・イン・ザ・ブラウザ。Java Scriptのコードを書き換え、偽のポップアップを表示してアカウント情報をとる。

■侵入手口3
・ハイジャックされたセッション
 ログイン中のユーザーのWebセッションをハイジャック、またはライブAPIトークンをハイジャックする。

■検出の回避
・新しい検出回避テクニック
 1つはユーザーライセンスM365 E5からE3にダウングレードする。
・E5ライセンス無効化
 IDとアプリ管理、情報保護、及び脅威からの保護がE3ライセンスにはないため、検出メカニズムを簡単に無効化している。

■データの破壊/収集、収益化
・データ破壊
・収益化

■今時のランサムウェア事業
・なぜランサムウェアか。手軽に扱えてニュースなどでも知名度が高くなったことが要因。

■サプライチェーン攻撃
・管理ツールを使っていても管理システムの脆弱性をつかれてしまう。
 脅威は複雑化しているので、パターンマッチングでは防ぎ切れない
・一日に何億というランサムウェアが開発されている

■サイバー攻撃の高度化
・解析をすり抜ける・動的分析・静的分析の分解・正規プロセスとしてなりすまし。回避行動・難読化・モジュール化・Defender無効化

■攻撃者はどこからやってくる?
・Eメール、RDPの悪用、アプリケーションの脆弱性

■脆弱性も要注意、ハッカーたちの攻撃速度
・15分以内にスキャンを開始される。

■どこまで対策するか
・とにかく全部守りたいのか、それとも取られてもいいものかを判断して、対策していく必要がある。

■NISCが提唱するセキュリティ対策
・端末への対策→ネットワークへの対策→日々のモニタリング→感染時の駆除・復旧→保険加入・フォレンジック

【質疑応答】
Qパソコンが汚染されていないのをどうやって確認するのか?
A動作の挙動があやしいとかネットワークの挙動を見たりして判断するが難しい。

Q脆弱性のチェックについて運用はどうしたら良いか?
A定期的にチェックを入れるのが良い。

Q多層防御の概念で提案する機会もあるが、社員への怪しいメールなどへの教育
A入れればいれるほど感染リスクは低くなるがコストとの兼ね合いもある。
 社員については徹底してやってもやる人はやるという事がレポートされている。

発表資料はこちら

「Acronis Cyber Protect Cloudのご紹介」
ソリューションエンジニアリング統括部
佐野 雄也 氏

■Saasベースのサービス
・データセンターを世界で運用しながらサービス提供している 国内は長野、神奈川

■Saasを作るプラットフォーム
・ユーザー向けの機能から選んで提供することができる

■オンプレにはクライアントにエージェントをインストールするのみでクラウド管理可能
・オンプレ・クラウドを横断した使用も可。
・テナント管理
・POCも可能
・ホワイトラベル機能で見た目を自社ブランドサービス化できる
・バックアップストレージも自社のものを活用化→顧客の囲い込みができる。
・フォーラムブログナレッジベース
・多数のプロバイダーが活用中

■PCLCM事業
・初期イメージ保存・デプロイ
デバイスのインベントリ管理
セキュリティ+バックアップ+サポートはお任せも可

■マネージドセキュリティ事業
・脆弱性診断+パッチ適用サービス
・情報漏洩対策サービス

■サーバー・データセンター事業
・P2P P2Vも可能

■標準機能
・バックアップ(従量課金) イメージ・ファイル
無課金で提供可能な機能もある
有料機能はAdvanced Packとして多数あり
ライセンスはGB単位か従量課金に2つから選べる

発表資料はこちら

【会長からのコメント】
小堀 会長

3年ぶりのリアル開催になります。
11月11年目が終わって12年目の活動に入っていきます。
アクロニスジャパンさんに会場をご提供いただき、今日のハイブリッドはかなり上手く開催できたので、今後もハイブリッドでやっていきたいと思います。
来年度はクローズドをもっともっと深掘りして、協業の場にしていきたいと考えています。

【親睦会】
セミナー終了後に、今年度となりますリアルでの親睦会を開催いたしました。
大いに盛り上がり、メンバー・ご協賛の方々との積極的な交流を図ることができました。


【NCWG実行委員 報告書作成者】
実行委員 放生 浩一(株式会社ドヴァ)

第66回ニッポンクラウドワーキンググループ会合報告

『クラウドケイパビリティとXR(クロスリアリティ)を融合してビジネス機会を広げる!』をテーマに、ニッポンクラウドワーキンググループ第66回会合をオンラインにて開催いたしました。

テーマ:『クラウドケイパビリティとXR(クロスリアリティ)を融合してビジネス機会を広げる!』
日 時:2022年8月30日(火)17:00~18:00
場 所:オンライン

【司会者のご紹介】
司会 理事 尾鷲 彰一

1.開会のご挨拶
副会長 藤田 浩之

本日はニッポンクラウドワーキンググループ第66回会合にお集まりいただきまして、ありがとうございます。
副会長の藤田です

今回の会合が、第66回ということなのですが、第65回会合が昨年の9月の開催ということで、実に1年ぶりの会合となります。

この1年の活動を振り返ってみると、クラウドビジネス協業支援セミナー、協賛支援セミナー等、会員各社の“知らない”ことによるクラウドビジネスの機会損失の防止することを目的として、各種セミナーをほぼ毎月のペースで開催してきています。

セミナー終了後に詳細ご案内いたしますが、さらに、来月は「クラウドセキュリティセミナー」、10月は「リンク社主催 協業支援セミナー」と続いて、11月から新しい期を迎えることになります。
ということは、今日の会合は今期、最初で最後の「会合」となります。

そんな今回の会合ですが、

『 クラウドケイパビリティとXR(クロスリアリティ)を融合してビジネス機会を広げる!』

というテーマで、講演は『HoloLens活用事例とスマホAR』と題して、株式会社ホロラボ  Co-Founder, Director /(メンバー)株式会社システムフレンド  取締役の前本さんにお話しいただきます。

前本さんは、古いメンバーの方はご存じだと思いますが、ニッポンクラウドワーキンググループ発足当初からしばらく会の運営に関わっていただいてました。また、当時からモーションセンサーを使った開発を手掛けていて、結構気になっていたのですが、その後、その動向をウォッチできてませんでした。
今は株式会社ホロラボにも席を置いていて、今日は『HoloLens活用事例、スマホARライブラリ』について、お話いただけるということなので、いろいろ近況含めてお聞かせていただければと思います。
前本さんよろしくお願いします。

さて、今回の会合のテーマにある「クロスリアリティー」は、ARですとか、VR、MRですね、それらの総称として、XRと言うらしいです。
本日紹介いただくHoloLenzはMRに分類されるデバイスのようですね。
ARとかVRとかはなじみがありますが、MRはまだなじみがないので、どのような活用事例があるのか非常に楽しみです。

ニッポンクラウドワーキンググループは、これまで、VRとか、ドローンだとか、エッジ技術を結構会合のテーマとして取り入れてきているのですが、それらは最終的にはクラウドに繋がって、新し価値を創造につながるとうことで取り上げています。
今回もデバイスの活用事例を知ってもらって、さらなる活用方法を思考してもらって、みなさんのクラウドケイパビリティ(クラウド提供能力、活用能力)に繋げてもらえればと思います。

ということで、会合を始めたいと思います。
よろしくお願いいたします。

2.部会報告

サムライクラウド部会
部会長 野元 恒志

前日の2022年8月29日(月)にサムライクラウド部会を開催いたしました。
サムライクラウド部会では、SAMLやOauth、多要素認証などの認証技術、アプリケーションマッシュアップするための基盤技術、APIなどの先進的な議題についての議論・発表を行っています。
今回は、ウィルススキャンのシステムへの影響とIT人材に関する議論を行いました。

次回開催予定は、9月下旬となります。是非みなさんご参加ください。

クラウドアプリケーション部会
部会長 尾鷲 彰一

今期のクラウドアプリケーション部会では、全4回にて、AIについて学んでいきます。
前期はIoTを中心に進めてきましたが、今期はAIを中心に進め、AIとIoTを活用したDXを目指していきたいと考えております。AI+IoTでAIoTとなれるよう進めてまいります。
次回開催予定は、8月31日となります。
Microsoft Azure ML Studioを使って、前回は作成済みデータからの予測を行いましたが、今回は学習データの作成方法を行います。
是非、みなさんご参加ください。

クラウドビジネス推進部会
部会長 藤田 浩之

クラウドビジネス推進部会、部会長の藤田です

クラウドビジネス推進部会の活動としては、前期に引き続き、「クラウドビジネスサロン」を2か月に1回のペースで、これまではオンラインで開催しています。

部会活動方針は下記となります。

1.NCWGがメンバー相互の交流の機会を積極的に提供する
2.NCWGメンバー誰もが気軽に参加できる場を提供し、クラウドビジネスについての知の共有により、各社のクラウドビジネスを活発化させる

サロンではみんなで飲みながら、テーマに沿った話題で盛り上がるというスタイルで開催しています。

コロナ禍になって、メンバー間でコミュニケーションをとる機会が減ってしまっていると思うので、このサロンがメンバー間のコミュニケーションの機会を増やすひとつとなることを願って開催してます。

テーマ以外の、話題を出していただいても結構です。みなさん気軽に参加いただけますので、ぜひ顔を出してもらえたらと思います。

ここ直近のテーマとしては、「メタバース」「ブロックチェーン」「Web3」
について取り上げて、それぞれの理解と可能性など、語り合いました。

メタバースの会では事前に有志でメタバースに集まってもらって、みんなでメタバース体験を共有するなど実施したり、ブロックチェーン会では、ブロックチェーンの原理をデモを交えて詳しく取り上げたりしました。

「Web3」もそうですけど、ここ最近は、個人的な興味もあって、ブロックチェーン技術の話題をテーマとしました。

次回開催は9月15日。
これまでオンラインのみで開催してきましたが、9月はメンバーのFullonさんが運営する「Fullhouse」というコワーキングスペース、その会議室をご提供いただきましたので、Zoomとのハイブリッドで開催します。

テーマとしては、「リアルタイムデータを視覚化し、クラウドビジネスに活用する!」で、私からはOpenSearch Dashboradsの活用について発表させていただく予定です。
どのようなデータを可視化すると、クラウドビジネスに役立ちそうかなど話し合いたいと思います。
また、会場をご提供いただいたFullonさんの最近のビジネス情報についても併せて発表いただく予定です。

是非みなさん、リアルもしくはオンラインでご参加ください。

3.メンバー発表
『HoloLens活用事例とスマホAR』
株式会社ホロラボ  Co-Founder, Director
株式会社システムフレンド  取締役 / Microsoft MVP
前本 知志 氏

株式会社システムフレンド 取締役、株式会社ホロラボCo-founder、MicrosoftMVP Mixed Realityの前本です。よろしくお願いします。
今日は、XRデバイスのHoloLensの活用事例のご紹介と、スマホARについて
お話させていただきます。
まずは、株式会社ホロラボのご紹介になります。
ホロラボは、Windows Mixed Reality他、xR技術やセンサー技術に関する
 ・調査研究
 ・システム/アプリケーションの企画開発
 ・普及啓発活動
を行っている企業で、従業員57名の会社になります。
 Mixed Reality黎明期より事業を行っており、2018年以降、NHK様や、JR東日本様、トヨタ自動車様、三菱重工グループ様、大林組様、NTTドコモ&森ビル様などとのプロジェクト経験など、蓄積した経験と実績があります。
プロジェクトは、設立以来、市場の成長に合わせて順調に増加しており、PoCプロジェクトが多数でしたが、最近では、試験導入や実導入前提のシステム開発案件が増えています。
 2015年から活用範囲が、部屋、フロア、建物、街と広がっていき、2030年には宇宙というロードマップがあります。
 製造業向けの取組みでは、トヨタ自動車株式会社さんでの活用事例で、工具のHoloLens連携、社内でのVR、AR体験環境構築などがあります。
例えば、会議室に仮想で人が集まり、仮想空間上の車のモックを見ながら打ち合わせをするものなどがあります。
 三菱重工株式会社さんでは、遠隔支援アプリ、ナビゲーションアプリ等の開発支援を行いました。遠隔地の作業者に、仮想空間で作業指導をするようなものなどがあります。
 建設業向けの事例では、配管の3Dデータをタブレットに表示し、現実の画像にかぶせて配管の情報を表示するもの等があります。
 2022年1月に、建築建設土木チームと、空間情報技術チームと2チーム編成でプロジェクトを遂行しています。
 建築建設土木チームでは、ホロラボの会社概要やサービス紹介をバーチャルスペース内でインタラクティブに紹介したり、物理空間をデジタルにし、デジタル空間をデザインし、美しく表現する技術等から、お台場のヴィーナスフォートで、NTTさんと共同で実証検証を行いました。建物の構造をHoloLensに表現するため、3Dスキャンでデータを取得し、そのデータから再現を行いました。
 コンシューマー向けではドコモさんのお手伝いをすることが多いのですが、
XR Cityという街などで行うイベントがあり、その場所に行けばXRが体験できるというものを開発こともあります。
 不動産関係では、メタバースで物件を見るアプリケーションを開発しました。
 HoloLensはビジネス向けのデバイスなので、今まで色々な業種で実証検証が行われてきて、最近では、ビジネスになり、導入が始まっているという段階です。街中で見るということは中々ないですが、建築現場や製造工場などで活用されており、データについては、クラウドにつながっているという感じです。

※ここで、HoloLensの実演を行っていただきました。
 内容は、基本的な機能の紹介と、屋内の壁などの構造を画像から認識し
 そこに物を投げると、ぶつかったり、積み重なったりするものでした。

ホロラボではいくつかパッケージも出しているので、そちらもご参考にしていただければと思います。例えば、CADをクラウド側で変換し、HoloLensで表示するもの、遠隔地とバーチャルにコミュニケーションをとるような物などがあります。
 HoloLensを導入するにあたっては闇雲にHoloLensを使うのがよいわけではありません。まずは、課題を確認しHoloLensではなくても、スマホ、iPadでよいのでは?というものもあるので、適切なものを選択して、設計開発を行っていくという流れになります。
 ホロラボはHoloLensの開発を行っているだけの会社ではないので、何かあれば是非課題からご相談いただければと思います。
 また、HoloLensは書籍も出版されているので、是非そちらもご参考にしていただければと思います。内容は、技術的な内容ではなく、HoloLensの紹介と、どうすれば業務に使えるかといった内容になっています。

ここまでが、HoloLensのご紹介となります。

次に株式会社システムフレンドのご紹介になります。
簡単に言うと、3つの部門があり、昔からメインのEC部門があり、こちらのつながりからNCWGに参加させていただいた経緯があります。
 次に、XR部門です。こちらが、私が担当している部署で、XRアプリやSDKの開発などを行っています。
 次に、医療・福祉部門です。モーションセンサーで、人間の骨格を抽出したりして医療に役立てる、といったパッケージの開発などをおこなっています。

本日はSDKのことをご紹介させていただきたいと思います。

弊社の主なお取引先として、ソニーさんがあります。
委託で、AR向けのSDKである、「ToF AR」というSDKの開発を行っております。
「ToF AR」はiPhone、Android向けのSDKで、特にiPhoneのLiDARセンサー、空間を認識できるカメラ向けのSDKになっています。
プレスが出てまして、2022年6月15日にリリースされました。このSDKは、手の認識や顔の認識にすぐれています。
これは応用例として、VTuberの配信アプリに応用されていて、人を認識するものになります。
 靴のサイズを非接触で測ったり、部屋に仮想的に物を置いてみるとか、遠隔でコミュニケーションしたりといったことが応用事例としてすでにあります。
長年開発してきましたが、まだリリースされたばかりでこれから広がっていくとよいなと思っています。
是非、「ToF AR」をいう名前を覚えていただければと思います。

「ToF AR」は、
・Sonyが世界的に大きなシェアを持つスマホ用ToFセンサー、LiDARスキャナー 
 のデータや、Sonyが得意とするセンシング技術からもたらされる認識結果デー 
 タに簡単にアクセスできるUnity用SDK
・ARアプリ開発ができる、というのはもちろん、カメラや画像認識技術へのこ
 だわりが感じられるAPIセット
・スマホで手軽に人物・環境3Dスキャンが行えることにより様々な世界が広が
 ります
  ->車載でドライバーの動作検知(居眠り、危険動作)
  ->メタバース空間に配置するための実物スキャン
  ->土木・建設現場での現状クイックスキャン&共有
などが特徴です。

※ここで、「ToF AR」の実演デモを行ってもらいました。
 内容はてを認識して、関節点を認識するもの、
 顔認識をするものでした。

「ToF AR」については、個人ブログで記事を公開しています。
https://satoshi-maemoto.hatenablog.com/

また、来年早々に出版されるある雑誌に、技術記事を寄稿しています。
発売されたら、是非、読んでいただけるとうれしいです。

駆け足になりましたが、ご清聴ありがとうございました。

■発表資料
ホロラボのご紹介
システムフレンド会社案内
HoloLens活用事例とスマホAR

【質疑】
Q.VRゴーグルも、センサーカメラによって周囲の映像と合成することが可能だ
 と思いますが、シースルー型デバイスの優位性はどのようなものでしょうか?
A.HoloLensは値段が高いので、シースルー型だと、例えば、Meta Quest2など
 家庭向けの物は値段がそこまで高くないので、一般や家庭向けに普及するのは
 そういったデバイスだと思います。
 また、シースルー型のデバイスは、アプリでシースルーしないように作れば、
 それでメタバースなどの再現も可能です。

Q.VRゴーグルの外部カメラの性能が向上ずることによって、将来HoloLensとい
 ったシースルー型のMRゴーグルがVRゴーグルに代替されていくことはあるで
 しょうか?
A.例えば、現実の物が肉眼で見えた方がよい、建築現場など、では、シースルー
 の方がよいとか、座って使えるようなものであれば、VRゴーグルなど、あと
 はやはり価格の問題かと思います。

Q.HoloLens2は実質何分(何時間?)くらいかぶっていられますか?
 かぶっていても疲れないでしょうか?
A.そんなに重くなく、レンズ部分が跳ね上げできるので、1時間くらいはかぶっ
 ていても疲れないと思います。

Q.XRで幅広くお仕事をされていますが、企画から実現まで、一般的にはどのく
 らいの期間を要しますでしょか?
A.規模にもよりますが、単発のARのアプリだと、3~6カ月、SDKは5年くら
 いやっているが終わらなかったり、ですが、一般的には半年くらいかなという
 感じです。
 通常の業務アプリの開発などと比べると、現状のユーザー数が少ないこと、開
 発者が少ないことなどもあり、HoloLensでできること、できないことをお客
 さんに説明し要件をつめないと行けないため、そういった点では時間がかかる
 かもしれません。

Q.BtoBだと製造業と建設業が事例としての割合が大きかったのですが他に伸び
 そうな業界はございますか?
 遠隔医療ですかね?個人的にはスポーツ観戦でスタジアムにいけない試合をリ
 アルに体感できればと思います。
A.製造、建設ははまるところで、あとは、遠隔でコミュニケーションしたりとい
 うとこでしょうか。
 遠隔医療は技術的には可能だと思いますが、法律的にはNGだったりとそうい
 った面からの整備も必要になります。
 スポーツ観戦は、会場にカメラをたくさん付けて3Dにするとかはできると思
 います。広島の人で、メタカープといったものをやっている人もいます。

Q.ToF ARについて、いろいろ活用できそうなSDKで面白そうですが、海外含め
 て類似なSDKは存在しないのでしょうか?
A.たとえば、Googleや、Appleが出しているものがデファクトスタンダードであ
 ります。
 ToFはGoogleやAppleのSDKと連携して使えるように脇を支えるようなものに
 なっています。

4.会長からの総括
会長 小堀吉伸

 前本さんどうもありがとうございました。
 本来であれば、リアルな場でもう少し時間をとって、色々と体験させてもらいながら、お話しいただけたら良かったのですが、短い時間でたくさんのお話しをいただきありがとうございました。また、是非、引き続きお話しを伺えたらと思います。
 エッジには色々なものがあるという中で、前本さんは幅広く、ご自身のやりたいこと、立場を作ってお仕事されていてうらやましく思いました。なかなか、最近ではコロナ禍ということもあり、新しいことを入れられることも無いので、大変よかったです。
 みなさんにも、是非、前本さんとつながりを持ってもらって、お仕事につなげていただければと思います。
 今回まで、オンラインでの開催が多かったですが、今後は、リアルでの開催、リアルとオンラインのハイブリッドの開催などを増やしていきたいと思っています。
 次に前本さんにお話しいただく時には、是非、リアルの開催でお話しいただければと思います。
 みなさん、お疲れ様でした。

5.懇親会

懇親会についても、オンラインではありますが、大いに盛り上がり、メンバー・ご協賛の方々との積極的な交流を図ることができました。
皆さん、お疲れ様でした。

【2022年7月7日】クラウドアプリケーション部会 部会報告

ニッポンクラウドワーキンググループ関係者各位

2022年7月7日(木)にクラウドアプリケーション部会を開催いたしましたのでご報告いたします。

今期のクラウドアプリケーション部会では、全4回にて、
AIについて学んでいきます。
前期はIoTを中心に進めてきましたが、今期はAIを中心に進め、
AIとIoTを活用したDXを目指していきたいと考えております。
AI+IoTでAIoTとなれるよう進めてまいります。

【日時】 2022年7月7日(木) 17:00~19:00
【場所】 株式会社オープンウェーブ 横浜市神奈川区西神奈川1-8-11

【開催内容】
・Microsoft Azure ML Studioを使ってみる(60分程度)
・AIの利活用についてディスカッション(30分程度)

前回のおさらいをしながら実際に、Microsoft Azure ML Studioを使って、データ分析の練習でよく使われるタイタニック号の生存者予測を実施しました。また、実施結果からAIの利用方法についてのディスカッションを行いました。

【2022年4月28日】クラウドアプリケーション部会 部会報告

ニッポンクラウドワーキンググループ関係者各位

2022年4月28日(木)にクラウドアプリケーション部会を開催いたしましたのでご報告いたします。

今期のクラウドアプリケーション部会では、全4回にて、
AIについて学んでいきます。
前期はIoTを中心に進めてきましたが、今期はAIを中心に進め、
AIとIoTを活用したDXを目指していきたいと考えております。
AI+IoTでAIoTとなれるよう進めてまいります。

【日時】 2022年4月28日(木) 17:00~19:00
【場所】 株式会社オープンウェーブ 横浜市神奈川区西神奈川1-8-11

【開催内容】
・YouTubeでMicrosoft Azure ML Studioについて学ぶ(30分程度)
・Microsoft Azure ML Studioを使ってみる(30分程度)
・AIの利活用についてディスカッション(30分程度)

YouTubeでMicrosoft Azure ML Studioについて、YouTubeの動画を見ながら概要を学びました。また、動画の事例を元にAIの利用方法についてのディスカッションを行いました。

NTTコミュニケーションズ株式会社主催「NCWG協賛支援セミナー」

ニッポンクラウドワーキンググループの活動の一環で行っている協賛支援セミナーを、今回はNTTコミュニケーションズ株式会社主催にて開催いたしましたので、ご報告いたします。

【テーマ】「クラウドケイパビリティをスパイラルアップさせて、新たなアイデアを創出する!」
【日時】2022年2月28日(月)17:00~18:00
【場所】Zoomオンライン

【セミナーアジェンダ】
1. NTTコミュニケーションズ社からのご挨拶
データプラットフォームサービス部
GTM部門 カタリスト 木村 幸夫 氏

2.セミナー
「データ利活用を容易に実現する!NTT ComのIoTソリューションとは」

3.質疑
4.会からのお知らせ
5.オンライン親睦会

【セミナー概要】

① DXを成功に導く「Smart Data Platform」
データプラットフォームサービス部
GTM部門 カタリスト 木村 幸夫 氏

DXのカギを握るデータ利活用。NTT Comは、データ利活用を推進するプラットフォーム「Smart Data Platform」の提供により、お客さまの新しいビジネス価値創出や業務改革の実現を強力にサポートします。
新ドコモグループの法人事業ブランド「ドコモビジネス」についてもご紹介いただきました。
また、新しく公開された共創の場である、『未来をひらく「コンセプトと社会実装」の実験場』 OPEN HUB for Smart World のご紹介をいただきました。

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② IoTとICGWと、開発者と。
データプラットフォームサービス部
開発オペレーション部門 真山 健大 氏、岩田 大知 氏

(真山 健大 氏)


(岩田 大知 氏)

NTT ComはIoTデバイスのデータ流通に必要な、収集・蓄積・可視化・分析の機能をワンストップで提供しています。
本講演では、特にIoTデバイスからのデータ収集の悩みにこたえるサービス「IoT Connect Gateway (ICGW)」をご説明いただきました。
また、実際のユースケースも交えて今後のサービス展開や思いなど、開発者目線でご紹介いただきました。

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今回のセミナーが、ご参加された皆さんのクラウドビジネスのビジネス機会を
アップしていただく切っ掛けになれれば幸いです。

NTTコミュニケーションズ株式会社さん、ご協力ありがとうございました。

なお、セミナー終了後には恒例のオンライン親睦会を開催し、大いに盛り上がり、メンバー・ご協賛の方々との積極的な交流を図ることができました。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

NCWG 事務局


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